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other2022.03.03

【バスケ】ポイントガードに求められる役割とは? 必要なスキルや動き方をご紹介

バスケットボールには5つのポジションがあり、それぞれで役割や求められる適性が異なります。中でも、試合中にボールを持つ機会が多く、チームの勝敗を左右する重要なポジションとされるのが「ポイントガード(PG)」です。
今回は、バスケットボールのポイントガードに求められる役割やスキル、動き方のコツなどをご紹介します。バスケをこれから始めたいという方や、ポイントガードの技術を高めていきたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

【目次】

■バスケのポイントガード(PG)の役割とは?

・ボールをバックコートからフロントコートに運ぶ

・リーダーシップ

・外からのシュート

■ポイントガードに求められる技術

・視野の広さや判断力

・テクニック

■ポイントガードの動き方のコツ

■ポイントガードはチームの司令塔

 

■バスケのポイントガード(PG)の役割とは?

バスケのポイントガード(PG)の役割とは?

 

バスケットボールにおいて、ポイントガードは主にゴールから一番遠いところでプレーするポジションです。コート全体を見渡せる位置にいるため、パスが来るのをただ待つだけでなく、さまざまなプレーを要求されます。
では、具体的にポイントガードにはどのような役割が求められるのでしょうか。

 

・ボールをバックコートからフロントコートに運ぶ

バスケットボールのコートを上から見た時に、自チームが守備をする側を「バックコート」、攻める側を「フロントコート」と呼びます。ポイントガードには、オフェンスの起点となり、バックコートから確実にフロントコートへボールを運ぶプレーが要求されます。
また、ボールを運んでいる間は、相手チームからのディフェンスを潜り抜けなければいけません。ドリブルやパスといった、ボールハンドリングの精度の高さも重要です。

他のポジションに比べてボールを持つ時間が長くなり、攻撃の形を作ることが求められるため、チームの勝敗を左右するポジションといえるでしょう。

 

・リーダーシップ

バスケットボールは、サッカーなどの競技に比べるとコートが狭く、声も通りやすいです。ポイントガードは「チームの司令塔」や「コート上の監督」などと呼ばれ、攻守の指示を出す機会が多くあります。
ポジショニングや監督からの指示を味方選手に伝えたり、攻撃のリズムやスタイルを変えたりと、技術に加えて高いリーダーシップも必要です。

また、コート上のあらゆる状況に対応するため、感情的にならない冷静さや試合の流れを把握する判断力も欠かせません。

 

・外からのシュート

ポイントガードにはアウトサイドからのシュート力も要求されます。基本的に、ポイントガードは周りのチームメイトにパスを供給して、味方の得点をアシストする立ち位置です。しかし、相手チームのディフェンスが硬い場合、周りにパスを出しているだけではシュートを決めるのは難しいでしょう。

そのようなシーンで、ポイントガードがアウトサイドから3ポイントシュートを打てる決定力があれば、攻撃の選択肢が広がります。また、相手チームも3ポイントシュートに対応せざるを得なくなるので、ディフェンスが広がり、他のプレーヤーが活躍しやすくなる点も見逃せません。

 

■ポイントガードに求められる技術

ポイントガードに求められる技術

 

ポイントガードは、バックコートからのボール運びや味方選手へのパス出し、フォーメーションの指示など、多くの役割を担うポジションです。そのため、さまざまな能力を高い精度で要求されます。ここでは、ポイントガードを行ううえで必要な技術の一例をご紹介します。

 

・視野の広さや判断力

チームメイトにパスや指示を出すため、ポイントガードにはコート全体を見渡せる視野の広さや状況判断力、ゲームの流れを読む力などが求められます。常に周囲を確認して、ノーマークの選手やスペースを見つけてパスを出すなど、得点につながるプレーを心がけましょう。

また、チームメイトのプレースタイルや性格、相手チームの弱点など、さまざまなデータを把握しておくことも重要です。遠くからのシュートが得意な選手やドリブルで切り込める選手など、各チームメイトの得手不得手を把握していないと、的確な指示を出すことはできません。

 

・テクニック

ポイントガードには、ドリブルやパス、シュートのテクニックなど、ボールを扱うハンドリング能力も求められます。フロントコートにボールを運ぶとき、相手チームはボール保持者に激しくプレッシャーをかけてくるはずです。ボールをキープしながら前に運ぶためには、相手をかわせるテクニックが欠かせません。
ドリブルだけでなく、フリーのチームメイトを見つけた際に確実にパスを通せるパス精度の高さや、シュートコースがある際に決め切れるシュート力も必要です。

また、ポイントガードはチームの意思統一を行ったりチームメイトに指示を出したりと、声を出すことが多いポジションでもあります。感情的になったチームメイトに冷静に声をかけ落ち着かせる、チームを鼓舞してモチベーションを高めるなど、コミュニケーション能力の高さも重要です。

 

■ポイントガードの動き方のコツ

ポイントガードは、基本的にはリングから遠いアウトサイドでプレーすることが多いです。敵のディフェンスを引き付けるためにゴールに向けて走ったり、味方選手のプレーを邪魔しないようにスペースを空けたりと、他の選手がプレーしやすいスペースを作る動きが求められます。
コートのどこにスペースが空いているのかを素早く見極めて、的確に動き出すことが重要です。

ただし、ポイントガードと一口にいっても、何を武器にしているかに応じていくつかのタイプに分けられます。自分が得意なプレーやNBA選手の実際のプレーを確認して、目指すタイプを決めていくのも良いでしょう。動き方やプレースタイルごとの特徴は、以下の通りです。

【攻撃タイプ】
スピードとドリブル力を生かしたドライブやアウトサイドからのシュートなど、自分自身の得点能力を武器にするタイプです。自分でシュートも決められるため、必然的にディフェンスを引き寄せてチームメイトをフリーにできます。

【司令塔タイプ】
パスを出すことを主体にして、チャンスを作り出すスタイルのポイントガードです。チームメイトへの的確な指示出しや、スペースを見つける視野の広さが求められます。

【バランスタイプ】
状況に応じてシュートを打ったりパスを選択したりと、バランスを取って試合をコントロールするタイプです。シュートやドリブル、パス、コミュニケーション能力など、あらゆる能力を高いレベルで備えている必要があります。

 

■ポイントガードはチームの司令塔

ポイントガードは、味方選手に指示を出したり、フリーの選手にパスを出してチャンスを作ったりと、さまざまな役割と技術が必要なポジションです。負けそうなシーンで味方を鼓舞するなど、メンタルの強さも求められます。難しいポジションではありますが、インサイドに入るシーンが少ないので、コート上では比較的小柄でも勝負できる点は大きな魅力といえるでしょう。

ただし、チームの戦略などによって役割は微妙に異なるケースもあります。例えば、シュートが得意なフォワードがいるならドリブルやパス技術を磨く、3ポイントを打てる選手がいないならアウトサイドからのシュート練習を取り入れるなど、チームの状況に応じて重点的に磨いていく能力を決めて行きましょう。

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