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other2022.08.10

卓球のレシーブを武器にしよう! 種類や打ち方のコツをご紹介

卓球のレシーブは、試合で勝てるようになるために欠かせない重要な技術のひとつです。レシーブで相手のサーブを返せないと、ラリーを続けることすらできません。
しかし、卓球の試合では相手は回転をかけたボールを打ってきます。どの回転にどうやってラケットを出せば良いのか、卓球初心者の方はわからないかもしれません。
ここでは、代表的な卓球のレシーブの種類や、レシーブを打つ際に心がけたいコツをご紹介します。

 

【目次】

■卓球のレシーブとは

■卓球のレシーブの種類

・ツッツキ

・ドライブ

・ストップ

・フリック

・チキータ

■卓球のレシーブのコツ

・相手のラケットの角度を見る

・正しい構え方を身に付ける

・相手コートに返すことを優先する

・ボールを引きつけて打つ

■卓球のレシーブの練習方法

■卓球のレシーブを上達させよう

 

■卓球のレシーブとは

卓球の試合を始める時は、必ずどちらかの選手がボールを打つことから始まります。この最初にボールを打つのが「サーブ」で、サーブを相手に返球するのが「レシーブ」です。

卓球は相手との距離が短く打球も速いため、ボールの打ち合い(ラリー)のテンポが速い競技です。また、球に回転をかけやすく、さまざまな変化球を駆使できることから、反応の良さに加えて緻密な戦略も要求されます。

相手のサーブに対して的確に返球できるようになれば、相手の攻撃を防ぎ、自分が攻撃をしやすいように戦略を組み立てられるでしょう。一方でレシーブの技術がないと相手を攻め切れず、常に後手に回る試合展開になる可能性が高いです。
試合を優位に進めるためにも、卓球のレシーブはしっかりと習得しておきたい技術のひとつといえます。

 

■卓球のレシーブの種類

卓球のレシーブの種類

 

卓球のレシーブは、相手がどのような回転をかけてサーブしたか、ボールがどこにバウンドしたかなどに応じて、さまざまな技術を使い分ける必要があります。
どのようなサーブにも対応するためには、レシーブの種類を知っておくことが大切です。ここでは、卓球のレシーブの主な種類をご紹介します。

 

・ツッツキ

ツッツキは、主に下回転(バックスピン)のかかったサーブを安定して打ち返すためのレシーブです。ボールの回転に逆らわず、下回転を加えて相手に返球します。
打球に体を近づけてコンパクトに打ち返す必要があるので、次の打球に備えやすいのが特徴です。

【ツッツキの打ち方】
1.相手のボールに対して向き合い、最短距離が取れるようにラケットを胸の前で構える
2.肘は軽く曲げ、ラケットの角度を斜め30度くらいにする
3.体の正面で、打球の下側を押し出すように打つ

ボールの回転を見極める力が必要ですが、ラケットの角度を調整すれば、さまざまなサーブに対して使うことができます。

 

・ドライブ

卓球台の上でボールが2バウンドせず、卓球台の外に出るシーンで使われるレシーブです。相手の打球に対して上回転(ドライブ)をかけて打ち返します。
ボールに上回転がかかることで打球の軌道が通常より落ちるため、低く鋭い打球を相手に返球できるのがメリットです。レシーブで先手を取りやすく、攻撃的に試合を進めたい場合に向いています。

【ドライブの打ち方】
1.足を肩幅より大きく開き、体を沈み込ませるような体勢でラケットを膝の高さに構える
2.利き腕側の足に重心を置き、腰を使って斜め上方向にラケットをスイングしてボールを飛ばす

スイングする際は、反対側の足に体重移動させるのがポイントです。

 

・ストップ

打球の飛距離を抑え、相手コートのネット付近にボールが落ちるように返球するのがストップです。相手をコートに近寄らせることで、強打を封じられます。相手が後ろに下がって構えていた場合は、得点につなげることも可能な技術です。

【ストップの打ち方】
ストップの打ち方はツッツキと基本的に同じです。ツッツキよりも力を抑えて、膝のクッションでボールの勢いを吸収するように打ちましょう。

 

・フリック

ネット付近でバウンドしたサーブに対して、上回転を加えて返球するのがフリックです。フォアハンド、バックハンドのどちらでも使える打ち方で、ショートサーブに対して攻撃的にレシーブしたい場合に有効な技術です。

【フリックの打ち方】
1.サーブに対して体を近づける
2.コンパクトに手首のひねりを加えながら、フォアハンドやバックハンドをスイングする

 

・チキータ

チキータはバックハンドで行うフリックの進化版で、近年はプロでも使用する選手が増えています。サーブに対して横回転を加えて返球することで、相手コートでバウンドしたボールが曲がるのが特徴です。

打つ際は、台上でバックハンドドライブを打つイメージでラケットを振り抜きます。ただし、チキータは難易度の高い技術なので、まずはフリックから練習するようにしましょう。

 

■卓球のレシーブのコツ

卓球のレシーブのコツ

 

卓球のレシーブにはさまざまな種類があり、相手のサーブに応じて使い分ける必要があります。では、どのような点に注意すれば、レシーブが上達して使い分けられるようになるのでしょうか。
卓球のレシーブの基本的なコツをいくつかご紹介します。

 

・相手のラケットの角度を見る

卓球のレシーブで大切なことは、サーブの回転を見極めることです。サーブを打つ選手は、上回転・下回転・横回転・無回転(ナックル)など、さまざま回転をボールにかけています。

例えば、横回転のボールにラケットを当てると横方向に飛んでいくなど、回転によって返球したボールがどこに飛んでいくのかは決まっています。
そのためレシーバーは、打球にかかった回転の方向や強さを見極め、適したレシーブを選択しなければいけません。サーブの回転を見極めるために、「相手のラケットの角度」と「ラケットに球が当たった位置」の2つを確認することを心がけましょう。

 

・正しい構え方を身に付ける

卓球は、狭いコート内で高速なラリーを行う球技です。相手の打球に対して、素早く反応できる構えを身に付けておく必要もあります。正しい構え方のコツとして、次の3点を意識すると良いでしょう。

・両足のつま先を卓球台と平行にする
・ラケットを胸の前辺りで構える
・前後左右に素早く動けるように重心は落としすぎない

上記の3点を意識した姿勢を基本に、レシーブに合わせた姿勢を取るようにすることが大切です。また、フォアハンドでレシーブしたい場合はフォア側のスペースを広く空ける、相手がロングサーブを使う選手の場合は卓球台との距離を大きく取るなど、構える位置まで考えると、よりサーブに対処しやすくなります。

 

・相手コートに返すことを優先する

レシーブで得点を狙う姿勢は大事ですが、まずはミスなく相手コートにボールを返すことを優先しましょう。相手コートに返球さえできれば、相手のミスで得点が入る可能性が生まれます。
サーブの回転がわからず対応に迷う場合も、チャンスボールになっても良いからコートに入れることを意識して、レシーブを行うことが大切です。

 

・ボールを引きつけて打つ

レシーブの際は、ボールを引きつけて体の近くで打つことも重要です。ボールを引きつけられていれば、ボールを擦るように打って回転をかけやすくなります。
また、手首や肘を動かしやすくなり、フリックなどをスイングしやすいのも体にボールを近づけるメリットです。

 

■卓球のレシーブの練習方法

卓球のレシーブを上達させるためには、多くのサーブを打ち返して経験を積むことが大切です。たくさんのボールを受け続けることで、打球の回転方向や回転量を推測し、どのレシーブで返すか判断する力を養えます。

具体的な練習方法としては、1vs1でさまざまな回転のサーブを打ってもらう練習や、たくさんのボールをレシーブし続ける多球練習などがおすすめです。地道な努力が必要ですが、練習を重ねてレシーブの感覚を養えば、相手のサーブにしっかり対応できるようになるでしょう。

 

■卓球のレシーブを上達させよう

カット主戦型やドライブ主戦型、前陣速攻型など、卓球にはさまざまなプレースタイルがありますが、レシーブはプレースタイルに関わらず、試合で勝つうえで重要な技術です。ただし、相手のサーブを見極めて適切なレシーブを使えるようになるには、地道な努力を続け、多くのサーブを受ける必要があります。
練習や試合を繰り返し行いレシーブの技術を上達させていき、より卓球を楽しめるようになりましょう。

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