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golf2023.08.31

【ゴルフ5レディス2023レポート】ダンロップのツアーバスに潜入!女子プロの今年の流行りはナニ?

トーナメント会場には、クラブメーカーのサービスカー、いわゆる「ツアーバス」が来て選手たちをサポートしています。

その業務は、契約選手へのクラブの提供、調整、リシャフトやグリップ交換、さらにはボールやキャップ・バイザー、グローブなどの用品の提供まで多岐にわたります。

今回「ゴルフ5レディス」の練習日に、ダンロップのツアーバスにお邪魔して、最近の女子ツアーの流行りについて聞いてみました。

対応してくれたのはダンロップのツアーレップ、中原昭人さん。

まずダンロップの契約選手のドライバー使用率についてたずねたところ、スリクソンが全体の8割を占めているといいます。

「スリクソンは『ZX-7Mk2』と『ZX-5Mk2』が半々くらいです。曲がらない安定性を求める人は『ZX-5Mk2』、コントロール性や弾道の強さを求める人は『ZX-7Mk2』という感じ。残り2割のほとんどはスリクソンよりも高い球が打ちやすい『ゼクシオエックス』です。実はレギュラーツアーで戦う選手には『ゼクシオ12』を使っている人は少ないんです」


割合的にはスリクソン使用率が8割。性能に応じて選ぶ機種も選手ごとに変わる


シャフトに関しては、最新モデルにすぐに切り替える選手よりも、1つ前くらいのモデルを使い続けている選手のほうが多いそうです。

「人気なのは、三菱ケミカルの『テンセイホワイト1K』や、フジクラの『スピーダーNXブルー』『スピーダーNXグリーン』あたり。みなさん最新モデルもテストはしていますが、シーズン中にいきなり切り替える選手はそれほど多くありません。試合に投入するのは、ある程度馴染んで安心感が得られてからという選手のほうが多いと思います」


シャフトはよく見かける3機種が上位を占めていた


ダンロップのボール使用率を聞いたところ、「ZスターXV」が5割、「Zスター◆」が4割、「Zスター」が1割程度だとのこと。選ぶ基準はショットの打感、パターの打感、飛距離、アプロ―チのスピンなどさまざまで、選手それぞれが自分の基準を持っているのだそうです。


一番人気は「ZスターXV」。山下美夢有選手や岩井姉妹などが使用している


女子プロたちがかなりのこだわりを見せるのが実はグリップ。イオミックの「スティッキー1.7」が一番人気だそうですが、色の豊富さも人気の大きな理由だそうです。

「青木瀬令奈選手は水色、櫻井心那選手、竹田麗央選手、小倉彩愛選手はピンク、尾関彩美悠選手は紫というように、自分のイメージカラーに決めて揃えている選手も多いですね。菅沼菜々選手は、4色を組み合わせてカラフルにしています。イオミックは、グリップ本体とエンドキャップの色を別々に選べるところも、選手からは評判がいいんですよ」


イオミックの「スティッキー1.7」はカラバリが豊富で選手個性が出やすい。試合中も注目してみてみると面白いかもしれない


クラブだけでなく、グリップにもこだわるツアー選手たち。彼女らを支える陰には、いつもツアーレップたちの姿があるのです。

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