小祝さくらプロがAlpen TOKYOのトークイベントに登場 「コラントッテは肩こりやプレーにもいい感じで、いろんなウェアにも合わせやすいです」
2024年もツアー2勝、メルセデスランキング4位と安定した活躍を見せた小祝さくらプロが12月13日(金)、アドバイザリー契約を結ぶ医療機器メーカー「コラントッテ」のスペシャルイベントに登場。会場は、AlpenTOKYO内の「ゴルフ5フラッグシップストア新宿店」で開催した。今回はイベント内で予定時間をオーバーして盛り上がったトークセッションのやり取りを紹介する。
『「コラントッテ」のスペシャルイベントに小祝さくらプロが登場』
『会場は「ゴルフ5フラッグシップストア新宿店」。多くのファンが足を運んだ』
トークの始めは当日の会場内について。イベント参加者のうち、半数ほどが小祝プロとこれだけ近い距離で接するのは初めてという。すると、小祝プロが何かに気づく。
小祝プロ 今日は試合会場に来てくれている方もいらっしゃるんで。
ーー覚えているんですか?
小祝プロ はい。覚えてます。(小祝プロのイラストが描かれたグッズを持参しているファンの方を指して)
ーーどうですか。ご自身的にこのグッズのイラストは。
小祝プロ これ、結構時間をかけて、似せていただいたんですけど、似てますかね。
ーー似てますよ。とても似てますよ。
小祝プロ みんなにはすごい似てるって言われるんですけど、自分のなかでは8割ぐらい似ているかなと思います。
ーー試合会場でも、こういうタオルとかうちわなどを振ってくださってる方っていうのは目にしますか。
小祝プロ そうですね。いつもいる方だったり、試合中などでもよく見えます。
ーー自分の応援グッズが目に入ったりした時はどうですか。
小祝プロ 「あっ」てなって…(笑)でもすごく嬉しいですね。
ーーファンの皆さんの存在っていうのは力になったり、気持ちのリフレッシュになったりとかっていうのはありますか。
小祝プロ はい、そうですね。皆さん、会場だとゴルフウェアで来られるんですけど、私服でお会いすることもないので、仕事終わりの方もいたりしてすごく新鮮です。
『普段からツアー会場にも足を運んでくれるファンを見つけて、嬉しい気持ちですと話す』
次の話題はゴルフへ。まずは今シーズンを振り返ってもらった。
ーー今シーズン振り返ってみていかがですか。
小祝プロ 24年シーズンは、目標にしていた複数回優勝はできたんですけど、メジャー優勝は惜しいのもあったりして(リコーカップ2位)。
ーー優勝が2回。賞金ランキングは2位でした。このあたりのランキングについてはいかがですか。
小祝プロ いや、賞金ランキングはもうほぼほぼ見てないです。そういうランキングはほんとにあんまり見ないです。
ーーランキングはあまり気にしていないんですね。それよりも優勝の回数とかは気になりますか?
小祝プロ そうですね。でもとくに後半は自分のゴルフの調子があまり上がっていかなかったので、そこだけをしっかり上げるというか、調子を上げてゴルフすることだけを目標にやってました。
ーー後半に状態がなかなか上がらなかったっていうのは、どういう要因だったかを自分の中で自己分析できてるんですか。
小祝プロ いや、それがわからないんです。毎年、後半あまりよくなくて。でも理由があまりわからないので、毎年探りながらやってるんですけどね。
ーー考えたなかでなにかを試したりしましたか。
小祝プロ そうですね、いろいろ「これかな」と思ったものは試しました。例えばトレーニングの持久力系を試したり。他のことでも、ゴルフのことでも、結構試したりするんですけど、なかなかハマらなかったです。
ーーシーズンも後半になると、疲労大変ですよね。
小祝プロ 意外と、夏場が1番しんどいです。冬は気合いで乗り越えられるんですけど。夏は暑すぎて、結構テンション下がったりします(笑)
海外メジャーも全米女子オープン、AIG女子オープン(全英女子オープン)に挑戦。全米女子では9位と結果を残した。
ーーメジャーという部分で言うと、24年は初めて全英女子オープンに出場されました。セントアンドリュース・オールドコースはどうでしたか。
小祝プロ 雰囲気が最高だったんですけど、風が想像をはるかに超える強さで。あと意外とグリーンは重くて。たぶん風が強すぎてボールが動いちゃうっていうのが理由だと思うんですけど、それも大変難しかったです。傾斜も強くて、日本にはないコースでした。
ーーその中で、全米女子では9位。メジャー優勝がだいぶ近づいてきたんじゃないかなと思うんですけど。
小祝プロ いや、全然もう。海外は全然行きたくなくて。メジャーだけ行けたらな、というぐらいで。あとはもう日本でやりたいです。
ーーその理由はなんですか。
小祝プロ やっぱり日本が好きで。あと言葉とか食事とかで海外はちょっと安心できない部分だったりが多くて。私は結構心配性なのでそういうのが厳しいですね。
『今後も国内ツアーで活躍したいと話した』
小祝プロは趣味が「食べること」とあって、食生活についての話題に。
ーー普段はどんな食生活ですか。
小祝プロ 試合中は外食がほとんどなので、焼肉の比率がすごい多いです。
ーーツアーを回ってる時に、「あそこが美味しい焼肉屋さんですよ」って聞いていくってことですか。
小祝プロ いや行くところはもう大体決まってますね。
ーーカルビ、ロース、ハラミだったらどれが好きですか。
小祝プロ ハラミなんですけど。でも全然そういうのあんまり好きじゃないっていうか、そんなに食べないです。
ーーカルビ、ロース、ハラミ食べないんですか。
小祝プロ 食べるんですけど、あんまり。すごい好きとかではないです。
ーーその時は一緒にご飯も頼むんですか。
小祝プロ あまりお米好きじゃなくて。1杯は食べますけど、頑張って無理して食べるって感じです。
ーーちょっと待ってください! 去年あたり「おにぎり屋やりたい」って言ってましたよね。その前は「コーヒー嫌いだけどカフェやりたい」って言ってましたよね。なのに、お米が好きじゃないですか。
小祝プロ はい、お米好きじゃないです。
ーーじゃあ、お米とパンだったらどっちが好きなんですか。
小祝プロ どっちもどっちぐらいで。
ーー何を食べてるんですか。
小祝プロ 魚とかが好きです。肉じゃないっていう(笑)
ーーでも、ツアーで行くと焼肉屋に行く。
小祝プロ 焼肉屋は外れないなって思っていて。美味しい店も全国に多いですし、外れにくいので焼肉屋が多いって感じなんですけど。
ーーほんとは魚がいいんですね。
小祝プロ はい。海鮮が1番好きです。
ーー好きなネタは何なんですか。
小祝プロ 好きなネタは、お寿司だと炙りサーモンが好きです。あとシャコも好きです。珍しいネタが好きです。
ーー食事行こうかって言われると、お肉屋さんよりお寿司屋さん連れて行ってくださるほうが嬉しいんですか。
小祝プロ お寿司屋って言われた時が1番嬉しかったり。自分で選べるときもお寿司屋さんが1番いいですね。
ーーじゃあ苦手な食べ物ってなんなんですか。
小祝プロ 意外とあるんですけど。タマネギとか、ニンジンとか、ワサビ、梅干し、ミョウガとか漬物とか。あとキムチとかもダメですね。
ーー好きなスイーツはどうなんですか。
小祝プロ こう見えてあまりスイーツは好きではないんです。
ーー前におっしゃっていた「カフェやりたい」という情報を全部捨てましたね(笑)
小祝プロ でもチーズケーキとか、生チョコケーキとかは好きです。
ーーサーモンじゃなくて炙りサーモンが好きだったり、チョコレートじゃなくて生チョコだったり、いろいろこだわりがあるんですね。フルーツは何が好きなんですか。
小祝プロ フルーツは好きで、桃も好きですし、柿も好きです。
『“さくら節”連発で会場は大盛り上がり』
そんな人気選手の小祝プロは、ファンからプレゼントをもらうことも多いという。
ーーファンの皆さんから差し入れとかプレゼントもらったりすることもあるんですか。
小祝プロ はい、あります。
ーー今までどういうものをもらったんですか。
小祝プロ キャディバッグにつけている「ケアベア」(クマのキャラクターグッズ)とか、いただいたものだったりします。
ーー何が1番嬉しかったですか。
小祝プロ 好きなK-POPアーティストのグッズをいただいたことがあって、それが1番嬉しかった。カレンダーとか。お菓子だったり、いろいろいただいて全部嬉しいです。
『キャディバッグにはファンからのプレゼントがついている』
会場は小祝プロ独特の独特のほんわりとしたムードに包まれる。
ーー笑顔が素敵で、この雰囲気、この空気感が小祝さくら選手のプレー以外の魅力だと思いますが、怒ることってあるんですか。
小祝プロ 怒ることはあんまなくて。とくにゴルフのこととかでは全然怒らないです。
ーー最近泣いたことは。
小祝プロ 1番最近は、(上田)桃子さんの今季限りで一線を退くと発表した後の試合は、自分そんな泣くと思ってなかったんですけど、泣けましたね。感動しました。
ーーどういうところでこみ上げてくるものがありましたか。
小祝プロ 本当に最後だと思うと、寂しかったですね。
24年10月からクラブのセッティングを替えた小祝プロ。自ら解説してもらった。
ーー10月からクラブのセッティングを変更したとお聞きしました。どこを変えましたか。
小祝プロ ちょっとだけ替えました。シャフトをまず替えたんですけど、フェアウェイウッド(以下FW)は普通、ドライバーと(同じ)流れで作るんですけど、今はそうじゃなく、全然違うメーカーのシャフトをFWには挿してるって感じなんですよ。
ーーその狙いはなんだったんですか。
小祝プロ いや狙いはなく、ただ合うっていう。
ーーフィーリングですか。
小祝プロ そうです。
ーー感触的にはどうですか。
小祝プロ 球も、FWはこれが1番曲がらないというか、自分の思った球が打てるので、このシャフトを選びました。FWがフジクラさんのシャフトで、ドライバーが三菱ケミカルさんのシャフト、両方違うメーカーさんなんですけど、そんな感じでシャフトは替えたんです。
あと、今年のアイアンのシャフトは「N.S.PRO」(日本シャフト)に替えてプレーしたんですけど、しっかりしていていい感じです。ウェッジは今ちょっと悩み中で…
ーーどういうところで悩んでますか。
小祝プロ もともと使ってるウェッジが、5年以上前のウェッジ(クリーブランド RTX-3)なんです。なので、そろそろメーカーさんには「替えてほしい」ってずっと言われてて。だけど、ずっと「これがいい」って粘ってて、でも今回の(クリーブランド 新ウェッジ)を打ってみたら「意外といいかな」と思い、替えるかどうか今悩んでます。今ちょうどオフシーズンなので、試し打ちしながら決めてるところです。あと、パターも替えました。
ーーバターも替えた! 結構しっかり替えてますね。
小祝プロ はい。このパター(テーラーメイド スパイダーツアーX X7)はすごい入りますね。
ーーどう替えたんでしょう。
小祝プロ メーカーも形もグリップも、全部替えました。
ーー大きく替えるのって結構勇気いりませんか。
小祝プロ それが合うって思えばいけますね。気持ちの問題かなって思って。自分がいいなって思って替えたら、すごいいい感じにハマって、試合でも入ってくれました。
『今シーズンはクラブを少し変えたという小祝プロ。ウェッジについては現在悩み中』
続いては大好きな野球について。
ーーオフも野球観戦に行ったり、シーズン中も合間を見つけていろいろと充実していましたよね。
小祝プロ そうですね。24年はホテルに帰ってケア中にも野球を観たりしてるんです。ずっと、ゴルフか野球かみたいな。
ーー完全にハマって、野球チームを作ったって噂で聞いたんですけど。
小祝プロ 「女子で作りたいね」って、竹田麗央ちゃんとか岩井姉妹となって、チーム作りました。
ーーチーム名は。
小祝プロ 「いつかの野球」っていうチームです。
ーーその野球チームの名前は誰が決めたんですか。
小祝プロ 最初はグループLINEを作ったんですよ。野球チームを作ろうってなって。グループLINEを数名で作った時に、「いつか野球やりたいな」っていうので、「いつかの野球」って適当につけた名前をそのまま取ったってだけで。
ーー実際に活動はしましたか?
小祝プロ 今年は2回、試合やりました。キャディさんチームと一緒にやったんです。どっちも勝ちました。
ーーポジションは。
小祝プロ ポジションはないです。決まってないんですけど、右奥の…なんて言うんですかね。
ーーライトですね。
小祝プロ 1番右奥のポジションを担当して。
小祝プロの首元を飾るネックレスは「コラントッテTAOネックレス スリムAURA mimi」。多くのプロアスリートも愛用するモデルだ。
小祝プロ ちょっとブラウンみたいな。この色は初めてつけました。
ーーコラントッテの気に入ってるポイントを改めて聞かせてください。
小祝プロ すごくつけていて、肩こりやプレーにもいい感じです。いろんなウェアにも合うのでつけやすいですね。ブレスレットとかもありますし。あと、枕とか他にも結構いろいろあるので、そういったのも愛用しています。
『コラントッテの磁気ネックレスが長いシーズン戦う支えになっているという』
トークショーの締めくくりに、25年シーズンに向けての抱負を色紙に書いてもらった。
小祝プロ 目標はメジャー優勝です。
ーーとくにどの大会で勝ちたいというのはあるんですか。
小祝プロ 1番は日本女子オープンです。日本の試合で1番タイトルが大きいというか、そういったイメージで日本女子を選んでみました。
ーーカフェをオープンしたい、おにぎり屋さんもオープンしたいって言ったけど、コーヒーも好きじゃないし、スイーツも好きじゃない。米もあんまり好きじゃないって言ってるんですけど、新しい夢はありますか。
小祝プロ おにぎり屋とかはちょっと微妙だということで、キッチンカーでりんご飴とか、あと気分でおにぎりもやるシーズンもあったり、わたあめとかいろいろ、その時流行ってるものだったり、自分がやりたいものだったりを変えたりして、そういう感じでやってみたいですね。
ーーそれ以外の夢というか目標は。
小祝プロ あまり明確なものはないんですけど、人生を楽しみたいなって思って。ほんと一度きりなので、やりたいことやったり。
ーーでも海外怖いって言ってるから、国内旅行とかはどうなんですか。
小祝プロ いや、旅行は好きなんですよ、海外も。
ーー海外の旅行は好きだけど、海外のプレーがイヤってことですか。
小祝プロ はい。ゴルフで海外行くのがあまり好きじゃなくて。仕事というか、ゴルフで行きたくなくて。プライベートでの海外旅行はすごく行きたいです。
ーーどこに行ってみたいですか。国内も海外も含めて。
小祝プロ スイスに行きたいんですよね。『愛の不時着』(韓国ドラマ)を観て、行きたくなっちゃってるのがあります。
ーー国内をツアーで回ってたら、「あ、この街いいな、もっとゆっくりしてみたいな」って街もありましたか。
小祝プロ それが、行ったことないところに逆に行ってみたくて。山形とか、ちょっとゆっくりできる温泉とか、いい場所だったら行ってみたいなと思ったり。田舎とかちょっと行ってみたいですね。
時間をオーバーするほど盛況ぶりを見せたトークショーもここまで。最後に、来場者並びに動画配信視聴者へのお礼のメッセージと、25年シーズンの意気込みで締めてもらった。
小祝プロ 今日はなんかちょっとズルズルいってしまったんですけど、こういうゴルフの以外の話だったり、すごく楽しめたので。本日配信を観ていただいた方々にも、ぜひ試合会場に、応援にたくさん来ていただけたらなと思います。ありがとうございました。
『来シーズンの目標は「メジャー優勝」。予定をオーバーするほどに盛り上がったトークショーとなった』
トークショーの合間には、来場者と「クイズ小祝さくら」と題して○×クイズを実施。勝ち残った1名には小祝プロのサイン入りボールとグローブが贈られた。
その後もサイングッズ抽選会、ショット対決や撮影会などの内容満載のイベント。来場者には一足早いクリスマスプレゼントとなった。
『トークショー内では「クイズ小祝さくら」を開催』
『トークショー後はショット対決や撮影会など盛りだくさんであった』
トークショーを終えた小祝プロに、改めて話を聞いた。
小祝プロ いつもよく会場に足を運んでくださるファンの方も来てくれましたし、それ以外の方も、(コラントッテの商品を)買って抽選で来てくれたりして。こういうオフのトークショーはたぶんこれだけだと思うので、そういう機会が少ない中、わざわざ来ていただいて、とても嬉しかったです。配信も観てくれた方もたくさんいましたし、楽しい時間でした。
ーートークショーを毎年やってると、おにぎり屋さんとかコーヒー屋さんとか、ああいうストーリーが出来上がって。今回はキッチンカー。
小祝プロ そうですね。キッチンカーやりたいな、今は。お店作るっていうのが難しいなって思った末に、「キッチンカーいいじゃん」ってなって。イ・ボミさんが24年のマスターズGCでああいうの(選手やキャディらにキッチンカーで、韓国生まれのスイーツ「クロッフル」を提供した)をやっているのを見たりして、いいなって思いましたね。
ーー来シーズンに向けて、どういった部分をやっていこうと考えていますか。
小祝プロ そうですね、ショットの精度をもっと上げれたらなっていうのと、ウェッジの距離感ですね。テーマはその2つをオフシーズンは頑張りたいなって思ってます。
ーー25年はまた、向こうにいっぱい日本選手が行かれて、でも小祝プロはさっきも言ってた通り日本でっていうところで、「自分がもっと日本ツアーを引っ張っていかなきゃ」とか、そういった気持ちはありますか。
小祝プロ いや全然ないです。新たに若い世代の方もどんどん出てくると思いますし、また。自分も頑張らなきゃなって、いつも思いながらやってる感じです。毎年。
ネックレスをはじめとするコラントッテの医療機器が、25年こそメジャー制覇の悲願を叶えたい小祝プロの健康と勝利をサポートする。
◆小祝さくらプロフィール
2017年にプロテスト合格し、翌年に初シードを獲得。19年サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントで初優勝すると、ヤマハレディースオープン葛城、アース・モンダミンカップと2勝した24年まで6年連続勝利を挙げる。通算11勝。18年〜22年にかけて、歴代4位となる国内女子ツアー142試合連続出場を記録した。趣味は「音楽・ライブ・食べること」