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other2019.09.27

武尊(K-1・3階級制覇王者)が夢にまで見た"漫画の世界"を体験!最先端ARスポーツ「HADO」の魅力を語る【"HADOの日"イベントレポート 後編】

新感覚テクノスポーツ「HADO(ハドー)」をサービス提供するmeleapは、8月10日を「HADOの日」として記念日登録し、それを祝して同日に東京・アクアシティお台場にて特別イベントを開催した。スペシャルゲストには、K-1 WORLD GP3階級制覇の武尊が登壇。HADOのトップチーム4組によるトーナメント戦の試合の解説、来場した一般参加者と実際にHADOで戦うなど、AR技術を使った最新スポーツを存分に楽しんだ。後編では、そのイベント後半及びインタビューの模様をお伝えする。



イベント後半には「HADO武尊CUP」の決勝戦が行われ、トーナメントでそれぞれ勝ち上がった、わちゃごな☆ピーポーとiXA/ANATSUCHIが激突。最後の決戦に相応しいハイレベルな戦いとなり、観客の興奮と歓喜は最高潮へ。その中で1試合目は、最後の10秒間で一挙に得点を奪ったiXA/ANATSUCHIが先取した。

終盤の怒涛の攻撃に武尊は「最後の1秒まで気が抜けない。格闘技と一緒ですね」とコメント。まるでリング上でファイトしているかのような熱い戦いが繰り広げられる中、2試合目は両チームとも攻撃型のステータスで臨み、さらに白熱した展開に。それでも序盤からリードしていたわちゃごな☆ピーポーが11-6で勝利し、最終戦へともつれ込む展開となった。

試合を決める3試合目は、いきなり相手のライフのど真ん中を撃ち抜いたiXA/ANATSUCHIが勢いに乗り、順調に得点を重ねていく。だが、わちゃごな☆ピーポーも負けじと反撃。残り10秒で1点差にまで迫り、3秒前で9-9の同点に追いついた。決着がつかないまま80秒が経過し、試合は時間無制限のサドンデスへと突入する。

先に1点取ったチームが勝利となる一発勝負。そんな一瞬たりとも気が抜けない一戦は、スタートして数秒で得点を奪ったワチャゴナピーポーの勝利で幕を閉じることとなった。



優勝したわちゃごな☆ピーポーは「率直に嬉しい。僕たちは今シーズン、一度も正式な大会で予選を勝ち上がることができなかった。自分たちで何が悪いのかも分からず、ずっと話し合っても解決策が見つからないままここまできました。それでも『絶対に優勝しよう』とメンバーと話し合って試合に臨んだ結果、本当に優勝することができた。今日、このような素晴らしいフィールドで戦えたこと、本当に感謝しています」と喜びのコメントを残した。



イベントの最後には、来場者の中から抽選で選ばれた数名が武尊とHADOで対決できる「HADO武尊チャレンジ」が開催された。

対戦相手には、多少経験のある小学生の男の子と武尊のファンだという女の子に加え、HADOキッズの中で最強と謳われる女の子のプレイヤーの計3名が選出。武尊は「勝負事なので本気出します!容赦しませんよ」と強気の宣言をして臨んだ。

試合では、K-1での試合同様に攻撃型のファイトスタイルで攻め込み、スピードを生かしながら前に詰め、続々とエナジーボールを放っていく武尊。だが、思うように攻撃が当たらず、逆に相手から的確な攻めでライフを削られていく展開に。特にHADOキッズ最強プレイヤーには手も足も出ず、その実力の高さに圧倒されていた。



結果は、なんと3戦全敗。この成績に武尊は「世界ランキング1~3位連れてきました?(笑)。最後は途中から心折れてましたよ」と驚きの表情を浮かべ、「やっぱりレベルがちょっと違いました」と対戦した3名を絶賛した。

この日、3時間半にわたってHADOを楽しんだ武尊。当イベントを通して、親しみやすく、サービス精神旺盛な対応が印象的だった。だからこそ、これほど熱狂的なファンや慕っている選手が多いのだろう。筆者も気付いた時には、彼のファンの一人となっていた。



イベント終了後には、インタビューに応じてくれた武尊。この日を振り返って「ゲームなんだけど競技でもあるので、テレビゲームとは違い、実際に体を動かすからスポーツとして楽しかった」とコメント。

来場者3名との対戦については「疲れましたね(笑)。(エナジーボールを)狙うのも大変ですが、相手の攻撃を避けるのも難しい。格闘技みたいな距離感じゃないので、避けても当たっちゃったりする」とHADOの難しさを実感している様子だった。



冒頭でもお伝えしたように、HADOはまるで漫画のキャラクターになったかのような爽快感を味わえるスポーツ。そこで“子供の頃に憧れていたヒーロー”を聞くと「漫画だったらドラゴンボールの孫悟空ですね。そう考えると、ゲームじゃなくて実際に自分の体を動かしながらできるのは画期的」と漫画の世界を現実のものとしたHADOを改めて絶賛した武尊。

格闘家のヒーローについては「やはりアンディ・フグ選手。彼はヘビー級の中でも小さいんですけど、大きい選手を倒していて、それがすごくカッコよかった」と話した。



武尊自身も、168センチと決して体格の大きい選手ではない。それでも次々と大柄の選手をリングに沈め、3階級制覇を成し遂げる絶対的な王者にまで上り詰めた。その要因について武尊は「メンタルですね。技術とかスピードじゃなくて、最終的に気持ちが上回れば相手を超えられる。これはスポーツでも仕事でも同じ」と力説。

続けて「小さい頃に習っていた空手は精神面を鍛えるスポーツなので、そのおかげで気持ちが強くなりました。普通だったら耐えられないような、めちゃくちゃ厳しい練習もありましたが、そこを乗り越えたら自然と強くなったな、と。だからといって、それを真似しろっていうのは難しいですが(笑)。でも、これから格闘家を目指す若い子には、その格闘技の練習の中で精神面を鍛えられるメニューを見つけて積極的に取り組んでほしい」と“次世代のファイター”に向けてアドバイスを送った。



インタビューの最後には「勝ち続けながら格闘技界を盛り上げていくことが今後の目標」と抱負を述べた武尊。「それにHADOもそうなんですけど、競技のことを知らない人が世の中にはたくさんいる。日本中…いえ、世界中の人たちがK-1っていうスポーツを知って、面白いって思ってもらえるように頑張っていきたい」と力強く語った。

今や立ち技格闘技・・・K-1の“絶対的エース”として活躍する武尊。4月には腱断裂の影響で手術を行い、全治半年で長期欠場となったが、現在は順調に回復。すでに復帰戦に向けてトレーニングを行っており、手術を受ける前以上の“最強の肉体”を作り上げている最中だ。

再びリングに上がった際には、一体どれだけのパフォーマンスを見せてくれるのか。漫画のキャラクターのように強い武尊の姿を夢に描きながら、決戦開始のゴングが鳴るのを待つ。

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