フリーワード検索

other2022.10.14

“怪我無くバスケットボールを楽しむ為に”バスケ日本代表の富樫勇樹がAlpen TOKYOでトークイベントを開催。

身長167センチと小柄な体格ながら、圧倒的なスピードとテクニックを磨き、日本バスケットボール界をリードする富樫勇樹選手。

そんな富樫選手が契約選手であり製品開発にも携わった、スポーツ向けサポート・ケア製品ブランド「ZAMST(ザムスト)」の主催イベントが Alpen TOKYOにて行われた。

イベント中の富樫選手のトークセッションや取材インタビューを交えながら、富樫選手を支え続けている「ZAMST(ザムスト)」についての想いや部活生へのアドバイスなどバスケットボール競技がより楽しくなる秘訣を語っていただいた。


イベントは「Alpen TOKYO」の1階フロアで開催され、バスケットボールやシューズ、ユニフォームなど、多数のバスケットボール用品に囲まれた中で富樫選手のトークイベントはスタートした。 

ザムストの契約アスリートである富樫選手が登場すると、会場に詰め掛けたファンは大きな拍手を送り、先着20名限定ながら老若男女問わず、幅広い年代のファンのボルテージが高まった。また、20名以外のお客様も大勢の方が立ち見でイベントを見学するなどの大盛況ぶりだった。


当日来場できなかった人や参加申し込みに漏れた人のために、ザムストの公式インスタグラムがトークイベントの様子をLIVE配信で届けた。

コロナ禍でファンとなかなか接点が持てなかった富樫選手は「なかなかこの距離感でイベントはなかったので、うれしいです」と話した。


富樫選手は太もも、腰回りへのダメージを軽減するパッド付のショーツ、「ザムスト BRAVE-PAD SHORTS」の開発に携わっている。パッドの厚さや位置には「細かくお願いした」と開発秘話を語り、「これを装着していないと、怖いくらい」と厚い信頼を置いている。


「ザムストは海外の有名選手を始め、多くの方が使っているイメージがあり、今後も少しでもスポーツ選手のケガが少なくなるような商品がザムストから発売されたら嬉しいです」と期待を込めて、ザムストへの想いを語ってくれた。

リラックスした雰囲気の中で行われたトークショーでは、今夏の代表活動の話題になった。

印象に残っているチームメイトは誰かという問いに「須田侑太郎選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)」と即答。7月に行われたFIBAアジアカップ予選リーグのシリア戦で、9本の3ポイントシュートを決め、1試合で自己最多となる33得点を挙げたそのパフォーマンスをピックアップした。「練習の時から本当にシュートが入っていたので、『調子はいいな』と思っていましたが、あれだけ入るとは」と、試合を振り返った。


同時に、「こんなに早く一緒に日の丸をつけるとは思わなかった」と語ったのは河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)について。河村選手の将来性については以前から高く評価していた富樫選手だが、「彼が高校の時、天皇杯でマッチアップしましたが、きっと年齢的にも自分が代表から離れた後を託すんだろうなと思っていました。来年のワールドカップに向けていい準備ができた夏でした」と総括した。

そして来年、日本・フィリピン・インドネシアの3か国で開催されるW杯に向けては、日本が勝利するためのキーパーソンとして八村塁選手をあげた。

 「トム・ホーバスHCの下で八村塁選手がプレーすることは楽しみな気持ちと不安な気持ちがある。彼(八村選手)が出て活躍しない限り、世界で勝つのは難しい。合流して、来年どう戦うのか楽しみ」と来年に向けて更なる高みをイメージしていた。

間もなく開幕するBリーグに向けては、「序盤からエンジン全開でシーズンに臨むことになる。目標は優勝。新たな千葉ジェッツを見てもらえると思います」と今シーズンも富樫選手に注目が集まりそうだ。

そして、シーズンが終われば間近に迫るワールドカップ2023についても想いを語ってくれた。「前回(2019年大会)は残念ながらケガでプレーできませんでした。だからこそレベルアップして大会に臨みたい」と意気込んだ。


イベントには先着20名限定のファンが参加し、富樫選手とのツーショット写真撮影や、サイン入りTシャツをかけたじゃんけん大会などが行われました。 


――最後になりますが、本日のイベントの感想をお聞かせください。

「平日のお忙しいなか来てくれてありがとうございました。今シーズンも間もなく開幕しますので、みなさん是非、船橋アリーナやアウェイにも応援しに来てください。1試合でも早く声が出せるスポーツ観戦が戻ればいいなと思います。今シーズンも千葉ジェッツで優勝を目指します。新たな千葉ジェッツを見せられると思うので、一生懸命やりたい。1年後のワールドカップにむけて怪我なく全力で、日本のバスケ界を盛り上げられるよう頑張ります」


イベントの最後は、富樫選手から全員で記念写真を撮り、参加者にとっても忘れられない一日になりました。


イベント終了後には、アルペングループマガジンによる富樫選手のインタビューを実施しました。その模様もお届けします。


◆高校生は、身体の成長や身体能力がグッと伸びる時期なので、怪我予防を大切に

――富樫選手が開発にも携わったザムスト『BRAVE-PAD SHORTS』ですが、どんな選手におすすめしたいと思いますか? サポート・ケア製品を使うことのメリットをお聞かせください。

バスケットボール選手って、試合中に転ぶことがあるので腰、お尻も含めて、どの選手とか関係なく怪我の予防でオススメしたいです。特に僕のように身長の低い選手は、ドリブルで切り込むときに大きい選手の膝が当たることが多い。僕は毎回それで怪我していたので、『BRAVE-PAD SHORTS』が大腿部の怪我防止対策として助かっています。


――怪我をした時のメンタル面でのアドバイスをお聞かせください。

明らかに自分の準備不足で怪我をしたら後悔しますけど、試合を含めて激しいスポーツを全力でやっている中での怪我は避けられない時があるので僕はあまり気にしないです。

ワールドカップ前に怪我をして出場を辞退してタイミング的に難しかったですが、あまり気にしなかったです。


――アルペングループマガジンは、部活生にも多く見られているメディアです。高校時代のお話を伺いたいのですが、プロに繋がるような練習などはありましたか?

僕の学生時代は、YouTubeで練習方法などを今ほど見られない時代だったんです。だけど運良くアメリカに留学していたので、そのコーチの元、日本ではやったことない新しいトレーニングや練習方法を体験しました。毎日が楽しかったです。プロになってからは、“練習は質”だと思うようになったのですが、学生時代は質よりも量や時間が大事なのかなと思います。

高校の時は学校から徒歩数分の場所に住んでいたので、体育館に行ってシュート練習に打ち込んだり。そういう時間が今に活きているなって思います。


――学生時代のうちに意識したほうがいい怪我予防などはありますか?

テーピングなどはプロになってから毎試合、練習でもやってもらえる環境があるのですが、学生はお金がなかったりトレーナーが居ないので環境的に難しい。僕は高校時代にチームの決まりで、練習の際は足首にサポーターをつけていたので、それが怪我の予防になっていました。

高校生は、身体の成長や身体能力がグッと伸びる時期なので、動き過ぎるが故に靭帯を切ることもあります。サポーターに限らず筋トレも大事なので出来る限り、知識を勉強してほしい。大怪我をすると今後の競技人生が左右するので意識してほしいですね。

そういう意味では、ザムストのサポーターは、ひとつ飛び抜けていると思います。どの学校を見ても1、2人と選手が付けているのを見ます。不安がある選手や予防したい選手は付けた方がいいなと思います。


――最後にバスケットを頑張っている部活性や学生にエールをお願いします。

僕も学生時代に濃い経験をたくさんしました。悔いのないよう全力でやってほしい。

仲間とチームメイトとの数少ない時間を楽しんで過ごしてほしい。その中で今できる全力でバスケットボールを楽しんでほしいなと思います。
 


◆富樫 勇樹プロフィール

1993年7月30日、新潟県生まれ。

ポジションはポイントガード。Bリーグ 千葉ジェッツふなばし所属。

小学生よりミニバスケットボールを始める。中学卒業後、アメリカへ留学。アメリカのモントロス・クリスチャン高校卒業後、bjリーグの秋田ノーザンハピネッツに入団し、プロ選手としてのキャリアを開始。1年目となるbjリーグ 2012-13シーズンにはbjリーグ新人賞を受賞。14年、ラスベガスで開催されたNBSサマーリーグにダラスマーベリックス(MAVS)の一員として出場。その後、日本人2人目のNBAチーム(MAVS)との選手契約を結び、14-15シーズンはその傘下のNBA Dリーグテキサスレジェンズでプレイ。

2015年から千葉ジェッツふなばしでプレイ。同年からレギュラーシーズンベストファイブを6年連続受賞。19-20シーズンには、レギュラーシーズン最優秀選手賞を受賞。

20-21シーズンには、キャプテンとしてチームを初のBリーグ年間チャンピオンに導いた。


公式Instagram https://www.instagram.com/yukitogashi/

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索