スノーボード初心者はまずこれを抑えよう! 必要なアイテムや技術をご紹介
スノーボードは、ウィンタースポーツの中でも特に人気が高いスポーツのひとつです。ゲレンデに行ってスノーボードに挑戦してみたいものの、どんなアイテムや技術が必要なのかわからず、不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、スノーボード初心者の方がまず用意したいアイテムや服装、最初に覚えたいスノーボードのテクニックなどをご紹介します。
【目次】
■スノーボードの際に必要なアイテムや服装
スノーボードを楽しむためには、いくつかのアイテムや服装を用意しておく必要があります。まずは、スノーボードの際に最低限必要なアイテムをご紹介します。
・ボードやブーツ、ビンディング
スノーボードを楽しむにあたって、スノーボード(板)やスノーブーツ、ボードとブーツを固定するためのビンディング(バインディング)、ボードが勝手に滑って行かないよう体につなぎとめるリーシュコードと呼ばれるアイテムは欠かせません。
スノーボード板は自身の身長やスノーブーツの形状、どのようなスタイルのスノーボードを楽しみたいかに応じて選ぶ必要がありますが、サイズは長さが自分の身長-15cm、横幅はブーツサイズ-1cm程度を目安に選ぶようにしましょう。
・スノーボードウェア
スノーボードは寒さが厳しい雪山で行うスポーツなので、冷気や雪が入るのを防ぐために、スノーボード用のウェアが必要です。
スキー用のウェアよりもお尻の部分の防水性に優れていたり、プロテクターなどを装着しやすいように大きめに作られたりするため、スノーボードの際は必ずスノーボードウェアを用意しましょう。
・グローブ
指先を冷えや怪我から守るために、グローブも用意しておく必要があります。スノーボード用のグローブは、日常的に使用する防寒用の手袋よりも耐久性や防水性、防寒性に優れているため、ウェアと同じくスノーボード専用のものを選びましょう。
グローブには、親指とそれ以外の指が分かれている「ミトンタイプ」と、指がそれぞれ分かれている「5本指タイプ」があります。
ミトンタイプにも縫い目が少なく水が浸入しづらいというメリットがありますが、初心者の方は指先を自由に動かせ、ウェアや器具の調整などが行いやすい5本指タイプの製品を選ぶと良いでしょう。
・ゴーグル
雪山は積もった白い雪が太陽光を反射するため、紫外線が非常に強いです。ゴーグルを着けて光を遮断し、紫外線や強い日差しから目を保護する必要があります。
また、天候が悪く吹雪になっている日や、転倒した際などに目を保護する役割もあるため、安全のために用意しておくことをおすすめします。
・ニット帽
雪が直接頭に当たるのを防ぐために、ニット帽も活用しましょう。耳まで覆うことができる深めの製品なら、耳が冷えて痛くなるのを防げます。
また、転倒してしまった際に、頭を保護して怪我を防ぐといった面でもニット帽は重要です。
・アンダーウェア
天候が変わりやすいゲレンデでは、アンダーウェアを脱いだり着たりして体温調節を行うのが基本です。気温などに合わせて、吸水性や速乾性に優れた薄手のものを数枚用意しておきましょう。
また、滑っている最中に汗をかくことも多いため、数枚重ね着しておいて厚くなってきたら脱ぐなど、調整しやすい服装をしていると便利です。
・ソックス
スノーボードの際に履くソックスは、クッション性が高く厚手で暖かいものを選ぶと良いでしょう。日常的に使用しているものでも構いませんが、ロングソックスの方が防寒性に優れるので、持っていない方は用意しておくと安心です。
滑っている最中に濡れてしまうことも多いため何足か用意しておき、休憩中などに履き替えられるようにしましょう。
■用意しておくと便利なアイテム
スノーボードの際に必須ではないものの、用意しておくとより安全・快適に楽しめるようになるアイテムもあります。ゲレンデに行く前に用意しておきたいアイテムを、いくつかご紹介します。
・日焼け止め
晴れた日に行うスノーボードは気持ちが良いものですが、同時に日差しの反射も強くなるため、ゴーグル周りが焼けてパンダのような日焼けをしてしまうことも多いです。日焼け対策の一環として、日焼け止めも用意するようにしましょう。
滑っている最中に汗などで日焼け止めが落ちてしまうことも考えられるため、水や汗に強いタイプのものがおすすめです。
・ネックウォーマー
スノーボードウェアやインナーを着込んでいても、首元からは冷たい空気が入ってきてしまいます。ネックウォーマーを用意して、冷気や口元の冷えを防ぐようにしましょう。
ゴーグルの下まで覆うことができるタイプのものなら、日焼け対策としても活用できます。
・ヘルメットやプロテクター
スノーボード初心者のうちは、たくさん転んだり尻餅をついたりしてしまいます。体を痛めたり冷やしたりするのを防ぐために、ヘルメットやヒッププロテクターといった防護アイテムを着けておくことをおすすめします。
転んだ際に手首や膝を痛めてしまうことも多いので、滑り慣れないうちは手首用、膝用のプロテクターもあると安心です。
■スノーボード初心者が最初に覚えたい技術
スノーボードを安全に滑るために、初心者が最初に覚えておきたい技術があります。ここからは、スノーボード初心者がゲレンデについたらまず練習したい、基本的なポイントを3つご紹介します。
・ボードに乗る際の基本姿勢
スノーボード初心者の方は、板に乗ってバランスを取ることからスタートしましょう。板に乗って両足に均等に体重を乗せることを意識すると、板の真ん中に重心を持ってくることができます。板の上で体を動かして、板に乗っていることを実感として確かめてみるのもおすすめです。
板の真ん中に乗れたら、体を真下に落とすように膝を曲げ重心を低くすると、バランスがとりやすくなります。ボードが滑り始めた際には、恐怖心から体を後ろに引いてしまいがちですが、しっかりと進行方向側の足に体重を乗せることを意識してください。
片足だけビンディングを外して歩く際も、前足に体重を乗せるようにすると滑りやすくなります。
・転び方
スノーボードはある程度上達しても転んでしまうものです。腕を折るなどの大怪我につながる恐れがあるため、安全に転ぶ方法も覚えておく必要があります。
転ぶ際は、上体を小さくして低い位置から転ぶことを心がけましょう。背中側から転ぶ場合は膝を落として転がるように、正面に転ぶ場合は膝から雪につけて滑りこむようにするのがコツです。
転ぶ際、反射的に片腕を立てて体を支えようとすると手首を骨折する恐れがあるので、腕を出さないように練習しておくと良いでしょう。
・止まり方
スノーボードで滑る際に、最も大切なのが止まり方です。止まることができないと、自分はもちろん、ゲレンデで滑っている他の方にぶつかって怪我をさせる恐れもあります。コースで滑る前に、止まり方を練習しておくようにしましょう。
【止まり方のコツ】
1.両肩を前側に開く
2.下半身で板を90度回転させ、移動方向と直角になるようにする
3.かかと側に体重をかけ、板の前を少し浮かせるようにする
4.スピードが弱くなったら片足をボードから外し、雪面を踏み込む
スピードが出すぎてしまいどうしても止まれない場合は、3の状態から膝をぐっと落として、そのまま尻餅をつけば止まることができます。
■準備をしっかりと整えてスノーボードを楽しもう
スノーボードは、慣れるまでに時間がかかるとされているウィンタースポーツですが、一度コツを掴んでしまえばどんどん上達していきます。上手な友人に教えてもらったり、うまくできない場合はスノーボードスクールに参加してみたりするのもおすすめです。
必要なアイテムを集めて、今年の冬はゲレンデに向かってみてはいかがでしょうか。
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