【ゴルフ5レディス2023開幕直前】田子コーチに聞く穴井詩選手の見どころ。さらなる飛距離アップとアプローチの進歩で活躍必至!
いよいよ始まる「ゴルフ5レディス」。
ゴルフ5所属の穴井詩選手は、今季すでに2勝を挙げているうえ、「ゴルフ5カントリー美唄コース」での優勝実績もあることから、例年以上に期待が高まります。
そこで穴井選手を含むチームゴルフ5のコーチで、「ヤマハレディス」では優勝した穴井選手のキャディも務めた田子元治プロに、現在の穴井選手について話を聞きました。
「ヤマハレディス」では穴井選手のキャディを務め見事優勝に導いた田子元治プロに話を伺った
「コンディション自体は、よくもなく、悪くもなくというところですが、ホステスプロということで、気持ちは非常に充実しています。しかも、クラブや技術の面でこのところ上積みがあるので、そういった部分では明らかに上向き。優勝は十分期待できると思います」
田子プロの言う「クラブの上積み」とは、ドライバーのシャフト変更による飛距離アップ。
穴井選手は、このところヘッドスピードが思うように出ていないと感じていたのをカバーすべく、ドライバーのシャフトを軽くしたのだそうです。これまで長年愛用してきたフジクラの「テンセイCKプロオレンジ」60Sから、フジクラの「スピーダーNXグリーン」の50Sにチェンジ。
「シャフトを換えたら、穴井選手本人がイメージしている通りのヘッドスピードが出るようになり、飛距離データもそれに応じてアップしています。今週から実戦投入に踏み切るそうなので、期待していいと思います」
もうひとつの「上積み」はアプローチ。
「全英女子オープンに出場した際に、練習場で『これだ!』と感じるフィーリングをつかんだそうなんです。いままで少し自分でアジャストしていたインパクトゾーンで、ナチュラルにヘッドが入ってくるようになったと言っています。ここ2試合で実戦で試してきて手ごたえもつかんだようなので、そろそろ余計なボギーが減ったり、チップインが増えるなどの効果が見えてくると思います」
今シーズンのオフから取り組んでいる100ヤード前後のショットの精度アップに関しても確実にクオリティが上がっており、バーディが求められる今大会でも、威力を発揮しそうとのこと。
2016年に開催された「ゴルフ5レディス」では優勝を果たしている。そのときと同じ舞台「ゴルフ5カントリー美唄コース」で優勝なるか
さらに飛んで、ショートゲームの質も上がっているという穴井選手。チップインイーグルで優勝を引き寄せるような場面もあるかもしれません。ホステスプロとして、今季3勝目を期待しましょう!