いよいよ開幕!ゴルフ5レディス2022。昨年は吉田優利選手がプレーオフを制して優勝!
今年も「ゴルフ5レディス」の季節がやってきました。
JLPGA2022シーズンの第26戦目となる本大会は、アルペングループの創業50周年アニバーサリー大会として、昨年よりもさらに規模を拡大して開催されます。
今年は大会正式名称を「アルペングループ創業50周年記念大会 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」とし、賞金総額を6000万円から1億円(優勝賞金1800万円)へと増額。コロナ禍での開催ではありますが、感染症対策を万全に行い、有観客での開催に踏み切りました。
試合会場は、昨年の「ゴルフ5カントリー四日市コース」(三重県)から千葉県市原市の「ゴルフ5カントリーオークビレッヂ」に変更され、9月2日(金)に初日を迎えます。
昨年の大会を振り返ってみると、プラチナ世代の吉田優利選手がルーキーシーズンながらツアー2勝目となる優勝を遂げました。
最終日は吉田優利選手と岡山絵里選手の2人がプレーオフを争う大接戦。非常にエキサイティングな試合展開の好ゲームでした。
初日・2日目は黄金世代の大里桃子選手が試合を引っ張る形でしたが、最終日はトーナメントリーダーが目まぐるしく入れ替わる混戦模様。
スコアを伸ばせない大里桃子選手を尻目に、鶴岡果恋選手や穴井詩選手、植竹希望選手らがバーディを重ね、さらに最終日7アンダーの7位タイからスタートした吉田優利選手が追い上げます。
初日は大里桃子選手が6アンダーの単独首位。アイアンショットが冴えてベタピンを量産したが、最終日はパットに苦しんだ
最終日に躍進した鶴岡加恋選手。1イーグル、6バーディと8つスコアを伸ばした
吉田優利選手は前半を4アンダーで上がってくると、後半12番、14番でもバーディを奪いこの段階でトップタイ。さらに15番ではバンカーからチップインバーディ、16番もバーディとして15アンダーで抜け出しました。
終始パットが冴えた吉田優利選手。14、15、16番の3連続バーディで一気に抜け出す形に
一方で、3日間をノーボギーでプレーしていた岡山絵里選手も着々と順位を上げてきます。岡山絵里選手が16、17番の連続バーディを含む5アンダーで最終日をプレーし14アンダーの単独2位に上がってくると、吉田優利選手が最終ホールでボギーを叩いたため、吉田優利選手と岡山絵里選手の2人が並んでプレーオフに突入することになりました。
トータル14アンダーの吉田優利選手・岡山絵里選手によるプレーオフとなった
プレーオフは18番ホールを繰り返し使用するレギュレーション。1ホール目は2人ともフェアウェイからパーオンしてのパーとなり、決着はプレーオフ2ホール目に持ち越されます。
このホール、吉田優利選手が2打目をしっかりグリーンオンさせてきたのに対して、岡山絵里選手は2打目をグリーン右のラフに外し、ピンに近いサイドからの難しいアプローチを残してしまいました。岡山絵里選手はこのアプローチを寄せきれずボギーとし、2パットのパーで上がった吉田優利選手の勝利。
岡山絵里選手は3日間を通じて唯一のボギーがこのプレーオフ2ホール目でした。
ここまで3日間ノーボギーと安定したプレーを見せた岡山絵里選手だったが、惜しくも1.5mのパーパットを外し、決着となった
一方の吉田優利選手は、最終日に本戦ラウンド、プレーオフ1、2ホール目と3度プレーした18番ホールのティショットを、まったく同じフェアウェイ左サイドに運んでおり、そういったショットの精度の高さに好調なパッティングが噛み合ったことが勝利につながった形です。バーディ数は3日間で17個。優勝にふさわしいアグレッシブなプレーでした。
最終日4打差を逆転する素晴らしいプレーを見せてくれた
ディフェンディングチャンピオンとして今大会を迎える吉田優利選手は、今シーズンはまだ優勝はないものの、2位タイ3回を含むベスト10フィニッシュが10回と好調で、先週のニトリレディスでも7位タイと好成績。
一方で吉田優利選手よりもさらに若い岩井千怜選手や、昨年の賞金女王稲見萌寧選手らも勢いがあります。「ゴルフ5レディス」は、昨年同様、白熱した好試合が期待できそうです。
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