ダンスに適した服装を用意しよう! ジャンル別の練習着の選び方
ダンスは、人に見られることが前提のスポーツです。上手に踊ることはもちろん、おしゃれで動きやすい服を用意することも大切です。
しかし、ダンス初心者の方は、どのような服を着用すれば良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。
ここでは、ダンスを踊る際に使える練習着の選び方、ダンスのジャンル別におすすめの服装をご紹介します。
【目次】
■ダンスを行う時の基本の服装
練習や大会に参加する時、発表会など、ダンス中はシーンを問わず動きやすい服を着るのが基本です。具体的に、どのような服を用意すれば良いのでしょうか。
ダンスを行う時の基本的な服装と、選び方のポイントをご紹介します。
・トップス
ジャンルにもよりますが、ダンスの時は半袖のTシャツやタンクトップといったトップスを着用するのが一般的です。女性の場合は、1枚で着用できるブラトップタイプのトップスも人気があります。
冬場は寒さを感じることがあるため、長袖のTシャツやパーカーを着たり、伸縮性に優れたトレーナーを羽織ったりするのもおすすめです。
ヒップホップやブレイクダンス(ブレイキン)といったストリート系のジャンルでは、やや大きめでダボっとしたシルエットのトップスを用意すると、動きやすさとダンサーらしい印象を両立できます。
また、ダンスでは激しく体を動かします。けがの原因になるため、装飾が付いていないウェアを選ぶことが大切です。たくさんの汗をかくため、吸汗速乾性に優れているインナーを着用するのも良いでしょう。
・ボトムス
ダンスを踊る際のボトムスは、伸縮性に優れた動きやすいものを着用するのが基本です。伸びにくいパンツだと、動きを妨げられてしまいます。
具体的には、ジャージやスウェット、ジョガーパンツ、サルエルパンツ、バスパン(バスケットパンツ)といった、ストレッチ性の高いボトムスを着用すると良いでしょう。Gパン(デニム)はコーディネートしやすい反面、動きにくさを感じやすいため注意が必要です。
ボトムスの丈が長すぎると裾を踏んだり、動きにくさを感じたりする原因になります。長ズボンを着用する際は、適度な丈のパンツを選びましょう。
振り付けによっては膝をすりむく可能性もあるため、膝が隠れる丈のパンツを用意するのがおすすめです。
・シューズ
上手に踊るには、動きやすいシューズも用意しておく必要があります。ダンスは前後左右に激しく動き回るため、テニスシューズやバスケットシューズなどを選ぶのがおすすめです。
ランニングシューズもスポーツシーン向けの運動靴ですが、あくまでも走る動作を前提に作られたものです。左右の動きは考えられていないため、ダンスシーンには向いていません。
また、屋内のスタジオで練習する時は、ヒールマークと呼ばれる跡がつかないものを選ぶことも大切です。
バレエやタップダンス、つま先立ちする動作が多いジャズダンスなど、専用のシューズを用意した方が良いジャンルもあります。
■【ジャンル別】おすすめの服装の選び方
ダンスの練習を行う時は、動きやすい服装をするのが基本です。そのうえで、ダンスのジャンルごとに服装を使い分けると、快適さとおしゃれさを両立できます。
代表的なダンスのジャンルと、おすすめの服装の選び方をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
・ヒップホップダンス
代表的なストリートダンスのひとつで、ヒップホップミュージックに合わせて踊るジャンルです。アップとダウンでリズムを取るのが特徴で、さまざまなステップを立った状態で踏む「立ち踊り」が基本になります。
体を大きく動かすヒップホップダンスでは、オーバーサイズのTシャツやパーカー、ゆったりした印象のボトムスなど、動きやすい服装を着用するのが定番です。オーバーサイズの服は体のラインが隠れるため、踊っている時のシルエットを決めやすくなります。
ボトムスは大きめでも細めでも問題ありません。従来は太めのゆったりしたパンツを履くことが一般的でしたが、近年はスキニータイプのパンツも人気を集めています。動きやすさやファッション性を踏まえて、自分の好きなパンツを着用しましょう。
また、ヒップホップシーンではキャップも定番のアイテムになります。ツバの大きなキャップをかぶって、ダンサーらしい雰囲気を演出するのもおすすめです。
・ジャズダンス
バレエの要素が含まれている、フリースタイルのダンスがジャズダンスです。ジャズミュージックだけでなく、ヒップホップやR&Bなど、さまざまな音楽で踊られています。テーマパークなどのダンスショーをイメージすると、わかりやすいかもしれません。
バレエのように体をしなやかに動かすため、伸縮性が高く体にフィットする服装を選ぶのがおすすめです。Tシャツとヨガパンツや、スリットの入ったワイドパンツなどを着用すると良いでしょう。
また、ジャズダンスでは床に体をつける振り付けを行うこともあります。ボタンやファスナーの付いていない洋服だと安心です。
・K-POPダンス
韓国の大衆音楽(K-POP)に合わせて踊るダンスです。明確にジャンル分けされているわけではなく、ヒップホップやジャズといったさまざまなジャンルが取り入れられています。
K-POPのアーティストがよく着ている、ショート丈のTシャツや脚のラインが見えるレギンス、ショートパンツなどを着用すると、気持ちも高まるのではないでしょうか。
男性の場合はヒップホップダンスと同様に、オーバーサイズのトップスなど、少し大きめのゆったりしたウェアを着用すると良いでしょう。
フード付きのパーカーを組み合わせて、K-POPのアイドルらしい雰囲気を出すのもおすすめです。
・社交ダンス
交流や親睦を深める目的で誕生したダンスで、基本的には男女がペアになって踊ります。スタイルがきれいに見える衣装を着用するのが定番です。
大会や舞台だと、男性ならシャツやジャケット、女性ならドレスといった衣装がありますが、練習着では気にする必要はありません。スタイルがきれいに見えて、動きやすい服装を用意しましょう。
Tシャツでも問題はありませんが、Yシャツとストレッチ性の高い黒色のパンツを着用すると、社交ダンスらしい雰囲気の中で練習できます。女性の場合は、動きがきれいに見える服を着るのがおすすめです。
ただし、社交ダンス教室によっては練習時も男性はYシャツ、女性はスカート着用といったルールを定めていることもあります。教室のルールを事前に確認しておくと安心です。
■動きやすい服装でダンスを楽しもう
ダンスを練習する時の服装は、伸縮性に優れていて動きやすいものを選ぶのが基本です。体を動かすうちにたくさん汗をかくので、吸汗速乾性に優れたインナーなども用意しておきましょう。
ヒップホップならオーバーサイズでゆったりしたシルエットの服、ジャズなら体にフィットする服など、ジャンルごとに適した服装を選ぶことも、おしゃれに見せるポイントです。
発表会や大会などで服装が定められているケースもありますが、練習中はどのような服を着ても問題ありません。おしゃれで動きやすいウェアを用意して、ダンスを楽しみましょう。
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