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other2022.09.01

【卓球】安定した下回転サーブの打ち方とは? 返し方のコツも併せてご紹介

軽く小さなボールにさまざまな回転をかけて打ち合う卓球では、数手先を読む緻密な戦略性が求められます。中でも、自分の思い通りにボールを出せるサーブは、展開を決定付ける重要なプレーです。サーブはボールにかかる回転からいくつかの種類に分けられますが、そのひとつに「下回転サーブ」があります。
卓球の基本的なサーブなので、コツを押さえて安定して打てるようになることが大切です。ここでは、下回転サーブの特徴や打ち方のコツ、相手に使われた場合の返し方などをご紹介します。

 

【目次】

■卓球の下回転サーブとは?

■下回転サーブの打ち方

■強い下回転サーブを打つコツ

・ボールをこする感覚で打つ

・ボールを打つ瞬間に力を入れる

・バックスイングを大きく取る

・体重移動を使う

■下回転サーブの返し方

■下回転サーブを習得してからサーブの種類を増やしていこう

 

■卓球の下回転サーブとは?

卓球の下回転サーブとは?

 

卓球における下回転サーブとは、名前の通りボールに下回転(バックスピン)をかけるサーブのことです。バックスピンのかかったボールはバウンドすると自分の方に戻って来るため、ドライブなどの強く攻撃的なレシーブをされる可能性を減らすことができます。
回転量が多くキレのある下回転サーブなら、相手のレシーブを限定してラリーにつなげやすくなる点もメリットです。

ただし、下回転サーブは相手からのレシーブも低い下回転のボールになる可能性が上がります。下回転のボールを打つのが苦手な方は注意が必要です。

 

■下回転サーブの打ち方

基本的なサーブとされる下回転サーブですが、具体的にどのような打ち方をするのでしょうか。フォアハンドで下回転サーブを打つ方法は、以下の通りです。

【下回転サーブの基本的な打ち方】
1.腰を落として低い姿勢で構え、ラケットを握る
シェークハンドの場合は、親指と人差し指、中指でラケットを挟むように持つと、より回転量の多いサーブを出しやすくなります。

2.ラケットの面を上にする
ボールに下回転をかけるには、ボールの下側を打球する必要があります。初心者の方は、最初からラケット面を上にしておくと良いでしょう。

3.トスをしたらラケットを後ろに引き、スイングして打球する
ボールをトスしてからバックスイングを取って打球します。この時、ボールをラケットの先端の下側に当てるイメージで打つと、下回転サーブをかけやすいです。

 

■強い下回転サーブを打つコツ

強い下回転サーブを打つコツ

 

より強く効果的な下回転サーブを打つためには、打ち方の流れに加えて、コツや注意点を知っておくことも重要です。
強い下回転サーブを打つために意識したいコツとしては、次の点が挙げられます。

 

・ボールをこする感覚で打つ

下回転サーブを打つ際は、ボールをラケットに当てて弾くのではなく、ボールの下側をラケットでこする感覚を持つことが大切です。ラケットの面を立てて打球すると、初心者の方は下回転をかけるのが難しくなってしまいます。できるだけラケット面を横にした状態で打つことを意識しましょう。

また、回転をかける際は、ラケットのどこでボールを打つかもポイントです。手首に近い位置だと強い回転をかけるのが難しいため、ラケットの先側にボールを当てることも心がけると良いでしょう。
慣れてきた方は、短いサーブを出したい場面ではあえて手首に近いラケットの根元側で打つなど、状況に応じて打点を動かすのもおすすめです。

 

・ボールを打つ瞬間に力を入れる

ボールを打つインパクトの瞬間だけ力を入れることもポイントです。
インパクトの瞬間だけ力を入れるようにすれば、スイングスピードやボールの回転量を上げることができます。ボールを打つときは、親指に力を入れるように心がけると、ラケット面を安定させやすいです。
また、腕の力だけで回転をかけるのではなく、手首を使うことも意識すると良いでしょう。

 

・バックスイングを大きく取る

バックスイングを大きく取ることも重要です。バックスイングが大きいほど、ラケットを引いた反動を利用してスイングスピードを上げられ、回転量も増やすことができます。サーブの安定感は落ちてしまいますが、回転量を上げたい方はバックスイングを大きく取る意識を持ちましょう。
バックスイングを取る際は、手首を外側に向けておき、打球の際に手首を内側に返すように動かすと、さらにボールに力を伝えられます。

ただし、ボールを打った後のフォロースルーを大きく取ってしまうと、相手のレシーブに対応できない可能性があります。
バックスイングは大きく取る必要がありますが、打球後はすぐにレシーブできる体勢を整えることも重要です。フォロースルーをなくすことで、ボールに力を伝えやすくなるというメリットもあります。
フェイクモーションを入れたい場合はフォロースルーを行う、回転量を強くしたい場合はスイングを止めるなど、要所で使い分けるのがおすすめです。

 

・体重移動を使う

サーブの威力を上げるためには、体重移動をしっかり行うことも重要です。腕の力だけでスイングしても球威が出にくく、コントロールも安定しません。
バックスイングと同時に後ろ足に体重を乗せ、ボールを打つときに体重を前足に移動させることを心がけましょう。

このとき、打ちたいコースの方向に体重を乗せるのもポイントです。ラケットを当てる角度やスイングでもボールはコントロールできますが、慣れてないと安定しません。
安定したコントロールと強い打球を両立するために、サーブを出す方向に体重を乗せることを意識してみてください。

 

■下回転サーブの返し方

下回転サーブは、ラケットに当てること自体は簡単ですが、攻撃的なレシーブで返すのが難しいサーブです。相手に打たれた場合は、どう返せば良いのでしょうか。
下回転サーブをレシーブする方法としては、ツッツキやストップ、フリック、ドライブが挙げられます。それぞれの簡単な使い方を確認しておきましょう。

【ツッツキ】
下回転のサーブを下回転で返すレシーブです。ボールの下側をこするように打ちます。短い下回転サーブが来た場合の基本的な返し方です。

【ストップ】
バウンド後のボールの下側を捉えて、下回転でボールを返すレシーブです。ツッツキと似ていますが、台上でボールが2バウンドする短い返球がストップと呼ばれます。

【フリック】
手首を使ってボールを弾くように打球し、下回転のサーブに上回転をかけて返すレシーブです。ボールが浮いている甘いサーブに対して攻撃的に返球できます。
ただし、ボールの回転数を正確に見極めないとミスにつながるため、難易度は高いです。

【ドライブ】
下回転で長いサーブが来た場合は、ドライブで返球することも可能です。フリックと同じく、攻撃的な返球を行えます。ラケットを斜め上方向にスイングすることと、体を使って打球することがポイントです。

短い下回転サーブが来た場合はツッツキやストップ、甘いボールにはフリック、長いサーブに対してはドライブといったように、場面ごとに使い分ける意識を持つことが大切です。

 

■下回転サーブを習得してからサーブの種類を増やしていこう

下回転サーブは、卓球の回転系サーブの基本となるものです。初心者の方は最初に下回転サーブを習得してから、徐々にサーブの種類を増やしていくと良いでしょう。
ただし、下回転サーブを試合で使えるレベルにするには、コツを踏まえて練習を繰り返す必要があります。回転を上手にかけられないという方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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