「LOGOS LAND(ロゴスランド)」に潜入取材! 第1回「LOGOS LANDってなぁに?」
キャンプに興味を持ち始めると、最初の関門となるのが「テントなどの道具は何を揃えたらいいの?」「アウトドアって季節や天気に左右されるけど大丈夫かな?」といったことですよね。
本当は購入前に体験してみたい気持ちはあるけれど、やっぱり最初はバンガローやコテージからなのかなぁ…なんて人も少なくないのではないでしょうか。
そんなキャンプ初心者の方に、目から鱗の落ちるような施設が京都にあると聞いて、さっそくリサーチしてみると…。ありました!
その場所は、「LOGOS LAND(ロゴスランド)」。
ホテルのなかにテントが張ってある全天候型のキャンプサイトを中心に、レストランや屋外施設を含んだ「食べて、遊んで、泊まる」、まったく新しいコンセプトのテーマパークです。
メイプルリーフのロゴでおなじみのアウトドアブランド「LOGOS(ロゴス)」が、なんと京都府城陽市とコラボ。行政と企業が一体となって運営するいうことで、2018年6月のプレオープン以来注目度も高く、グランドオープンに向け着々と計画が進行しているという情報を聞きつけ、さっそくやって来ました!
全3回でお送りするLOGOS LANDのすべて。
第1回は支配人である山形昭生さんに、LOGOSというブランドについて、そしてLOGOS LANDとはどんな施設でどんな魅力があるかをお伺いしました。
――まずはLOGOSについてご紹介いただけますか?
LOGOSというブランドには、設立当時から一貫した開発コンセプトがあります。それを「5m-800m理論」と呼んでいるわけですが、「家族をキーワードとしたアウトドアのフィールドは、波打ち際の沖5mから標高800mまでが中心で、このフィールドでのアウトドアレジャーや生活に適した製品・情報を発信する第一ブランドでありたい」ということが我々の願いなんですね。
ちなみにLOGOS という名は、ギリシャ語で「言葉」という意味です。人と人をつなぐ最大のツールが言葉であるように、人と自然をつなぐ「言葉」になろうということで、LOGOSのロゴもメイプルリーフで表現しています。なぜメイプルリーフになったかというと、メイプルの葉は成長とともに人の手が広がっていく形をしていますよね。我々もこのメイプルの葉のように、これからアウトドアの裾野を広げていきたい、という想いを込めてロゴに採用しました。
LOGOSは大阪生まれ、日本のアウトドアブランドですが、このロゴマークを見て「カナダのブランドですか?」って聞かれることもあります(笑)
――なぜ京都府城陽市にLOGOS LANDをオープンしたのですか?
京都府城陽市というのは京都と奈良それぞれから五里の距離にある場所で、昔から文化や交通の要衛として発展してきたまちです。それが現代へと時は流れ、2023年に新名神高速道路が全線開通することで、城陽市は関西の商業の拠点として大きく発展することが期待され、働き盛りのニューファミリー層の人口が増加すると言われています。
3世代が暮らしやすく、明るく活気あるまちづくりを目指す城陽市の意向と、我々LOGOSの考えている世界観が一致し、今回のコラボレーションとなりました。
そこで城陽市にもともとあった鴻巣山運動公園を、家族向けでアウトドアの入口としても楽しめる新しい施設に変えていこうというわけで、LOGOS LANDの計画がスタートしたのです。
――LOGOS LANDをオープンすることで、「モノ」ではなく「コト」から発信する場所としても期待できますね。
さきほども言いましたように、LOGOSはブランドを立ち上げた時から5m-800m理論ということで「これからキャンプを始めたい」という方に、どういうキャンプの楽しみ方をお伝えするかをいつも一番に考えております。
全くキャンプをしたことがないお客様に「この商品はこう」ではなく、「こうやったらもっと楽しくなりますよ」のように、本来のアウトドア…遊びと食事と泊まりをトータルで提供し、家族の絆を深めるきっかけとなる場所として、モノだけでなく、コトやストーリーからアウトドアの良さを伝えていきたいと思っています。
――しかし、ホテルのなかにキャンプサイトをつくるという発想には驚きました(笑)
LOGOSという会社は創業当時から「まず一歩踏み出そう」の精神が根付いておりまして、どんなことでもまずは挑戦してみないと絶対に新しい事業というのは成功しない、という考えなんです。
実はこのアイデアも、副社長のちょっとした会話からスタートしました。もともとあったホテルが合宿所のような施設で、奥にずーんと長いお部屋が並ぶ設計になっていたので「このまま普通にベッドを置いてリノベーションしていたのでは面白くない。せっかくLOGOSが関わるのだから、この形を利用して中にテントを張ってみよう! これならいつ雨が降っても大丈夫だし、小さなお子様にも安心だよね」と。
そこからは皆の発想が積み木のように重なっていって、現在のカタチになりました。
今はまだプレオープンなので、ホテルは「プラムイン城陽」のみの運営ではありますが、キャンプスタイルを体験できるテントタイプと、山小屋気分を楽しめる2段ベッドタイプ、3世代にも対応したバリアフリーの特別室、そしてソロでも団体でも宿泊できるフリースペースの4タイプからお客様に楽しんでいただいています。
――スタッフの皆さんのワクワクが、施設やイベントに反映されている気がします。
LOGOS LANDのプロジェクトをスタートさせる際、直営店も含むLOGOSスタッフに「やりたい人は手を挙げて〜」と社内公募がありましてね。このような会社ですから社長との距離も近く、やってみたい社員は直々に社長にメールして、そこから任命されたスタッフばかりなんです。そんな背景があるせいか、週末イベントなどのアイデアも「あーしたいね、こうしたいね」と、ちょっとした会話の中からもどんどん話が膨らんでくるから面白いです。
ちなみに週末イベントにおいては、ペットボトルホルダー作りやプラントハンガー作り、オリジナルホットサンド作りなどを企画しました。週末イベントはいつも人気で、イベントのためだけにLOGOS LANDに来てくださるファンの方もいらっしゃいます。
――どんなお客様がLOGOS LANDをご利用されていますか?
お子様が未就学児、幼稚園や保育園くらいのファミリー層で、これからキャンプを始めたいな、とお考えのお客様が圧倒的に多いです。また、昔キャンプやアウトドアを楽しんでいて、お子様も独り立ちしたあともう一度あの頃の雰囲気を味わいたいといらっしゃる60代以降のご夫婦や、先日は昭和28年生まれの同窓会パーティでご利用されたお客様もいらっしゃいました。
最近では、フリースペースを利用してお泊まり保育をされる幼稚園や保育園もあり、人気が急上昇しています。
お客様の多くは立地上関西圏の方がほとんどですが、遠いところだと北海道や九州からオープンを聞きつけて泊まりに来てくださったお客様もいました。うれしい出会いでしたね。
次回はいよいよLOGOS LANDの施設に潜入。
ホテルのなかにテントがあったり、お部屋の中であの気分が味わえたり!?、本格的BBQや遊具など、くまなくご紹介します!どうぞお楽しみに!
第2回「LOGOS LANDをくまなくリサーチ!」につづく。
■プロフィール
株式会社ロゴスコーポレーション
直営事業部 パークマネジメント課
LOGOS LAND 支配人
山形 昭生
入社37年。営業・企画・直営店舗運営・全国イベントの運営を歴任。LOGOS LANDの創設に伴い支配人として立ち上げから携わりながら、これからのロゴスを繋ぎ引っ張っていく若手社員の育成にも積極的に取り組んでいる。
■取材場所
LOGOS LAND
https://logosland.jp/
〒610-0121
京都府城陽市寺田大川原24-4
2018年に創業90周年を迎えた日本屈指のアウトドアメーカー「LOGOS」が、京都府城陽市とコラボレーションして建設が進められている、これまでにない新しいコンセプトのアウトドアテーマパーク。
東京ドーム2個分の敷地には、2018年6月にプレオープンした全天候型キャンプスタイル対応ホテル「プラムイン城陽」と、イタリアンベースの本格的アウトドア料理が味わえる「ロゴスファミリーレストラン」、屋外では「ふわふわドーム」をはじめとするさまざまな大型遊具が人気を集めている。
2019年には夏以降、京都初のロゴスショップやロゴスカフェ、20区画以上の屋外BBQ、2020年にはグランピングなどさらに多くの施設がオープン予定。
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