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other2021.02.03

卓球ラバーは種類が豊富! 特徴や選び方のポイントをご紹介

学校の授業や温泉旅館での温泉卓球など、卓球は何かとプレーする機会が多いスポーツです。部活などで本格的に始めたいと考えている場合は、ラケットの「ラバー」を自分でカスタマイズしなければいけません。しかし、卓球のラバーは種類が多く、プレースタイルやレベルに応じて合う製品が異なるため、選び方が難しいアイテムでもあります。
ここでは、代表的なラバーの種類やそれぞれの特徴、選び方のポイントをご紹介します。

 

【目次】

■卓球ラバーの種類とそれぞれの特徴

・裏ソフトラバー

・表ソフトラバー

・粒高ラバー

・アンチスピンラバー

■卓球ラバーの選び方のポイント

・自身のプレースタイルを考える

・ラバーのスポンジの硬さを確認する

・ラバーの厚さ

・ブランドで選ぶのもおすすめ

■卓球初心者におすすめのラバーの選び方

■自身が使いやすいラバーを選ぼう

 

■卓球ラバーの種類とそれぞれの特徴

卓球ラバーは、ボールが当たるシート部分と、ラケットに貼るスポンジ部分からできています。シート部分はどれも同じように見える卓球ラバーですが、大きく4つの形状に分けられます。それぞれ打球感や回転のかけやすさに特徴があるため、それらの違いを知っておくことはプレーするうえでも重要です。
まずは、卓球ラバーの種類と特徴をご紹介します。

 

卓球ラバーの種類

 

・裏ソフトラバー

ラバーの表面が平らでつるつるしているのが「裏ソフトラバー」です。ボールのコントロール性や回転(スピン)のかけやすさに優れていて、スピードも出しやすく、現在多くのプロ卓球選手が使用しています。
裏ソフトラバーは粘着性などの特徴から、さらにいくつかの種類に分けることができます。

 

【高弾性】
ボールのコントロール性能や回転のかけやすさなどのバランスが良いタイプです。ボールが弾みすぎることがないため、卓球初心者の方にも向いています。

【ハイテンション】
ラバーにテンションを与えて張り詰めた状態にすることで、高い弾性と摩擦力を持たせています。スピードが出やすく回転もかけやすいなどの特徴がありますが、ボールのコントロールが難しいため、扱うには技術が必要です。

【粘着性】
表面に粘着性を持たせることで、ボールの回転数を重視したラバーです。ボールがラバーにくっつくため回転をかけやすいものの、ラバーが重くボールも弾みづらいなど使用感には癖があります。

【コントロール】
反発力や摩擦力が低くスピードを出すのは難しいですが、ボールの弾みが抑えられていてコントロールがしやすいラバーです。

⇒裏ソフトラバーを探す

 

・表ソフトラバー

表ソフトラバーは、ラバーの表面が粒状になっています。粒がボールと当たるため裏ソフトラバーよりも摩擦力が落ちるものの、球離れが早くスピードを出しやすいです。
また、相手が打ったボールの回転の影響を受けづらいというメリットもありますが、自身もボールに回転をかけづらいため、ボールの回転で相手を翻弄するプレースタイルには向きません。

卓球よりも大きめのボールを使用する「ラージボール」という球技では、表ソフトタイプのラバーのみ使用が認められています。

⇒表ソフトラバーを探す

 

・粒高ラバー

表ソフトラバーよりも高さのある粒がついていて、さらに回転の影響を受けづらくなったラバーです。自分から回転をかけるのは難しいですが、粒高ラバーは相手の打ったボールの回転に対して、真逆の回転をかけて打ち返せます。

また、打球時に粒が変形して無回転のボールも打てるなど、相手が予想していないボールを打ち返せるため、ミスを誘うことができます。

⇒粒高ラバーを探す

 

・アンチスピンラバー

アンチスピンラバーは、裏ソフトラバーとほぼ同じ見た目をしていますが、特殊な加工を施すことでシート表面がつるつるとしているのが特徴です。ボールとラケットの間に摩擦が生じにくいためボールに回転をかけられず、相手からのボールの回転にも影響されません。

裏ソフトラバーとアンチスピンラバーを表面と裏面に貼り付けて使えば、打球の変化をわかりづらくして翻弄する戦法をとることもできます。

 

■卓球ラバーの選び方のポイント

卓球ラバーの選び方のポイント

卓球ラバーには裏ソフトや表ソフトといった種類に加えて、ラバーの硬さや厚さといった特徴もあります。特徴に応じて打球感が変わるため、自身のレベルやプレースタイルに応じて最適なラバーを選ぶことで、卓球がより上達しやすくなるでしょう。
ここからは、卓球ラバーの選び方のポイントをご紹介します。

 

・自身のプレースタイルを考える

ラバーの種類は、卓球のプレースタイルを大きく左右するものです。まずは、自身のプレースタイルを考えるようにしましょう。卓球のプレースタイルは大きく攻撃型・守備型・オールラウンダーの3つに分けられます。

卓球台の近くに陣取り、素早い攻撃で相手を崩したい「前陣速攻型」をはじめとした攻撃主体の場合は、スピードが出しやすく回転の影響も受けづらい表ソフトラバーがおすすめです。
一方で、ボールに回転をかけて相手のミスを待つ「カットマン」のように守備を重視するスタイルの場合は、相手の回転を活かして打ち返せる粒高ラバーが向いています。

守備も攻撃もオールラウンドに対応したい「ドライブ型」や、まだ自分のプレースタイルが定まっていない初心者の方は、どのような場面でも対応しやすい裏ソフトラバーを選ぶようにしましょう。

 

・ラバーのスポンジの硬さを確認する

ラバーにつけられているスポンジは、種類によって硬さが異なります。柔らかいものほどコントロール性が上がりボールが食い込む感覚を覚えやすく、硬いものは扱いづらくなるものの、威力のあるボールを打ちやすいです。

スポンジの硬さはスペックに書かれている「硬度」の数値が小さいものほど柔らかくなります。ただし、数字の表記はメーカーや生産国によって基準が異なるうえ、製品毎のムラが考えられる点にも注意しなければいけません。
あくまで目安程度になりますが、初心者の方は30~40程度の硬度を目安に選ぶと良いでしょう。

 

・ラバーの厚さ

ラバーの厚さには、極薄・薄・中・厚・極厚などの種類があります。ラバーの硬さと同じく表記はメーカーによって異なりますが、中のスポンジで厚さは1.5~1.7mmほどです。

ラバーが薄いほどコントロール性が上がりますが、ラバーにボールの食い込む感覚が身につきづらいです。厚いものは弾力性があるため反発力が増し、スピードのあるボールを打ち出せますが、重みが増すためラケットを振り切りづらくなります。

 

・ブランドで選ぶのもおすすめ

卓球ラバーはさまざまなメーカーが販売しています。メーカーごとに特徴が異なるので、有名なものをいくつか使ってみて、自身が使いやすいと思うものを選ぶのも良いでしょう。代表的な卓球ラバーメーカーとそのブランドには、以下のようなものがあります。

 

・バタフライ:テナジー、フレクストラ、ディグニクス
・ヴィクタス:07、V>01
・ミズノ:Q、GF
・ヤサカ:マークV
・ニッタク:ファスターク
・TSP:ヴェンタス、アグリット、スペクトル
・エクシオン:ヴェガ など

 

■卓球初心者におすすめのラバーの選び方

卓球初心者のうちは、どのようなプレースタイルを目指すにおいても、ボールに回転をかける技術の習得が欠かせません。使用する卓球ラバーは、ボールに回転がかけやすく、コントロール性やスピードに優れていて、オールランドに使いやすい裏ソフトラバーをおすすめします。

また、ボールを狙った場所にしっかりと返せるようになることも、上達のうえでは重要です。スポンジはコントロール性に優れた柔らかめのものを選ぶと良いでしょう。

ラバーの厚みは、振り切りやすさも踏まえて中または厚のものを選ぶようにすると、ボールがラバーに食い込む感覚を掴みやすいです。ボールが食い込む感覚に慣れてから、自身の好みに応じて厚さを考えるようにすると、自身のプレースタイルに適切なラバーを選びやすくなります。

 

■自身が使いやすいラバーを選ぼう

卓球ラバーは、種類によって打ち返したボールのスピードや回転数などの打球感が大きく変わってしまいます。そのため、自身のプレースタイルに応じて使いやすい製品を選ぶことが大切です。
プレースタイルの定まっていない初心者のうちは、オールラウンドに使えるタイプを選んで技術を身につけ、上達に合わせてラバーを変えるようにすると良いでしょう。
さまざまな種類があるラバーの中から、自身に最適なものを探し出し、卓球をより楽しんでみてください。

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