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other2023.07.13

硬式テニスボールの種類や特徴とは? 選び方を知って快適にプレーしよう

一般的な硬式テニスボールは、黄緑色のフェルトで覆われた見た目をしています。一見どれも同じように見えますが、商品によって打球感や弾み方が異なることはご存知でしょうか。
「ソフトテニス用のゴムボールとの違いしかわからない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、硬式テニスをプレーする際は、ボールの種類とそれぞれの違いを知っておくと便利です。
ここでは、硬式テニスボールの種類や特徴、選び方のポイントなどをご紹介します。

 

【目次】

■硬式テニスボールの種類

・プレッシャーボール

・ノンプレッシャーボール

■硬式テニスボールの選び方

・用途に適したものを選ぶ

・ボールの大きさを確認する

・耐久性もポイント

■テニスボールの使用期限

■目的に応じた硬式テニスボールを見つけよう

 

■硬式テニスボールの種類

硬式テニスボールの種類

 

見た目はどれも同じに思える硬式テニスボールですが、作り方から「プレッシャーボール」と「ノンプレッシャーボール」の2種類に分けることができます。打球感が異なるため、購入する際はどちらなのか確認するようにしましょう。
硬式テニスボールの種類と特徴は、以下の通りです。

 

・プレッシャーボール

空気圧の高いガスを、コアと呼ばれるボールの空洞部分に注入してあるのが、プレッシャーボール(プレッシャーライズドボール)です。空気圧を維持するために、ボトル型のパッケージに入っている商品が多く見られます。
反発力が高く、打球感に優れているのがプレッシャーボールの特徴で、テニスの試合や大会で採用されています。

ただし、長期間使用を続けるとボール内部のガスが徐々に抜けていき、弾みにくくなったり打球感が重たくなったりする点に注意しましょう。打球感を維持するためには、定期的な買い替えが必要です。

 

・ノンプレッシャーボール

コアにガスを注入しておらず、ゴムの弾力性だけでボールを弾ませるタイプがノンプレッシャーボールです。プレッシャーボールとは異なり、ゴムを厚くすることで弾性力を持たせているので、空気圧の低下による打球感の変化は起こりません。一般的には、ビニールケースなどに入れて販売されています。

プレッシャーボールよりも重さがあり打球感も劣りますが、耐久性やコスト面に優れているのが特徴です。表面のフェルトや内部のゴムが劣化するまで使い続けられるので、買い替える頻度も少なく済みます。

 

■硬式テニスボールの選び方

硬式テニスボールの選び方

 

硬式テニスボールは、自身の用途や商品ごとの特徴を踏まえたうえで選ぶことが大切です。購入する際は、以下のポイントを確認しておきましょう。

 

・用途に適したものを選ぶ

硬式テニスボールは、種類によって打球感や弾み方、ボールあたりのコストが変わります。試合用や練習用、レジャー用など、用途に適したものを選ぶことが大切です。

例えば、日頃の練習で使いたい、練習の頻度が高くボールがすぐに傷んでしまう、部活やクラブで使うボールが大量に欲しいといった場合は、ノンプレッシャーボールが最適です。
プレッシャーボールに比べて価格が安く、耐久性に優れているため、たくさんボールを打つシーンでも気兼ねなく使えます。

一方で、試合や大会が近い場合は、高品質なプレッシャーボールを用意するのがおすすめです。打球感や弾み方、スピンのかかり具合が試合で使うボールと変わらないため、本番と変わらない感覚で練習を行えます。
大会ごとに使うボールのメーカーは異なるため、出場する大会の公認球を確認しておくと安心です

ただし、一般的な硬式テニスボールは、打球感や弾み方が子どもや初心者には合わないことも考えられます。子ども用に欲しい、レジャー用途で使いたいといった場合は、反発力が抑えられていて弾みにくいボールや、スポンジ製の柔らかいボールを検討してみても良いでしょう。

 

・ボールの大きさを確認する

硬式テニスボールは、商品ごとに少しずつ大きさが異なります。ボールの大きさも確認しておきましょう。一般的なテニスボールの大きさは直径6.54~6.86cmと定められていますが、より大きなものや、小さなものも販売されています。

大きいものほどスピードを出しにくくなるため、テニス初心者の方が練習に使ったり、子どものレジャー用にしたりするのがおすすめです。サーブだけで点が決まることが減るので、ラリーを続けられるようになります。
反対に、小さいボールはスピードを出しやすいので、テンポの速いラリーを行いたい方に最適です。

 

・耐久性もポイント

メーカーが同じでも、商品によって耐久性が異なる場合があります。できるだけ長くボールを使い続けるために、耐久性も確認しておきたいポイントのひとつです。
長時間の練習でたくさんボールを打つことになる場合は、耐久性に優れているノンプレッシャーボールを選ぶようにしましょう。

また、ボール表面のフェルトも確認しておくと安心です。ラケットで打つ、コートで跳ねるなど、フェルトはさまざまな場所に直接当たる部分です。使い続けてフェルトが摩耗すると、ボールの飛びが変化することもあります。
プレッシャーボールにも、フェルト部の耐久性が高く摩耗しにくいタイプがあるため、試合直前もしっかり練習したいという方は、確認しておくのがおすすめです。

 

■テニスボールの使用期限

硬式テニスボールは、使い続けていくうちに劣化していく消耗品です。快適にプレーするためには、定期的に買い替える必要があります。
練習の頻度にもよりますが、テニスボールの使用期限の目安は、以下の通りです。

【プレッシャーボールの使用期限】
プレッシャーボールの場合は、開封したかどうかで使用期限が変わります。未開封の場合は、1年程度が使用期限の目安です。
プレッシャーボールの容器は、ボールの空気圧を保つために缶内部の圧力を高めていますが、未開封でも少しずつ空気は漏れてしまいます。未開封でも次第に空気圧が弱まっていくため、できるだけ早めに使いましょう。

また、一度でも開封すると、直後からボール内部の空気が漏れ出て劣化が進みます。プロ選手になると、1試合ごとにボールを交換し、1度使ったボールは使わないそうです。
部活やアマチュアの練習用途の場合は、目安としては2週間から1ヶ月程度で、新しいボールに交換することをおすすめします。

【ノンプレッシャーボールの使用期限】
ノンプレッシャーボールは、空気圧が抜けて弾みにくくなる心配がないため、具体的な使用期限はありません。プレッシャーボールよりも長く、同じボールを使い続けることができます。
とはいえ、練習で使い続けるうちにフェルト部分の劣化が進みます。表面が傷んで、打球感や弾みが悪くなったと感じたら交換するようにしましょう。

 

■目的に応じた硬式テニスボールを見つけよう

硬式テニスボールは、プレッシャーボールとノンプレッシャーボールに大きく分けることができます。それぞれ特徴やコストが異なるので、試合や本番前の調整にはプレッシャーボールを、レジャーや日頃の練習にはノンプレッシャーボールを使うなど、目的や用途に応じてボールを選ぶことが大切です。

特にプレッシャーボールは開封直後から劣化が始まります。打球感やボールの弾み方に影響を与えるので、定期的にボールを交換することも心がけましょう。
ボールの特徴や用途を踏まえて、自分に合った硬式テニスボールを探してみてはいかがでしょうか。

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