エポンが作ったツアーモデルのハイバウンスウェッジ 【グッと深掘りゴルフギアVol.131】エポン「ツアーウェッジ リミテッドエディション」ウェッジ編
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第131回目に取り上げるのは、エポンのウェッジ「Tour Wedge Limited Edition(ツアーウェッジ リミテッドエディション)」だ。
エポンといえば、中・上級者を中心に熱狂的なファンを持つ隠れた人気ブランド。パーツメーカーゆえ、大手メーカー製品のように量販店で簡単に買うことはできないが、打感や顔にこだわったハイクオリティな製品は競技アマを中心に広く支持されている。しかもヘッドの個体差まで考慮して好みの「顔」を選べる点や、1g単位の重量管理といったフィッティングは、工房でクラブを組むゴルファーにとっては何物にも代えがたい強みだ。
ゴルフ5プレステージは、エポンのコンセプトショップに指定されており、普通は個人経営の工房でしか手に入らないエポン製品を購入できることは大きなアドバンテージであり、フィッターにとっても重要な選択肢となっている。
エポンといえば軟鉄鍛造アイアンのイメージが強いブランドだが、もちろんドライバーからパターまでフルラインアップでクラブがそろっている。そんななか、今春発売された「ツアーウェッジ リミテッドエディション」はプレステージの腕利きフィッターたちにとって注目のアイテムだという。
プレステージ広尾店勤務のフィッター中村柊介さんは、その理由を「バウンス」にあると話す。
『ゴルフ5プレステージ広尾店勤務のフィッター中村柊介さん』
「新しい『ツアーウェッジ リミテッドエディション』は、ハイバウンスなのが大きな特徴なんです。プレステージのウェッジフィッティングでは、近年ずっとハイバウンスのメリットを強調してきましたし、実際にそれで多くのお客さまに支持されてきましたが、ついにエポンからもハイバウンスウェッジが出た。これは我々にとってすごく大きなことですし、お客さまにとっても有力な選択肢が増えたことを意味します」(中村さん)
『エポンが誇る「ツアーウェッジ」にハイバウンスモデルが限定で登場』
「ツアーウェッジ リミテッドエディション」のバウンス角は58度のモデルでなんと23度。このハイバウンス設計をエポンが、しかも「ツアーウェッジ」というハイエンドモデルで採用したことは、腕前に関わらずハイバウンスの有効性が大きいことの証明に他ならない。
『バウンス角はロフト58度のモデルで23度と非常に大きい』
「『ツアーウェッジ』ですのでヘッドは小ぶりでシャープ。キレイなストレートネックでエポンらしい本当に美しい顔です。ソールを見ていただくと、すごく工夫されたグラインドが施されていて、ただ単にバウンス角が大きいだけでなく、しっかり効くのにジャマにならず、開きやすいように絶妙な形状をしています。本当に中・上級者の方がまったく違和感なく使えて、しかもハイバウンスの恩恵を受けられる。これはすごいウェッジだと思います」(中村さん)
『絶妙に面取りされ、トレーリングエッジ側も削られており、ハイバウンスだがジャマにならない』
『上級者好みの美しい顔はさすがエポン』
『フェースはレーザーミーリングされ、ロングネックで高重心なのでスピン性能も高い』
ロフト設定は48度から60度まで、2度刻みの7本構成。バウンスは48度で13度、60度で25度と、ロフトと連動してフローしている。
ヘッドは軟鉄鍛造で、フェースはレーザーミーリング。打感はソフトでスピン性能も高い。
もちろんエポンならではの重量管理がされているので、プレーヤーの好みに応じて総重量やバランスなどの調整をして、自分に完璧にマッチしたクラブに仕上げることができる。
「リミテッドエディション」と謳われているように、エポンの新潟直営店か、コンセプトショップでしか手に入らないレアモデル。ゴルフ5プレステージなら試打も可能なので、ぜひ実際に手にとってその性能を確かめてみていただきたい。
<プレステージ店舗の詳細はこちら>
https://www.golf5-prestige.jp/
<プレステージ店舗のフィッティング予約はこちら>
https://www.golf5-prestige.jp/custom_fitting/