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other2023.03.24

【陸上】短距離用スパイクで好タイムを狙おう! 選び方のポイントとピンの交換時期

100mや200m走といった短距離走を行う際は、短距離用のスパイクが欠かせません。タイムを少しでも縮めるためには、自分の走り方や足に適したスパイクを用意する必要があります。
しかし、短距離用のスパイクには多くの種類があるため、どれが自分に合っているのかよくわからない方も多いはずです。短距離用スパイクを選ぶ際は、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
ここでは、短距離用スパイクを用意する必要性や、選び方のポイントなどをご紹介します。

 

【目次】

■短距離には専用のスパイクを準備しよう

■短距離用スパイクの選び方

・トラックの種類

・ピンのタイプ

・ピンの長さと配置

・留め具の種類

・ソールの厚さ

・プレートの面積

■スパイクピンの交換時期は?

■レベルや環境に適した短距離用スパイクを探そう

 

■短距離には専用のスパイクを準備しよう

短距離には専用のスパイクを準備しよう

 

陸上競技と一口にいっても、短距離走や長距離走、跳躍、投てきなど、さまざまな種目があります。
100m走や200m走、400m走、ハードルといった短距離種目を行う際は、短距離種目専用のスパイクを用意することが大切です。

短距離用スパイクは、靴底に硬いプレートと、グリップ性の高いスパイクピンを備えています。短距離で好タイムを狙えるように、プレートの硬さやピンの配置が最適化されているのが特徴です。

一般的なランニングシューズを着用して走ることもできますが、ランニングシューズはクッション性に優れる一方、スパイクほどのグリップ力がありません。踏ん張りがききにくく、走りに影響する可能性があります。
短距離走で好タイムを狙いたい場合は、短距離専用のスパイクを用意するのがおすすめです。

 

■短距離用スパイクの選び方

短距離用スパイクの選び方

 

短距離用スパイクは、走る場所や種目、走り方などに応じて、適切なタイプを選ぶことが大切です。場合によっては、用意したスパイクが使えなかったり、走りにくさを感じたり、けがにつながったりする恐れもあります。
短距離用スパイクの選び方のポイントは、以下のとおりです。

 

・トラックの種類

短距離用のスパイクは、トラック(競技場)の種類によって適切なタイプが異なります。どのような場所で使用するかに応じて、スパイクを使い分けましょう。

陸上競技場のゴムトラック(タータングラウンド)で着用する場合は、オールウェザータイプのスパイクがおすすめです。軽くスピードを出しやすいのが特徴で、主に競技用で使われます。土トラックでの使用には向きませんが、天候に関係なく使える点も魅力です。

土トラック(アンツーカー)でスパイクを着用したい場合は、ゴムトラックと土トラックのどちらでも使うことができる、オールウェザー・土トラック兼用タイプを用意しておきましょう。
耐久性に優れていて、練習用途に最適です。

ただし、トラックや競技場によっては、使用できるスパイクに制限がかけられている場合があります。特に、先端の尖っているタイプは使用が禁止されている場合があるので、事前に確認しておきましょう。

 

・ピンのタイプ

スパイクのピンは、取り換え式、固定式、取り換え+固定式の3種類に分けることができます。

陸上競技を始めたばかりの初心者の方や、短距離以外の種目にも取り組んでいる方は、取り換え式のスパイクを選ぶのがおすすめです。状況に応じてピンを取り換えることができるので、種目ごとにスパイクを用意する必要がありません。
ピンが摩耗しても、予備のピンと交換することで、スパイクを使い続けられる点もメリットです。

一方で、専門の種目が決まっている中級者や上級者の方は、固定式か、取り換え+固定式のスパイクが最適です。不要なパーツが付いておらず軽量化されているので、好タイムを狙えます。
ただし、固定式タイプは体にかかる負担が大きいため、初心者の方には向いていません。ピンを交換できず、定期的なスパイク購入が必要な点もデメリットといえます。

 

・ピンの長さと配置

スパイクピンの長さや配置は、スパイクのグリップ力や反発力を左右する要素です。ピンのタイプと併せて確認しておきましょう。
標準的なピンの長さは、オールウェザータイプで8mm、オールウェザー・土トラック兼用タイプで12mmです。初心者は長めのピンで安定感を高め、上級者は短めのピンで足抜きを良くした方が走りやすいとされていますが、走り方や能力によって適切な長さは変わります。

また、ピンの配列にもいくつか種類があります。初心者の方は安定感やグリップ力に優れた「3列8本ピン」タイプを選ぶのがおすすめです。

 

・留め具の種類

スパイクの留め具の種類を確認しておくことも大切です。大きく、レースアップと面ファスナーの2種類に分けられます。

短距離用のスパイクは、足に合わせてフィット感を調整できるレースアップタイプがおすすめです。足がずれるのを防げるため、走りに安定感を生むことができます。

一方で、面ファスナータイプは、着脱をスムーズに行えるのがメリットです。レースアップと面ファスナーを組み合わせて、より高いフィット感を得られるようにしているタイプを選ぶのも良いでしょう。

 

・ソールの厚さ

ソールの厚さも、走りやすさや体にかかる負担を左右する重要な要素です。
陸上競技を始めたばかりの初心者の方は、ソールが厚くクッション性に優れたスパイクを用意しましょう。着地の際の衝撃を和らげ、足への負担を減らせるので、けがの予防や疲労感の軽減といった効果が期待できます。

上級者の方は、ソールが薄く軽量なスパイクがおすすめです。反発力が上がるので、スピードを出しやすくなります。
ただし、ソールが薄いスパイクは足に負担がかかり、疲れやすいです。練習時はソールが厚いスパイクを着用するといった工夫を行いましょう。

 

・プレートの面積

スパイクの裏に貼られているプレートの面積も、スパイク選びでは重要なポイントです。プレートの面積が広いほど反発力が高まり好タイムを出しやすい一方で、使いこなすには筋力が必要になります。

初心者の方は、母指球(足の親指の付け根部分)辺りまでプレートが付いている、ショートプレートのスパイクを選ぶのがおすすめです。筋力や走りの技術の向上に伴って、徐々にプレートの面積を広げていくと良いでしょう。
上級者でタイムを追及している場合は、スパイクの裏面が全て覆われているロングプレートのスパイクが適しています。

 

■スパイクピンの交換時期は?

スパイクピンは、使い続けるうちに摩耗していく消耗品です。ピンの先端がすり減ると、グリップ力が落ちてしまいます。日頃から状態を確認して、適切なタイミングで交換することが大切です。
具体的な交換の目安は、オールウェザータイプはピンのカドが削れてきた頃、オールウェザー・土トラック兼用タイプは先端が2~3mmほど削れてきた頃です。

ピンがすり減ってきたら、取り換え式の場合はピンの交換を、固定式の場合は新しいスパイクに買い替えましょう。ピンを取り換える際は、手でピンが止まる位置まで回してからハンドルを使うと、垂直にはめやすくなります。

また、スパイクを長持ちさせるために、コンクリート面の上を歩かない、使用後は汚れを拭き取ってスパイクカバーをかけるなど、基本的な使い方を徹底することも大切です。

 

■レベルや環境に適した短距離用スパイクを探そう

陸上競技は、種目ごとに特徴の異なるスパイクが販売されています。短距離種目に取り組んでいる場合は、短距離用のスパイクを用意することが大切です。
環境や自分のレベルに適したスパイクを用意しておけば、パフォーマンスを向上させることができます。短距離用のスパイクを使って、好タイムを目指しましょう。

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