Alpen NAGOYAで特別な一日!鍵山優真とファンが共に過ごす、コラントッテ主催のスペシャルイベントが開催
フィギュアスケート界で注目される鍵山優真選手(オリエンタルバイオ所属/中京大学)が、Alpen NAGOYAで開催されたイベントに来場。このイベントは鍵山選手がアドバイザリー契約するコラントッテ社が主催し、参加者は鍵山選手のサイン入りポストカードを直接受け取ることができるなど、彼との記念撮影や楽しい抽選会が行われました。
当日のAlpen NAGOYA は特別な熱気に包まれていました。ステージのセットアップはすでに完了しており、来場者の期待感溢れるざわめきが響き渡る。鍵山優真選手が登場すると観客からは一斉に歓声が上がりました。
そして鍵山選手はステージにあがったあと、ファンの方々の近くにまで降りて会場をぐるりと一巡り。ファンからは再び大きな歓声が上がりました。
その後、MCのスムーズな進行によりイベントが開始。鍵山選手の挨拶の後、シーズンの振り返り、ライバルに対する思い、そして今後の意気込みについて語られました。
MC:本日は多くのメディア関係者にお集まりいただいておりますね。立ち見の方もいらっしゃるほどです。さて、最初に今シーズンを振り返っていただけますか?
鍵山選手:今シーズンは本当に充実していたんです。去年は怪我の影響で全日本選手権しか出られなくて、その悔しさがすごく後押しとなりました。だからこそ、今シーズンはたくさん試合に出て、しっかりと実力を見せたかったんですよね。実際、4回転ジャンプをはじめとする技術もバッチリ決まって、自分の持てる力を全部出し切れたと思います。来シーズンももっと上を目指して、成長し続けたいですね。
MC:成長する上でライバルの存在は重要だと思われますが、イリア・マリニン選手など大きなライバルがいらっしゃいますね。ライバル選手との関係や、彼らから学ぶことについてどう思われますか?
鍵山選手:そうですね、ライバルたちがいるからこそ、僕の競技に対するモチベーションが保たれています。彼らとは時々一緒に練習することもあって、その時に他の選手の技術やトレーニング方法を見ると、いろいろと学ぶことが多いんです。競争を通じて常に自分を改善する機会を見つけていて、彼らの動きを観察することで、さらに自分を高めていくことができるんです。これからもその気持ちを忘れずに、もっと成長していきたいと思います。
MC:来シーズンに向けての具体的な目標や意気込みをお聞かせいただけますか?
鍵山選手:一番大事にしているのは、怪我なく健康に過ごすこと。そのためにも、体づくりにしっかり力を入れて、もっと強い体を作り上げることを目指していきたい。来シーズンは、世界選手権で高いレベルの演技を披露して優勝することが目標です。全日本選手権では、自分の苦手な部分を克服して、年末には最良の状態で臨みたい。その為に毎日のトレーニングで自分を超えることを目指して、頑張り続けます。
鍵山選手から伝えられる熱い思いに、イベント参加者は何度もうなずきながら共感していました。その後、参加者が待ち望んでいた鍵山選手との交流の時間へ。鍵山選手が一人ひとりに直筆サイン入りのポストカードを手渡した後、夢のような2ショット撮影が繰り広げられました。
その後、豪華プレゼントが用意された抽選会とクイズ企画が開催。特に盛り上がったのは「クイズ鍵山優真」と題された〇×クイズです。鍵山選手の誕生日やルーティン、出身地に関する問題、2020-2021シーズンの世界選手権のショートプログラムのパフォーマンスや、四大陸選手権でのスコアに関する問題など、ファンでも頭を悩ます問題が続出。
鍵山選手のキャリアに深い知識をもつ参加者たちは、真剣な表情でクイズに挑戦!
そして最終問題まで勝ち残った参加者には、鍵山選手が着用していたジャージにその場でサインをしたものがプレゼントとして贈られました。
最後に、鍵山選手からの感謝のコメントでイベントは締めくくられました。
「本日はとても楽しい時間を過ごせて、ありがとうございました。来シーズンの試合については、初戦の出場などまだ何も決まっていませんが、1戦1戦を大切にし、初戦から300点近いスコアを目指すよう頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」
イベント終了後には囲み取材も実施され、イベント参加者がこの囲み取材に立ち会えるという貴重な体験が提供されました。この囲み取材の様子について、引き続きレポートします。
――今日のイベントの感想を教えてください。
イベント自体、約1年ぶりの開催でしたので、始める前はかなり緊張していましたが、実際にスタートしてみると非常に楽しむことができました。僕自身が楽しむことも大切ですが、何よりも参加されたお客様に楽しんでいただけたことが最大の喜びです。イベントを通じて、ファンの皆さんと直接交流できる機会を得られたのは、本当に価値のある経験でした。
――特にイベントで印象に残ったことはありますか?
〇×クイズが印象的でしたね。いくつかの問題は参加者にとってかなり難しいものもありましたが、皆さんが一生懸命考え、時には笑いながら答えている姿が印象に残っています。
――イベントでのクイズ作成について、特に気に入っている問題はありましたか?
クイズはスケート関連の問題を多く含めましたが、ポケモンの問題なども盛り込んでみました。スケートの問題が好評だったのは予想通りでしたが、参加者の皆さんが、様々な問題に対してどのように受け取られ、それがどのような会話を生むか、見るのはとても楽しいですね。
――今季のテーマを漢字であらわすと「質」と書かれていましたが、具体的にどの部分の質を向上させたいですか?
僕はジュニアの頃から常にオールランダーとしての質を追求してきました。特に昨年の4大陸選手権や世界選手権で感じたことは、ジャンプだけではなく、全ての技術面で均等に質を高める必要があります。現在のトップ選手らと競うためにはさらなるステップアップを追求したいので、技術だけでなく、演技構成のクオリティも向上させていきたいと考えています。
――その「質」とは、ジャンプだけでなく、スケーティングやスタイリングも含まれますか?
はい、それは全ての技術要素に及びます。世界選手権で得た経験は価値がありましたが、まだ自分自身としては満足していません。ジャンプの成功はもちろん重要ですが、それに加えてスケーティングの流れやリズム、プログラム全体の表現力を高め、より記憶に残るパフォーマンスを目指していきたいです。
――表現面でさらに印象に残る演技を目指すためには、何が必要だと思いますか?
これまでの僕は演技を内向きに完結させがちでしたが、今後はより外向きに、ジャッジや観客に対して直接訴えかける表現を意識していきたい。観客との感情的なつながりを深めることで、演技全体の印象を強化し、より高い評価を得るための努力を続けます。
――シーズン中の印象に残る試合はありますか?
このシーズンでは4大陸選手権と世界選手権が特に印象に残っています。4大陸では、ショートプログラムとフリースケーティングの両方で素晴らしいパフォーマンスを披露することができ、優勝できたのは非常に嬉しい経験でした。そして、世界選手権でも良い演技を披露できたと思いますが、特に観客の応援が力になった試合でした。プログラムの途中でミスをしてしまい非常に厳しい状況でしたが、観客からの拍手と声援が力となり、その後の演技を乗り切ることができました。その経験は、自分にとって大きな支えとなりましたね。