バレーボールの持つ魅力は? 部活に入ってさまざまな経験を身につけよう
五輪や世界選手権といった国際大会がテレビで放送される機会が多く、学校の授業でもなじみのあるバレーボールは、他のスポーツにはないさまざまな魅力を備えています。学校のバレーボール部に入れば、ただ体を動かすだけでなく、多くのことを学ぶことが可能です。
ここでは、バレーボールの持つ魅力や、バレーボール部に入部することで得られる力、入部時に用意しておきたいアイテムなどをご紹介します。
【目次】
■バレーボールの持つ魅力
バレーボールは、サッカーやバスケットボールなどにはない魅力を持つスポーツです。バレーボールの魅力や、バレーボール部に入部するメリットとしては、以下の点が挙げられます。
・コミュニケーション能力が身につく
バレーボールは、数ある球技の中でも珍しく「ボールを床に落としてはいけない」というルールがあります。さらに、同じ選手が連続してボールに触れたり、ボールを持ったりすることもできません。コート内にいる6人が協力して、ボールをつなぎ続けることで成立するスポーツがバレーボールです。
ボールを落とさないために、ラリー中やセット間は常に声をかけ続けて、ポジショニングをどうするか、誰がボールを取りに行くのかといった情報を共有する必要があります。セットプレーで連携を取り、相手を翻弄することも大切です。
このように、バレーボールで点を取るにはチームメイトとの連携が求められます。日頃から会話を増やしてチームメイトとの連携を深める必要があるため、コミュニケーション能力を高めることにつながります。
また、自分一人が活躍するだけでは勝てない点も、バレーボールの特徴です。チームメイトが打ちやすい位置にトスを上げるなど、相手を気遣う心を養うことにもつながります。
・判断力や適応力が身につく
バレーボールの試合では、ボールが浮いているわずかな時間で「どこにトスを出すのか」「どうやって攻撃するのか」「どこを守れば良いのか」など、さまざまなことを考えなければいけません。
ゲームの状況に合わせて物事を判断する力を鍛えられます。
さらに、試合を優位に進めるには、相手チームの戦術への対応も不可欠です。相手の攻撃パターンに応じて守備を切り替える、守備位置を見てトスの出し方を変えるなど、柔軟な適応力も身につくでしょう。
・相手との接触が少ない
ネットを挟んで相手チームとラリーを打ち合うため、サッカーやバスケットボール、ラグビーといった他の球技とは異なり、相手選手との身体的接触が起こりにくい点も特徴です。
相手とぶつかってけがをするリスクはほとんどありません。
バレーボールのテクニックさえ身につけてしまえば、年齢や性別を問わず長く楽しめます。
・自己管理能力が高まる
学校生活では、部活だけでなく勉強にも取り組む必要があります。学校の定期テストの前後に大会があるなど、勉強と部活の両立が難しく感じるシーンもあるはずです。
また、部活動を行うにあたっては、時間や体調などを自分自身で管理することも求められます。バレーボール部に限った話ではないものの、自己管理能力を求められる環境に身を置けることも大きなメリットといえるでしょう。
■バレーボールで必要なものは?
バレーボールは、基本的にはボールとコートがあればどこでも、誰でも楽しめるスポーツです。とはいえ、いくつかアイテムを用意しておくと、より快適に楽しめるようになります。
バレーボール部に入部したいと考えている方は、以下のアイテムを用意しておくのがおすすめです。
ただし、部活によっては個人で用意する必要がない可能性もあります。詳細については、部活の顧問の先生などにご確認ください。
・バレーボールシューズ
スパイクやブロックなど、バレーボールはジャンプするプレーが多いスポーツです。飛んだり、着地したりするタイミングで、足に大きな負担がかかる可能性があります。足にかかる負担を軽減するために、専用のバレーボールシューズを用意しておくと便利です。
バレーボールシューズは、履き口の高さからハイカット・ミドルカット(ミッドカット)・ローカットの3種類に分けられます。カットはポジションやレベルに合わせて選ぶのが基本ですが、初心者の方は明確なポジションが決まっていないこともあるでしょう。
まずは、動きやすさに優れるローカットのシューズを用意することをおすすめします。
・サポーター
ジャンプしたり、ボールを上げるために滑り込んだり、スパイクを打ち込んだりと、バレーボールは膝や肘に衝撃がかかるプレーも多く見られます。膝や肘を保護して擦過傷や打撲といったけがを防いだり、動きをサポートしたりするために、サポーターも用意しておくと便利です。
バレーボール用のサポーターは、パッドが入ったものと入っていないものに大きく分けられます。
パッド入りのものは、保護性能に優れているのがメリットですが、プレー中にズレて違和感を覚えることがあります。一方で、パッドなしのサポーターは保護性能で劣るものの、違和感が少なく動きやすいのが特徴です。
いずれのタイプも、通気性が良くズレにくいものを選ぶことをおすすめします。
サポーターのカラーやデザインは、部活内で統一することもあります。カラーなどの部内ルールがどうなっているのか、事前に確認しておくと安心です。
・ボール
ボールは学校の備品を使用するので、基本的には不要です。
ただし、マイボールがあれば、自宅や近くの公園、体育館など、学校以外の場所で自主練習できるようになります。バレーボールの練習をたくさん行いたい方は、用意してみてはいかがでしょうか。
バレーボールは年齢によって使用するボールのサイズが異なります。年齢に則したものを購入しましょう。男女ともに中学生は4号、高校生は5号サイズのボールを使用します。
検定球や公認球、練習球など、グレードの違いにも注意が必要です。基本的に、自主練習用のボールは練習球を用意すれば問題ありません。試合と同じ環境で練習を行いたい方は、検定球または公認球を使用するのがおすすめです。
また、ボールは使い続けるうちに空気が抜けてしまいます。バレーボール用の空気入れも、一緒に用意しておくと便利です。
・その他に用意しておきたいアイテム
シューズやサポーター以外にも、シューズケースや練習着、バッグ、タオル、テーピングなども用意しておくと、より部活動を快適に行えるようになります。
ただし、練習着は学校の体操着を使用する、バッグは部でエナメルバッグを一括購入するなど、学校によって購入した方が良いかどうかは異なります。
場合によっては、個人で用意しなくて良いこともあるでしょう。部活に入ってから、必要に応じて購入を検討することをおすすめします。
■人として成長できるのがバレーボールの魅力
バレーボールは、チームメイトと協力して得点を狙うスポーツです。失点を防ぐには、自分一人の力だけでなく、チーム全員が力を合わせなければいけません。
バレーボールをプレーする中で、コミュニケーション力や判断力など、日常生活でも役立つさまざまな能力が鍛えることが可能です。
入部する部活に悩んでいる方は、バレーボールに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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