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golf2025.01.08

テーラーメイド「Qi35」シリーズ 最適弾道で効率よく飛ばせる!

テーラーメイドの2025年モデルが1月8日に発表された。

今年のニューモデルの名前は「Qi35」。「Qi10」の後継モデルとして「Qi」のアルファベットを引き継ぎつつ、「Form(形状)」、「Function(機能)」、「Fit(フィッティング)」の3つのFを意味する「3」と、5種類のヘッドを意味する「5」という2つの数字を組み合わせたネーミングだという。


『テーラーメイドの新シリーズ「Qi35」シリーズ

3つの「F」の1つめ「Form」に関しては、戦闘機やレーシングマシンのような機能美を感じられるカッコいいデザインを重視。ヘッドのメインカラーを「クロミウムカーボン」というマット系のダークカラーとし、カーボンの素材感が際立つ機能美を演出することで、無機質な美しさをアピールした。フェースは「Qi10」と同じ60層の積層カーボンフェースを採用しつつ、色はブラックに。よりシャープで洗練された印象のヘッドとなった。


『今作もカーボンフェースを採用』

2つめの「F」、「Function」は、フェース面上の重心位置を整える「CGプロジェクション」という発想で、最適な打ち出し条件を得やすくすることで、よりやさしく、より遠くへ飛ばせるドライバーを目指した。

これまでもヘッドの重心位置にはさまざまな工夫が凝らされてきたが、「Qi35」はヘッド内部の重心だけではなく、ロフトのついたフェース面上での重心位置をどうするかを徹底的に研究したという。

というのもゴルフクラブにはロフトがあるため、ヘッド内部の絶対的な重心高が同じでも重心深度が深くなればなるほどフェース面上に高く表れてしまう。つまり慣性モーメントを大きくすればするほど、フェース面上の重心が高くなり、低スピンの最適弾道を得にくくなるのだ。

そこで「Qi35」は重心位置を低くかつ深くする「ローバックCG」のコンセプトによって、フェース面上の重心位置をフェースのほぼセンターに持ってくることを目指した。これはカーボンフェースによってヘッド前部の、カーボンクラウンによってヘッド上部を軽量化できるテーラーメイドならではの技術で、非常に大きな余剰重量を生み出し、合計34gものバックウェイトによって実現された。

 

『たくさんのカーボンを使用することで余剰重量を確保し、重心位置を低くかつ深くしている。高慣性モーメントで最適弾道を生み出す設計に

これによってフェースセンターで打ったときに高打ち出し・低スピンの最適弾道を得やすいことに加え、フェース上部の「低スピンエリア」も広く確保することができる。

このほかテーラーメイドが誇る「ツイストフェース」や「貫通型スピードポケット」などのテクノロジーはもちろん、硬く軽いカーボンフェースによって可能になった「後ろから押す」インパクトでヘッドの慣性の力で飛ばすシステムは継承されており、第4世代のカーボンフェースドライバーとして「本当にやさしく飛ばせる」ドライバーとなっている。

 

『フェース下部でのミスヒットの際無駄なスピンを低減する「貫通型スピードポケット」も搭載

3つめの「F」である「Fit」要素に関しては、「Qi35」のネーミングの由来となる「5」というヘッドの種類が関わってくる。

ヘッドのラインアップは、スタンダードモデルとなる「Qi35」のほか、低スピンモデルの「Qi35 LS」、慣性モーメント“10K”を誇る直進安定性の高い「Qi35 MAX」、そして軽量モデルの「Qi35 MAX LITE」の4モデルが基本となるが、実はこのほかにフィッティングで用いる「試打専用」の5つめのヘッドがあるという。

これは市販されない特殊なヘッドだが、フェース内部に「GC4」計測器のカメラに反応するディフレクターチップを内蔵しているのが特徴。つまりフェースにわざわざステッカーを貼らずに、より手軽に、正確にフィッティングすることができるのだ。

このコンセプトヘッドこそが「Qi35」シリーズの「Fit」を体現する試みであり、フィッティングによって最適なモデルを手にしてほしいというテーラーメイドの意思の表れでもある。

 

『スタンダードモデルの「Qi35」ドライバー

 

『ロースピンモデルの「Qi35 LS」ドライバー

 

『寛容性の高さと飛距離UPを実現する「Qi35 MAX」

 

『軽量モデルの「Qi35 MAX LITE」

前述のように、市販されるモデルは4種類。

「Qi35」は、「Qi10」よりもヘッドの後方が4mm伸びて投影面積が少し大きくなり、慣性モーメントは「Qi10」の8.4Kから9Kにアップしている。一方でヘッドの前方と後方2カ所に交換可能なウェイトを備えており、これを前後入れ替えることで慣性モーメントは8.1Kとやや落ちるものの、フェース面上の重心位置がフェースセンターから0.3mm上というほぼ真ん中にまで下がる。

 

『ヘッドの前方と後方の2か所にウェイトを配備

「Qi35 LS」は、「Qi10 LS」と同じシェイプのシャープな顔つき。慣性モーメントは7.6Kから7.7Kに微増しつつ、フェース面上の重心位置がフェースセンターの0.8mmと、前モデルよりも0.1mm下がった。「LS」はソール前方に2つと後方に1つ、計3個のアジャスタブルウェイトを備えているが、これを入れ替えて前方を重くすることで、フェースセンターよりも0.2mm下という超低重心状態にできる。


『「Qi35 LS」はヘッド前方に2か所、後方に1か所のウェイトを

「Qi35 MAX」は、ヘッドシェイプは「Qi10 MAX」や「Qi35」とほぼ同じで、慣性モーメントは10Kをキープ。それでいてフェース面上の重心位置が「Qi10 MAX」よりも0.5mm下がってセンター上2.9mmの位置にきている。慣性モーメント10Kを保持しつつ、さらに低重心化したというのは、大きな進化と言える。

 

『慣性モーメント10Kを誇る「Qi35 MAX」

「Qi35 MAX LITE」は総重量272g(R)の軽量モデル。日本で21%のシェアを誇る軽量ドライバーニーズに応える、やさしく飛ばせるモデルだ。ヘッドカラーをシルバーとホワイトとし、輪郭を大きく感じさせることで、より構えやすいデザインとなっている。

 

『安心感のあるヘッド形状でやさしく飛ばせる

「Qi35」シリーズは、「Qi10」シリーズ同等以上の慣性モーメントを維持しつつ、さらに低重心化したことで、より安定して飛ばすことができるドライバーへと進化した。

「5つめのコンセプトヘッド」によって、「r7」「R9」などフィッティングの先駆者として業界をリードしてきたテーラーメイドらしい「フィッティングへの回帰」も見せている。また、別売の交換ウェイト「TASウェイト」もテーラーメイド正規取扱店で販売。個々のプレーヤーに最適なヘッドで、最適な弾道を得ることで、そのヘッド性能を最大限生かす工夫も心強い。

発売は2月7日だが、試打クラブは1月17日にゴルフ5各店舗に入荷予定。「セレクトフィットストアプラス店」には「5つめのコンセプトヘッド」もそろっているので、ぜひ実際に打ってその進化を体感していただきたい。


<Qi35シリーズの詳細はこちら

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2025new_arrx3/?maker=taylormade

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