【ゴルフ5レディス2023レポート】注目ホールレポートVol.4。9番ホールはツアー屈指の難関パー4
明後日9月1日に開幕する「ゴルフ5レディス」。会場となる「ゴルフ5カントリー美唄コース」について、トーナメントディレクターで今大会のコースセッティングを担当した中野晶プロに前半ホールの注目ポイントを伺いました。
アウトコースの注目は上がりの8番、9番だと中野プロ。この2つは難易度の高いホールですが、ここを無事にパーパーで上がれるかどうかが、後半の流れを左右するでしょう。
「8番は175ヤードの長いパー3。左サイドに池もあるなかで、長い番手でティーショットを打たなければなりません。左サイドに大きなバンカー、右サイドにも2つのバンカーと大きなマウンドがありますので、基本的には乗せることを優先し、パーを確保したいホールです」
アゲンストの風が吹くとさらに持つ番手が大きくなるうえ、力んでしまうと左の池のリスクも高まります。欲張らずに「しのぐ」ホールと言えるでしょう。
8番は175ヤードの長いパー3
両サイドにバンカー。左サイドのバンカーは大きくプレッシャーがかかる。確実にグリーンにのせたいホールだ
9番は390ヤードの長いパー4。「女子ツアー屈指の難関パー4」だと中野プロは言います。
「左には212ヤードで入ってしまう長いバンカーがあり、右にもマウンドがあって狙いどころも狭いホールです。距離も長いのでアゲンストになれば2打目に3Wや5Wが必要になる場合もあると思います。その距離からグリーンに球をどう止めるか、選手の腕の見せ所です」
9番も長めの設定。390ヤードのパー4となっている
グリーン右手前には大きなバンカーが目立ちますが、実はこのバンカーよりも、その先にある窪地が曲者で、ピン位置によっては、ここから寄せるのは至難の業。引っかけて左に外すと池やバンカーがあり、嫌がってコスるとこの窪地につかまるので、正確なショットが求められます。
この9番ホールは、難易度が上位になるのは間違いなく、平均スコアは4を越えることになるでしょう。
こういったホールでは、ミスが出るのは仕方がないとしても、その後からパーでしのぐために選手は何を考えるのかに注目して見ると面白いかもしれません。
左サイドはバンカーと池。右サイドは窪地となっており正確なショットが求められる
この2つの難関ホールをどうしのぐのか、9番でバーディを奪える選手はいるのか、注目です。