フィーリングもクラブの機能の一部!「G430」は気持ちよく振れる組み合わせがベスト【フィッティング・ルポ】Vol.26
今年の春はテーラーメイド「ステルス」とキャロウェイ「ローグST」に沸いたドライバー市場だが、秋の新商品戦線をリードしそうなのがピンの『G430』シリーズだ。「G400」以来ヒット作を連発しているピンが2年ぶりに世に送り出したニューモデルは、11月11日に発売されたばかり。
フェースに「フォージド T9S+」という新素材を採用し初速性能を高めたほか、ヘッド内部にサウンド・リブを設置し打感も向上していると評判だ。
「G430」シリーズのドライバーは、スタンダードモデルの「MAX」(写真中)、ドローバイアスの「SFT」(同右)、ロースピンモデルの「LST」(同左)の3種をラインアップ
ゴルフ5プレステージではすでに多数の試打を経て、腕利きフィッターたちが『G430』と最新シャフトとのマッチングを模索しているが、そんななかで三菱ケミカル『ヴァンキッシュ』との組み合わせに大きな可能性を感じていると、プレステージ広尾店の小池儀フィッターはいう。
ゴルフ5プレステージ広尾店勤務の小池儀フィッター。技術指導ができるインストラクターの社内資格を持ち、クラブだけでなくスイングへの造詣も深い
「『G430』は、飛距離性能もさることながら、『G425』の唯一の弱点と言われていた打感が劇的に向上しました。近年のピンにはなかった心地いい打感なので、この“心地よさ”を生かしたいと思ったんです。そこで『ヴァンキッシュ』の独特の振り心地と組み合わせたら面白そうだなと。私は打感や振り心地などのフィーリングも性能の一部だと考えているので、こういう気持ちよさのある組み合わせなら、性能以上の結果が出せると思います」(小池さん)
サウンド・リブの効果で打感が劇的に向上したという「G430」シリーズ
前モデルの「G425」シリーズは、少し硬めの打感・打球音が特徴的で、曲げずに飛ばせる安定性は高く評価されていても、この打感が好きではないと敬遠する人が一定数いたという。
しかし 『G430』は、ヘッド内部のサウンド・リブによる効果で打感・打球音がやわらかくしっとりとした感じになったことで、性能面の向上以上に期待値が高まっているのだ。
せっかく打感がいいのであれば、振り心地もよくして、打っていて気持ちいいドライバーにしたいというのが小池さんの考え。事実、同じようなスペックでも振り心地や打感が気持ちいいと感じるドライバーは、スムーズに振り抜けてヘッドスピードが上がる効果がある。フィッティングでは、メカニカルな機能だけを見るのではなく、そういった感性を大事にすることも意外に重要なのだ。
その点、『ヴァンキッシュ』は軽量シャフトであることに加え、独特のしなり戻りのフィーリングが心地よいと評判。また『G430』はヘッド重量も「G425」よりも少し軽くなっているので、それを生かして全体的に軽めに仕上げるほうが、スピード感が出しやすい。シャフトは40g台のSRくらいと組み合わせるとハマりそうだと小池さん。
『G430』はヘッド重量も少し軽くなり振りやすさもアップした
軽さを生かしてスピーディに、しかもスムーズに振り抜けて打感もソフト。そして飛んで曲がらないこの組み合わせは、ゴルファーの感性を引き出して最高の結果をもたらしてくれるに違いない。ぜひ、お近くのゴルフ5で実際に試打して体験していただきたい。
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