ウェイトチェンジで「GT2.5」化する隠し技 【グッと深掘りゴルフギアVol.110】タイトリスト「GT4」ドライバー編
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第110回目に取り上げるのは、タイトリスト「GT4」ドライバー。
タイトリストは今年、ニュードライバー「GT」シリーズを発売した。これまでの「TS」シリーズからブランドを一新。さまざまな規制により方向性偏重になりがちなドライバー市場において、「より速く」「より遠くに」「より真っすぐ」と、3つのテーマを妥協なく追及する開発を目指したという。
タイトリスト「GT4」。ヘッドサイズ430ccの小ぶりヘッド
フェースは「TSR」シリーズで好評だったザラザラした仕上げを踏襲。タテのラインのコントラストを高めてさらに構えやすくなった
ラインアップは従来の「TS」シリーズに準じ、寛容性・直進性が高い大慣性モーメントの「GT2」、コントロール性が高く強弾道でアジャスタブル性能も高い「GT3」、そしてヘッドサイズが小ぶりでさらに低スピン・強弾道の「GT4」の3モデルとなっている。すでにPGAツアーでも好評で、ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちの間でも「飛ぶ」と噂されているが、なかでも「GT4」のポテンシャルにはひときわ注目されているという。
ゴルフ5プレステージ新宿店勤務のフィッター福井厚史さんは、「GT4」の2つのウェイトを入れ替えることで、いい意味で「GT4らしくない」特性が生まれる「GT2.5」と呼ばれるセッティングが面白いと話す。
プレステージ新宿店の福井厚史フィッター。フィッター歴12年目の腕利きだ
「『GT4』は小ぶりヘッドで低スピン。ハードヒッターがぶっ叩けるヘッドなのですが、一般的なヘッドスピードではちょっと手ごわい。そこでデフォルトでは前に11g、後ろに3gが装着されている可変ウェイトの位置を前後入れ替えることで、少し重心位置を深くして球が上がりやすくすると、小ぶりヘッドでコントロール性が高く、それでいて手ごわすぎないクラブになるんです。これを秘かに『GT2.5』と呼んでいるんです」(福井さん)
初期状態では前に11g、後ろに3gが装着されたウェイトの位置を入れ替えたものを「GT2.5」と呼んでいるという
小ぶりヘッドの構えやすさ、シャープさ、振り抜きのよさはそのままに、性能を少しマイルドにする。ここにはニッチではあるが確実に「刺さる」ユーザーがおり、「GT4」を使いたいけれど二の足を踏んでいた人も、これをベースにシャフトをうまく組み合わせることで「使える」クラブが出来上がる。
「『GT』シリーズは、空力性能を重視した設計でヘッドスピードが出やすく、軽量の新素材ポリマー製クラウンの効果で重心設計もハイクオリティ。しかもクラウンのデザインもシームレスで、打感もカーボン的な違和感がないんです。こういった点に妥協しないのは、さすがタイトリストというクラブ。プレステージならシャフトの相性を見ながら最適スペックをご提案できるので、いままで手強くて手が出ないと思っていた方も、実戦で使えるスペックを見つけられると思います」(福井さん)
ヘッド後方が切れ上がったシェイプで空気抵抗が小さく、ヘッドスピードが上がる
異素材クラウン特有の「継ぎ目」がなくキレイで構えやすい
ゴルフ5プレステージでは豊富な試打クラブ・シャフトをご用意。
気になった方はぜひ一度ゴルフ5プレステージに足を運んでいただきたい。
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