【ゴルフ5レディス2023レポート】 攻める? 守る? 勝敗を分ける上がり3ホールのピン位置をチェック!
いよいよ「ゴルフ5レディス」最終日が始まります。
好天でスコアの伸ばし合いも予想されるなか、やはり勝負のカギを握るのは上がり3ホールになるでしょう。
そこで、選手のスタート前に、クライマックスの16、17、18番ホールのピン位置をチェックしてきましたので、観戦の参考にしてください。
16番は355ヤードのパー4。ピン位置は手前から17ヤード、左から5ヤードです。
手前から17ヤードとなっていますが、雰囲気的には左手前、池のすぐ近くという感じ。ピンを狙って左に引っかけると、池に落としてしまうリスクが大きいロケーションです。グリーンは縦長で、全体的には奥が高く手前が低い形状ですが、グリーン左手前の窪地を越えたところにマウンドがあるので、グリーンエッジからピンに向かっても少し下っており、ピンはいちばん低いところに切ってあるといえます。
ピンの奥は急激に上っており、奥につけると急な下りのパッティングが残るのでオーバーは避けたいところ。ピンの右サイドくらいがベストポジションでしょう。
16番のピン位置は左サイド。左の池がプレッシャーになりそうなポジション
17番パー3は今日のプレーイングディスタンスは153ヤード。ピン位置は手前から28ヤード、左から14ヤードです。
ティーイングエリアから見ると、バンカーの右縁の先にピンがあり、根本は見えません。落としどころの見えないバンカー越えのショットが求められます。
ピン位置は奥めですが、バンカー先のグリーンエッジに大きなマウンドがあり、ピンに向かって下り傾斜になります。横から見ると傾斜を下り切った谷底付近に切ってあり、ピンの先はまた上っていきます。
ピンを正面から見ると、馬の背状のマウンド上に切ってあり、少しでも左右にズレると、傾斜が効いてボールはピンから遠ざかるように流れていくでしょう。
ピンを狙うならバンカー奥のマウンドを使って寄せるのがセオリーですが、方向がズレると寄りませんし、落ちどころとキック次第ではグリーンに止まらずに奥にこぼれてしまうリスクもあります。今日はグリーンがやわらかいので、ショートアイアンで打てるパワーのある選手なら、ピン奥にキャリーさせてスピンバックで寄せる方法もアリかもしれません。安全策ならピン右手前ですが、勝負のかかった17番で、選手たちがどんな判断をするかが見物です。
17番のアイランドグリーン。手前のマウンドから下りきったところでピン位置が切られている
最終18番パー4は、382ヤード。初日、2日目ともに難易度第2位の難関ホールです。
今日のピン位置は手前から19ヤード、右から9ヤード。
このグリーンのなかでは比較的攻めやすい位置にピンが切ってありますが、最終日の最終ホールでボギーばかりになる展開を避けてのことかもしれません。とはいえ、2打目地点のフェアウェイからはピンは右のバンカー越えになり、長い番手のショットが求められることもあり、決してやさしくありません。
グリーンは全体的に左が高く右が低い傾斜がついていて、前後方向で見るとピンは谷底的な低い位置にあります。バーディの狙えるベストポジションはピンの右ですが、グリーンを右に外すとアプローチが難しいラフの窪地に行ってしまうのでリスク大。左手前のマウンド付近にキャリーさせ、傾斜を使って寄せるのがセオリーといえそうです。
18番のグリーンは比較的に右寄りのピン位置。グリーン右側につけたいが外すとバンカーや窪地にハマるので、より正確なショットが求められる
みなさんも、自分ならどう攻めるかを想像しながら観戦すると、より面白いのではないでしょうか。
【第28回ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 関連動画はこちら】