自分に合った水泳キャップを用意しよう! 選び方と被り方のポイント
プールで泳ぐ際は、水泳キャップ(スイムキャップ・水泳帽)を被ることが多いです。海で泳ぐ際に着用することは少ないかもしれませんが、学校の水泳の授業や競泳といったシーンでは、基本的に水泳キャップを着用します。
しかし、水泳キャップを着用することで、どのような効果が得られるのでしょうか。
ここでは、水泳キャップを着用する必要性や選び方、正しい被り方をご紹介します。
【目次】
■水泳キャップを着用する理由
プールに行った際に、水泳キャップを着用せずに泳いでいる方もいらっしゃるかもしれません。なぜ、プールでは水泳キャップを被る必要があるのでしょうか。
・髪が抜け落ちるのを防ぐ
水泳キャップを被ることで、髪の毛が抜け落ちるのを防ぐことができます。
お風呂に入ると髪の毛が浮くことからもわかるように、人の髪の毛は1日に何本も抜け落ちるものです。キャップを被らないままプールに入った場合、抜け落ちた髪の毛が漂ったり、排水溝に詰まったりする恐れがあります。
頭髪が排水溝に吸い込まれてしまい、事故につながるリスクも捨てきれません。
一方で、髪の毛を水泳キャップにしまっておけば、抜けた髪の毛がプールに落ちたり、排水溝に髪が吸い込まれたりすることを防げます。
ジムや市営のプール、学校の授業などでは、水泳キャップの着用が義務になっていることも多いです。安全のためにも、プールで泳ぐ際は水泳キャップを用意しておくことをおすすめします。
・水の抵抗を抑える
水泳キャップを被らずに泳ぐと、水の流れに合わせて髪の毛が動きます。水の抵抗が増すだけでなく、特に髪の毛が長い方の場合は、髪が顔にまとわりついて不快感を覚えるはずです。
髪の毛を水泳キャップの中にしまうことで水の抵抗が減り、泳ぎやすくなる効果も期待できます。
また、ゴーグルを着用する際にも、水泳キャップがあると便利です。ゴーグルをそのまま着用すると、ゴムが髪の毛に引っかかったり、外れやすくなったりすることもあります。
水泳キャップを被ることで、ゴーグルを着用しやすくなる点もメリットといえるでしょう。
・髪の毛へのダメージを減らす
プールを消毒するために含まれている塩素は、髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまいます。プールで泳いだ後に髪の毛がきしんだり、パサついたりするのは塩素が理由です。
シリコン製の水を通さない素材の水泳キャップを被っておけば、塩素による髪の毛や頭皮へのダメージを減らすことができます。
■水泳キャップの選び方
水泳キャップと一口にいっても、素材やサイズ感、デザインなど、商品ごとに細かな特徴が異なります。どのようなシーンで使用するのかを踏まえて、商品を選ぶことが大切です。
水泳キャップの選び方のポイントを、3つご紹介します。
・キャップの種類
一見すると同じように見える水泳キャップですが、メッシュやテキスタイルなど、使われている素材が商品ごとに異なります。素材ごとの特徴は、以下のとおりです。
【メッシュキャップ】
メッシュ素材で作られていて、通気性に優れているのが特徴です。色の種類が豊富で、価格はリーズナブルな傾向にあります。水を通すため、髪の毛が濡れても問題ない方におすすめです。
ただし、水の抵抗を受けやすいので、本格的な競泳シーンには向きません。
【テキスタイルキャップ】
水着と同じ素材でできているキャップで、伸縮性が高く被りやすいのが特徴です。「2Wayキャップ」や「トリコットキャップ」と呼ばれることもあります。
メッシュキャップと同じく水を通すため、髪の毛が濡れても良い方におすすめです。
【シリコンキャップ】
シリコン素材でできていて、水を通さないのが特徴です。水が入り込みにくい、抵抗を減らせるといったメリットがあるため、塩素によるダメージを減らしたい方や、レースで着用するキャップを探している方に適しています。
一方で、締め付け感が強いため、長時間使用する際は注意が必要です。
【2Wayシリコンキャップ】
テキスタイルキャップの表面をシリコン素材でコーティングした水泳キャップです。髪の毛が濡れにくい、着脱が簡単など、それぞれの水泳キャップの特徴を備えています。
・サイズ感
水泳キャップを選ぶ際は、サイズ選びも重要です。サイズが大きすぎると泳いでいる最中に脱げてしまう恐れがあり、小さすぎると頭の締め付け感が強くなってしまいます。商品によって合う頭のサイズは異なるため、頭の大きさに合うものを選ぶようにしましょう。
ただし、髪が長い方はキャップに入れる髪の毛の量が増えるため、頭のサイズに合わせると、キャップに髪の毛が収まらないことも考えられます。伸縮性に優れた素材の水泳キャップや、ロングヘア対応の水泳キャップを用意するのがおすすめです。
また、子ども用に水泳キャップを購入する場合は、ジュニア用の商品を選ぶこともポイントです。
・デザイン
商品選びに迷った際は、水泳キャップのデザインから決めるのもおすすめです。シンプルなカラーやデザインのものは、ジムや市営、学校のプールなど、場所を選ばずに着用することができます。
一方で、個性的なデザインやカラフルな色合いのものは、他の水泳キャップと見分けやすいのがメリットです。誰がどこにいるのか、すぐに把握することができます。人が多い公共のプールで泳ぐ際などに用意しておくと便利です。
また、目的ごとに異なるデザインの水泳キャップを用意したり、水着と水泳キャップのデザインを合わせたりするのも良いでしょう。
■水泳キャップの正しい被り方
水泳キャップを被る際に、髪の毛が絡まって痛みを感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。水泳キャップは、正しい被り方を覚えておくことも大切です。
【水泳キャップの被り方】
1.水泳キャップの向きを確認する
2.水泳キャップの中に手を入れ、両側を軽く引っ張る
3.手を広げたまま水泳キャップを頭の上に持って行く
4.手を下に抜き、水泳キャップの位置を調整する
メッシュキャップはタグの付いている方が後ろになるように、シリコンキャップはメーカーロゴが前方に来るように被ります。泳いでいる最中に髪が出ないように、前髪をしまうのがポイントです。
また、髪の毛が長い方はそのままだと水泳キャップを被りにくくなります。髪の毛は必ず結んでから水泳キャップを被るようにしましょう。結んでも髪の毛がはみ出してしまう場合は、お団子状にまとめて、頭の高い位置で固定してください。
■プールに行く時は水泳キャップを用意しておこう
水泳キャップは、プールを清潔に保ったり、安全に泳いだり、髪の毛を保護したりするために欠かせないアイテムです。カラーによっては、「誰がどこにいるのか」を判断する指標にもなります。
ただし、水泳キャップと一口にいっても、素材やサイズ、デザインは商品によって異なります。用途や自分の頭のサイズなどを踏まえて、適切ものを選ぶことが大切です。
施設によっては、水泳キャップの着用を義務付けている場合もあります。プールでさまざまなアクティビティを楽しみたい方は、事前に水泳キャップを用意しておくのがおすすめです。
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