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outdoor2020.10.23

ダッチオーブンでキャンプ料理を楽しもう! 魅力や選び方をご紹介

アウトドアシーンで料理をより楽しみたい場合は、ダッチオーブンと呼ばれる鍋を持っていると便利です。幅広い料理が作れるダッチオーブンですが、種類が豊富でどれを選べば良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。
ここでは、ダッチオーブンの魅力や選び方、お手入れの方法などをご紹介します。

 

【目次】

■ダッチオーブンとはどんなアイテム?

■ダッチオーブンの魅力

・多くの使い方ができて幅広い料理に対応

・自宅で使える製品も

■ダッチオーブンの選び方

・素材から選ぶ

・使用するシーンで選ぶ

・サイズから選ぶ

■ダッチオーブンはシーズニングが必要

■ダッチオーブンでキャンプ料理の幅を広げよう!

 

■ダッチオーブンとはどんなアイテム?

「ダッチオーブン」とは、主に鋳鉄で作られる蓋付きの鍋のことです。分厚く重たい蓋が特徴で、重みがあるため中身が沸騰しても蓋が持ち上がることがなく、圧力鍋のように使えます。アメリカの西部開拓時代から使用されていた歴史ある調理器具で、名前の由来には諸説ありますが、一説によるとオランダ人(ダッチ)が売っていたことから名づけられたそうです。

キャンプのようなアウトドアシーンでもおいしい料理を作れるため、現在も非常に人気が高いアイテムのひとつです。

 

■ダッチオーブンの魅力

ダッチオーブンにはどのような魅力があり、多くのキャンパーから人気を集めているのでしょうか。ダッチオーブンが持つ魅力を2点ご紹介します。

 

・多くの使い方ができて幅広い料理に対応

一般的な鍋と異なり、ダッチオーブンは焼く・煮る・炒める・蒸す・揚げるなど、さまざまな使い方ができるため、1台で幅広い料理に対応できます。

蓋が平らで縁が付いているダッチオーブンなら、蓋の上に炭を置いてオーブンのように食材を加熱して、ローストチキンやピザ、パン、ケーキなどの料理を作ることができるのも特徴です。鍋底にアルミホイルや網を敷けば、燻製料理も楽しめます。

また、蓋が重く密閉性があるため、調理中に食材から出る水蒸気も逃しません。圧力鍋のように使用でき、食材の持っている水分を活用して調理する「無水調理」も行えるなど、よりおいしい料理を作ることもできます。

 

・自宅で使える製品も

IHに対応していたりお手入れが簡単だったりと、自宅でも使いやすいダッチオーブンも発売されています。
自宅でも使えるダッチオーブンには、魚焼きグリルに入れて加熱できるコンパクトなタイプもあり、オーブンがない場合でも本格的な料理を楽しめます。

 

■ダッチオーブンの選び方

ダッチオーブンは多くのメーカーから発売されているため、どれを選べば良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。そのような際は、素材や使用するシーンから選ぶのがおすすめです。

 

・素材から選ぶ

ダッチオーブンに使われている素材は、大きく鋳鉄製、ステンレス製、黒皮鉄板製の3種類に分けられ、それぞれ特徴が異なります。

 

【鋳鉄製】

スタンダードなタイプのダッチオーブンです。お手入れが必要ですが、使い込むほど油が馴染み、使いやすさが増していきます。食材をムラなく加熱したり、無水調理をしたりできるのが特徴です。

【ステンレス製】

ステンレス製のダッチオーブンには、家庭用のガスコンロやIHに対応している製品が多いです。保温性は鋳鉄製に比べると劣りますが、お手入れが簡単で錆びにも強いなど、扱いやすさが魅力です。

【黒皮鉄板製】

黒皮鉄板製のダッチオーブンは、鉄を高温で加熱した際にできる「黒皮」という酸化被膜で、鍋の表面が守られています。ステンレス製ほどではないものの、鋳鉄製よりもお手入れが簡単で、アウトドア初心者の方でも使いやすいです。

 

・使用するシーンで選ぶ

ダッチオーブンを選ぶ際は、メインで使用するシーンを考えておきましょう。自宅でもダッチオーブンを使用したいと考えている場合は、鍋底に脚が付いていないタイプで、お手入れが簡単なステンレス素材のものがおすすめです。

アウトドアで使用するのであれば、凸凹とした場所でも使いやすい脚付きのタイプが便利です。アウトドアシーンでは料理の再加熱が難しいこともあるため、保温性に優れている鋳鉄や黒皮鉄板製のものを選ぶと良いでしょう。

 

・サイズから選ぶ

何人分の料理を作るのか、自宅で使う場合はキッチンに置いて不便がないかなども踏まえて、サイズを確認しておくことも大切です。サイズが大きいものほど重く取り扱いが大変になるため、料理を多めに作りたい場合はサイズが12インチ程度、それほど量が必要ない場合やキッチンで使いたい場合は10インチ程度の製品から探すことをおすすめします。

 

■ダッチオーブンはシーズニングが必要

鉄製のダッチオーブンの場合、製品によってはシーズニングと呼ばれるお手入れを行う必要があります。シーズニングによって鍋表面に酸化被膜ができ錆びづらくなるため、使用後やしばらく使わなかった場合はしっかりとメンテナンスを行いましょう。

 

【購入後のシーズニング方法】
1.食器用の中性洗剤とスポンジを使いダッチオーブンを洗う
2.素焼きして乾燥させる
3.植物性の油を薄く塗り、煙が出る程度まで火にかける。これを4回程度繰り返す
4.野菜くずを炒めて鉄臭さを取る
5.ダッチオーブンが冷めたら野菜くずを取り除き、再度油を塗る

【使用後のシーズニング方法】
1.熱湯を注いで沸騰させる
2.木製のヘラなどを使って汚れを落とす
3.お湯を注いで汚れを流す
4.軽く水分を拭き取ってから火にかけて乾燥させる
5.乾燥したら油を薄く塗る

 

鋳鉄製のダッチオーブンは、熱いうちに水をかけると温度差によって割れる恐れがあるため注意が必要です。また、水が残っていると錆びの原因になるので、しっかりと水分を拭き取るようにしましょう。

 

■ダッチオーブンでキャンプ料理の幅を広げよう!

ダッチオーブンを使えば、キャンプで作れる料理の幅を広げることができます。また、製品によっては自宅でも使うことができるため、1台持っていると便利です。

鉄製のものならダッチオーブンを育てる楽しみや保温性の良さ、ステンレス製は使いやすさなど、製品によって特徴が異なるので、お気に入りのダッチオーブンを選んで、キャンプでも料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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