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golf2024.08.28

【ゴルフ5レディス2024レポート】注目ホールレポートVol.3 前半の勝負どころは6、8番。確実にパーで上がって後半を見据えたい

8月30日に開幕する「ゴルフ5レディス」。今年は4年ぶりに岐阜県瑞浪市の「ゴルフ5カントリーみずなみコース」(6559ヤード、パー72)で開催されます。今大会のコースセッティング担当の中野晶プロに、前半ホールの見どころを教えてもらいました。


『コースセッティング担当の中野プロに見どころホールを解説してもらった』


「今大会は、ラフは伸びていますが、距離は長くなく、極端に狭いわけでもありません。セッティング的には比較的スコアを伸ばしやすいコースになっています。ただし前半では6番ホールのパー4と、8番ホールのパー3が難関。この2ホールをしっかりパーで乗り切ることが、いい流れでバック9に入っていくうえで重要になるでしょう」(中野プロ)


『コース全体で長めに伸びているラフ』


6番ホールのパー4は、2つのティーイングエリアを使用するダブルスタンバイ。388ヤードの前のティーと、400ヤードの後ろのティーで大きく趣の変わるホールになります。

「トータルの距離もティーショットのアングルも変わるので、日によって攻め方がガラッと変わり、見ていて面白いホールだと思います。しかし難しさの本質は2打目にあります。グリーンの右サイドがガクッと落ちていて実際に使える面が狭いため、見た目以上に正確なショットが求められます。グリーン右手前には松の木もあり、圧迫感もあるのでとても攻めにくいはずです」(中野プロ)

 

『6番ホールのバックティーは景色が狭く見える。距離は400ヤード』

 

『フロントティーは388ヤードで開けた印象に』


とくにグリーン右サイドにピンが切られた場合は難易度がグッと上がり、ピンをデッドに狙わずに安全策を取る選手も増えるでしょう。

むやみに攻めるだけでは攻略できない難ホール。ティーイングエリアとピン位置を把握したうえで、選手がどんな判断をするのかに注目しながら観戦すると面白いでしょう。

 

『2打目地点の右サイドは崖。ピンが右サイドに切られたらプレッシャーがかかる』


8番のパー3は183ヤードのパー3。距離が長く、ユーティリティやフェアウェイウッドでティーショットする選手も多いでしょう。

「このホールは右側が大きく開けていて、風が通り抜けるロケーション。そのため風が吹くとさらに難易度が上がり、スコアを落とす選手も続出すると思います。長い番手グリーンにしっかり球を止める技術に加え、風を読み切って距離感を合わせる力が試されます。選手のショット力が試されるホールになると思います」(中野プロ)

 

『風がよく吹く8番ホールのパー3。グリーン周りには4つのバンカーが配される』


右手前に1つ、右奥に2つ、左奥に1つの計4つのバンカーがありますが、これらを避けるのは前提条件。台風の接近が予想されるなかで、風を読み切った選手だけがチャンスを手にできるホールといえるでしょう。

選手一人ひとりのマネジメントにも注目しながら観戦してみましょう。

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