ダウンブローに打てる飛び系中空アイアン【グッと深掘りゴルフギアVol.31】ダンロップ「スリクソンZX4Mk IIアイアン」編
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深掘りゴルフギア】。第31回目で取り上げるのは、ダンロップの『スリクソンZX4 Mk IIアイアン』だ。
スリクソンの最新シリーズ「ZX Mk II」シリーズは、ドライバーからアイアンまでフルラインアップで展開されているが、アイアンは高い操作性と抜群の打感を備えたシャープな「ZX7 Mk II」と、高い寛容性と飛距離を備えた「ZX5 Mk II」、そしてシリーズ最大の飛距離性能を誇る「ZX4 Mk II」の3モデル展開。
アスリート向けモデルである「スリクソン」のなかでもこの「ZX4 Mk II」は飛距離を重視した飛び系アイアンとして異色の存在だ。一方で飛び系アイアンというジャンルとして見た場合でも独特の個性を持ったモデルとして異彩を放っており、プレステージの腕利きフィッターたちはひそかに注目しているという。
中空構造で飛距離性能は高く、顔つきもシャープで構えやすい
『スリクソンZX4 Mk IIアイアン』は、ステンレスボディに「HT1770M」というマレージング鋼のフェースを備えた中空構造。「MAINFRAME Mk II」というフェースの肉厚を最適に分布させる設計と、フェース周辺部の溝「スピードグルーブ」によって高い初速性能を備え、構えた顔はシャープで精悍ながら、高い飛距離性能を持ったアイアンだ。
ロフトは7番で28.5度、PWで43度とかなりストロングだが、このくらいのロフトで飛距離を売りにした「飛び系」アイアンは他にもある。
しかしこの「ZX4 Mk II」が独特なのは、バウンス角の大きさだ。4番アイアンからPWまで、各番手10度のバウンス角がある。一般的な飛び系アイアンはローバウンス設計のものが多いなかで、このバウンス角はかなり大きい部類に入る。
バウンス角が大きいということは、鋭角な入射角でインパクトしても刺さらずにバウンスが効くということで、ローバウンス=払い打ちを前提としているものが多い飛び系アイアンのなかでは、例外的にダウンブローなインパクトを想定したアイアンということになる。
バウンス角は4番アイアン~PWが10度と、飛び系アイアンにしては大バウンス
これは、しっかりハンドファーストにとらえられる上級者が扱えるということに加え、スイングがカット軌道で図らずも入射角が鋭角になっている人にとっても有効。バウンスの効果で多少ダフリ気味に入ってもインパクトが揃いやすく、ダフリがカバーされたり、距離のバラつきが抑えられたりする。
ソールの形状も工夫されており、刺さりにくく抜けやすい
飛び系アイアンはほしいが軌道が鋭角という人や、ハンドファーストなインパクトで打てる技術があるがアイアンに飛距離はほしいという人は、他の飛び系アイアンと打ち比べてみれば、弾道に明らかに差が出るはずだ。
ぜひゴルフ5プレステージで実際に試打し、その効果を確かめてみていただきたい。
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