『常識を跳び超えろ』ミズノバレーボールシューズWAVE LIGHTNING Z7が選手を更に飛躍させる。
ミズノバレーボールシューズがバレーボールの“つぎのスタンダード”を切り拓く。そのシューズがWAVE LIGHTNING Z7だ。『常識を跳び超えろ』というスローガンを掲げて履いた瞬間から、今までとの感覚の違いにきっと驚く。ジャンプが、着地が、フットワークが、一つひとつの動きが想像を超えてくる。できなかったプレーに挑戦したくなる。そんなシューズの開発に携わった竹村悠さん、マーケティング担当をする依田彩和さんにWAVE LIGHTNING Z7の魅力を語ってもらった。
――お二人の普段の担当業務を教えてください。
依田:まだ駆け出しですがミズノバレーボールのマーケティング担当をしています。主な業務は日本国内におけるバレーボール事業の舵取りを任せられていて、日本における商品ラインナップやプロモーション・販促活動を決めるのが、私の役割です。
昨年度はコロナの影響で大会が開催されないこともあり、バレーボール競技としての動きが少ない状況でした。その影響で大会・練習会場でのアクションが起こせず、お客様のところに行ってヒアリングをする機会も限られていたので、難しい1年を過ごしましたね。
竹村:シューズの商品企画を約3年間担当しています。開発やデザイナーと一緒に計画を立てながら商品を作っていく。担当は、バレーボールシューズを始め、ハンドボールなどインドアシューズをメインにしています。現在の担当になって直ぐにコロナが始まって売る面で大変でした。需要が少し落ちてしまったのを感じました。
――大変な時期でもありますが、ミズノが次の時代を切り拓く、シューズ『WAVE LIGHTNING Z7』を発売されます。特徴などを教えてください。
竹村:WAVE LIGHTNING Z7というモデルで、今回で17代目のシリーズになるのですが、発売を重ねるごとにアップデートし続けています。例えば、軽量でクッション性が良くてフィッティングが良いのが売りになっています。そこは常にアップデートしているイメージです。
今回のアップデートに関しては、ソールにミズノエナジーを搭載しています。柔らかくて反発性の良い素材を使っています。バレーボール選手は、高く飛ぶので、そこをサポートする素材です。ミズノエナジーは、他のメーカーに負けない素材というデータも出ています。
ジャンプ時に最も力のかかるミッドソールの母指球のところは、ミズノエナジーを搭載させ、より高いジャンプをサポートさせるようにしています。
さらに別売りもされているミズノエナジーインソールを搭載することによって前回のモデルよりもクッション性、反発性を高めて選手のパフォーマンスをあげることを強化しています。
アッパーに関してもフィッティングの部分で前回モデルでは課題がありましたので、改めて訴求していくためにも構造や使う材料をこだわって通気性もアップデートした形になります。
対象は、部活生+ママさんが中心ですが、WAVE LIGHTNING Z7は、学生だけに履いてほしいというよりも、全カテゴリーに向けて発売しています。
――カラーリングのこだわりはありますか?
竹村:定番カラーを2年間ほど継続して発売するのが通常なんですけど、シーズンごとに新しいカラーを発売しています。シーズンごとにカラーのテーマがあって、トレンドを重要視しています。白黒に関しては、WAVE LIGHTNINGシリーズを学生に履いていただく上でこだわったのは、“軽く見える”ところです。
ホワイトアッパーに関しては、黒をあまり多用しなければ、重く見えないので意識しています。アッパーをホワイトに強調することでより軽量に見せるようにしています。
黒に関しては、真っ黒にする案もありましたが、それだと少し重く見えるという指摘があったのでミッドソールだけ白くするなど、工夫しております。
依田:ミズノのシューズが機能的に優れているという評価は市場にいて一定数ありますが、多くのお客様は新商品の場合、実際に履いていただいた感覚をもとにシューズを選ばれることが多いです。
これまでWAVE LIGHTNINGシリーズを履いたことがない人や他社のシューズを履いている人達に対しては、シンプルに今までのバレーボールシューズとは「ひと味違うよ」とお伝えたいです。
「常識を跳び超えろ」というマーケティングメッセージを4月の発売のタイミングから打ち出してやっております。まずは、自分の目で確かめていただき、新シューズを履いていただけましたら幸いです。
――販促活動をしている中で、WAVE LIGHTNING Z7に対して、どのようなフィードバックが多いのでしょうか?
依田:発売前に男子大学生に試し履きをしてもらった中でいただいたフィードバックとして多いのは、軽いのにクッション性があるという点です。今までバレーボールシューズに求めていたけど、あまりフィットするモデルに出会えなかった選手には、このシューズを試してもらいたいです。今までとは違うWAVE LIGHTNING Z7 を履いて、バレーボールをより楽しんでいただきたいです。
――堺ブレイザーズの試合会場で、WAVE LIGHTNING Z7を履いてジャンプ測定器を行っていましたが、反応はどうでしたか?
竹村:YouTubeでも視聴可能ですが、以前、ミズノエナジーが搭載されたシューズを履いて堺ブレイザーズの選手達がジャンプ選手権を行いました。WAVE LIGHTNING NEOを堺の選手達が履いてジャンプしたら、プラス3~5㎝ジャンプ力が上がったというデータを紹介しています。
選手からのフィードバックでも、少し飛べるようになったという声があり、バレーボールで数センチ高く跳べると、どれくらい上でボールを叩けるか、ボールを捕まえれるのかはとても大きい部分なのでVリーグや代表選手に実感いただけているのは良いことだと思います。
依田:機能面は常に自信があり、ミズノエナジーを搭載することでさらにアップデートできたという実感があります。見た目の部分も、歴代のLIGHTNINGシリーズの中でも評価が高いと感じていますし、軽量感を表現したデザインでも、VリーグやTOP販促校の選手からの大変好評です。
――コロナ禍の営業の難しさがあると思いますが、新たなプロモーション活動は考えていますか?
依田:オンラインでの売り上げ比率が弊社のバレーボール事業でも年々伸びています。バレーボールシューズに関しては、自分のサイズが分かっているお客様は、オンラインで購入される方も多いです。ただ、新しいモデルに関してヒアリングをしていると、「まず試してみたい」という声をいただくことが多いですので、会場でのイベントやお得意先様で店頭の試し履き会と絡め、WAVE LIGHTNING Z7を試してもらい、今までとのバレーボールシューズとの違いを実感してもらいたいですね。
――今後の挑戦したいシューズ企画はありますか?
竹村:日本国内の男性におけるバレーボールシューズシェアは、競合のアシックスがミズノに比べて高いです。一方で女子は、弊社の方がシェアが高いです。男性バレーボーラーにもっと履いていただけるようなシューズをマーケティングで企画していきたいですし、しないといけないと思っております。また、バレーボールでパフォーマンスが上がる為に、どの部分にフォーカスを当てるのがいいのかを検証していく必要もあります。例えば、ジャンプなのかクイックな動きなのか。ミズノエナジーで検証できているとこもありますが、もっと検証しなきゃいけないと思います。
依田:ミズノは、日本の9割以上の方にスポーツメーカーとして認識されていますが、ミズノの製品を使ってみたい、もしくは使っているという方は、9割を下回っているのが現状です。
そういった意味では、バレーボールの競技人口や市場を考えて、WAVE LIGHTNINGシリーズがカッコイイからバレーボール始めたというキッカケを作りたい。部活、サークルなどカテゴリーを問わず、バレーボールをプレーする選手が1人でも多く増えていったら嬉しくと思います。今後も市場を考えたマーケティング施策を意識しながら業務に励みたいと思います。
取材日の3月26日(土)は、堺市立大浜体育館で開催するホームゲーム堺大会を「ミズノサポーティングマッチ(MIZUNO ENERZY DAY)」として開催し、各種企画が行われた。
来場者にバレーボールだけでなくイベントも楽しんでいただくために堺ブレイザーズの試合とミズノと月刊バレーボールがコラボし、ミズノの商品やサービスも見て楽しんでいただける機会だ。
会場エントランス前では、ミズノエナジー CARでお出迎え!今後、ミズノはラッピングカーで全国巡回してイベントを回っていく予定です。
会場入口奥にMIZUNO ENERZY体感ブースがありMIZUNO ENERZYが搭載された靴を体感していただき、アンケートに回答いただくと抽選で3名様にサイン入りユニフォームが当たるチャンス。
あなたも月バレの表紙になりませんか?月バレフォトブースも設置されていて、来場の記念に撮影するお客様が列をなしていました。
イベントを楽しんだ後は、お待ちかねの堺ブレイザーズ vs ジェイテクトSTINGSの試合へ。
コラボ企画として、「ミズノサポーティングマッチ(MIZUNO ENERZY DAY)」限定でミズノエナジー柄の限定ユニフォームを堺ブレイザーズのリベロ選手が着用し試合に挑んだ。
堺大会初日、お互い譲らない激しい攻防が繰り広げられたが、フルセットの末に3-2で堺ブレイザーズがジェイテクトに見事勝利を掴みました。
「ミズノサポーティングマッチ(MIZUNO ENERZY DAY)」を通じて、多様な世代がミズノ独自の高反発ソール素材「Mizuno Enerzy」を様々な形で感じることができたイベントとなった。ミズノ商品を通じて、日本のバレーボール競技人口を伸ばし、それぞれのステージでバレーボールを楽しんでほしい。ミズノの飽くなき挑戦は、これからも続く。
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