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other2019.09.20

武尊(K-1・3階級制覇王者)が夢にまで見た"漫画の世界"を体験!最先端ARスポーツ「HADO」の魅力を語る【"HADOの日"イベントレポート 前編】

新感覚テクノスポーツ「HADO(ハドー)」をサービス提供するmeleapは、8月10日を「HADOの日」として記念日登録し、それを祝して同日に東京・アクアシティお台場にて特別イベントを開催した。スペシャルゲストには、K-1 WORLD GP3階級制覇の武尊が登壇。HADOのトップチーム4組によるトーナメント戦の試合の解説、来場した一般参加者と実際にHADOで戦うなど、AR技術を使った最新スポーツを存分に楽しんだ。今回は、そのイベント及びトークショーの模様をお伝えする。


 
「漫画やアニメのキャラクターのように、ビームを出したり魔法を使ってみたい」

誰しもがこうした夢を子供の頃に抱いたことだろう。しかし、それはあくまで漫画の世界だからこそ実現できる技。実際には頭の中でイメージすることしかできなかった。

だが、そんな現実離れした世界を構築し、圧倒的な臨場感を体感できるようにしたのがHADOだ。

これは頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着し、“波動”を打ち合いながら対戦できるAR技術を使ったスポーツ。3対3に分かれ、エナジーボールやシールドなどの技を駆使し、80秒間の試合時間の中で獲得した点数を競う。

開発元のmeleapは、HADOシリーズをアジア、北米、南米、ヨーロッパ、中東、アフリカなど世界26ヶ国65箇所に店舗を展開。延べ150万人以上が同シリーズを体験している。



また、HADOで戦っている様子の映像をモニターに出力することで、周りで見ている観客も楽しむことができる。

フィールドで戦うプレイヤーの動きを直接見るのもよし、モニターに映し出されるエナジーボールやシールド、お互いの点数を確認しながら観戦するのもよし。

視聴者として、さまざまな視点から自分なりに試合を分析して楽しむことができるのもHADOの魅力のひとつだ。



そしていよいよ「HADOの日」イベントが始まり、スペシャルゲストとして武尊が登壇した。会場には熱狂的なファンが殺到。武尊が姿を現した瞬間に黄色い歓声が飛び交い、その人気ぶりをうかがわせた。

武尊は「HADOの試合を目の前で観れることを楽しみにしていました」と笑顔。以前、YouTube番組『HADO BEAST COLOSSEUM』で実際にプレーした経験があるという。だからこそ、トップチーム同士の戦いを観ることができるこの日を待ち望んでいたのだろう。



続いて、イベントのはじめに行われるトーナメント「HADO武尊CUP」で対戦する4チームが登場。参加したのは、「思考行結-あひる組-」「わちゃごな☆ピーポー」「EXPENDABLES」「iXA/ANATSUCHI」。いずれもHADO日本ランキングで上位に君臨している実力派だ。

当イベントのルールとしては、ファーストステージとして1試合80秒間でそれぞれ3試合を行い、先に2勝したチームが続くファイナルステージに進出。優勝チームには武尊より賞金と副賞が贈呈される。

なお、同点のまま試合が終了した場合は、「OVER TIME」と呼ばれるサドンデスマッチが開始され、先に1点獲得した方が勝利となる。



また、試合前には自分の能力をカスタマイズすることができ、エナジーボールの「速さ」「大きさ」「チャージスピード」、バリアの「硬さ」に計10Pを振り分けることが可能。チームの戦術、自分の役割によってどの項目を強化するのか、それが試合の主導権を握る上で大きなカギとなる。

得点の取り方は、プレイヤーの前に浮いている4枚の羽のような形をしているライフを全てエナジーボールで破壊すれば1点。そしてもし、ライフのど真ん中を撃ち抜くことができれば、一度の攻撃で1点を獲得することが可能となる。



試合はあひる組とわちゃごな☆ピーポーの対戦からスタート。お互いにフィールドを最大限に活用し、俊敏な動きで敵を撹乱。チーム内で声を掛け合いながらポジションをチェンジし、その都度ターゲットとなるプレイヤーを絞って狙い撃ちしていく。

その中で、あひる組のしょーが両チームトップとなる7点を獲得。13-5と大差で1試合目を先取した。

だが、わちゃごな☆ピーポーもこのまま黙っては終わらない。2試合目は戦術をガラリと変更し、攻撃型からシールドを活用した守り主体のスタイルで挑んでいく。すると、新たな戦術に対応しきれなかったあひる組は、奮闘するもあと一歩届かず8-11で敗戦。

わちゃごな☆ピーポーはその勢いのまま3試合目も主導権を握り、終始リードを保つ。そのまま9-5と4点差で逃げ切り、決勝戦へと駒を進めた。



続いては、EXPENDABLESとiXA/ANATSUCHIが対決。試合が始まると同時に、相手のライフのど真ん中を撃ち抜き得点を獲得したiXA/ANATSUCHIが一気にスタートダッシュを決め、怒涛の展開を見せる。しゃがんだり、前後左右に大きく動いたりと敵に的を絞らせず、最後まで自分たちのペースで試合を進め、17-7と大差で初戦を奪った。

2試合目は、両チームともあまりシールドを使わない攻撃重視のスタイルで臨んだ。それでも、メンバー全員がスポーツ経験者だというiXA/ANATSUCHIが運動量で一歩リード。12-11と接戦を制し、圧巻のストレート勝ちを見せた。



実況席で観戦していた武尊は、4チームの試合について「みんな動きに強弱がある。パッと動いたり止まったり、相当運動量が必要だなと感じました」と感想を述べ、「お互いの駆け引きがすごく面白い。最初は理解できなくて『この人、何でこんなことしてるんだろう』って思うんだけど、後々『あっ、そのためにやってたんだ』って。一つひとつのプレーの意図が分かると楽しく試合を見れますね」とHADOの魅力・奥深さを感じていた。



決勝戦に移る前には、EXPENDABLESの鈴木優也を交えたトークショーが開催された。はじめに司会者から格闘技を始めたきっかけを聞かれた武尊は「テレビでK-1を見て、『戦っている人ってカッコいいな』と思ったのが全ての始まり。その時にアンディ・フグ選手が活躍していて、空手の道着を着て入場しているのを見て『空手をやったらチャンピオンになれるんだな』と思い、道場に通い始めました」と自身の“原点”を説明。

続けて“最強の男像”について問われると「自分の弱さをちゃんと知ってる人じゃないですかね。勝利だけじゃなく、負けを経験している人の方が、精神的な意味で強い。僕は恋愛では負け続けていますけどね(笑)」と冗談を交えながら語った。



続いて鈴木の鍛え抜かれた腕の筋肉の話題が上がると、武尊は「僕は筋トレは全くやりません。この体の筋肉は、格闘技の練習・試合の中で自然と付いたものだけ。パンチ一つにしても気を抜かずに全力でやるので、それが“筋トレ効果”を生み出しているのかもしれません。だから練習後はいつも腕パンパンです(笑)」と、その強靭な肉体づくりの秘訣を明かした。

コンディションの維持で欠かせない食生活についても「こだわりは強いです。パンやパスタといった小麦粉を使った料理は絶対に食べないし、油も取らなければ、お酒も飲まない」という。「大好きなカレーも、小麦粉を使わないグルテンフリーの食品を使って食べています」とも口にし、プロ意識の高さを感じさせた。



トークショーの中では腕立て伏せやバク宙、ドラえもんの絵を描くなど、さまざまな要望に対して快く応じた武尊。「美術の時間はすごく苦痛だった」と話すほど苦手な似顔絵では、鈴木から「ほうれい線がハンパない(笑)」「眉毛ってあったっけ?」と突っ込まれるほど独特なドラえもんが完成。会場からは笑いを超えて悲鳴が上がっていたが、じゃんけん大会で勝ち、サイン入りの絵をプレゼントされたファンは他の観客一人ひとりに披露するなど大喜びだった。


後編につづく(9月27日公開予定)。

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