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outdoor2020.12.15

スノーボード板の選び方のポイントとは? 自分に合った製品を見つけよう

数あるウィンタースポーツの中でも、特に高い人気を誇るスノーボード(スノボ)。スノーボードを始めるためにスノーボード板は欠かせませんが、どれを購入すれば良いのかわからないという初心者の方も多いかもしれません。
スノーボード板は種類による特徴や体格に適したサイズがあるため、選び方のポイントを知っておくことが大切です。この記事では、スノーボード板の選び方のポイントをご紹介します。

 

【目次】

■初心者でもスノーボード板は購入しておくのがおすすめ

■スノーボード板の選び方のポイント

・まずは滑り方に合う種類を選ぼう

・体格から長さを選ぶ

・スノーボード板を上から見た形状(シェイプ)

・板の反りも確認しよう

・板の硬さから選ぶ

・人気ブランドやデザインから選ぶのも手

■板と一緒にビンディングも選ぼう

■お気に入りのスノーボード板を見つけよう

 

■初心者でもスノーボード板は購入しておくのがおすすめ

スノーボード板はゲレンデでレンタルすることもできますが、初心者の方でも購入してマイボードを持っておくことをおすすめします。
スノーボード板は、サイズやデザイン、種類などが豊富で、それぞれ向いた滑り方が異なるため、上達のためには自身の滑り方や体格に合った製品を選ぶことが大切です。

また、毎年スノーボードを楽しみたいと考えている場合は、レンタルよりも購入した方が安く済みます。自分で購入したスノーボード板を使用する方が愛着もわき、よりスノーボードを楽しめるようになるでしょう。

 

■スノーボード板の選び方のポイント

スノーボード板を選ぶ際は種類や長さ、形状、硬さ、デザインなど、さまざまなことを踏まえて選ぶ必要があります。スノーボード板を選ぶ際に大切なポイントをご紹介します。

 

・まずは滑り方に合う種類を選ぼう

スノーボードの板は、大きく分けてフリースタイル、ジブ・グラトリ、フリーライドの3種類あります。それぞれ向いている滑り方が異なるので、適切なタイプを選ぶことが大切です。

 

【フリースタイル用】
最も一般的なスノーボード板で、フリースタイルという名前の通り、癖が少なくどのような滑り方でも使うことができます。
初心者の方や滑りたいスタイルがまだ決まっていない方、あらゆる滑り方を楽しみたい方は、フリースタイル用の板を選ぶようにしましょう。

【ジブ・グラトリ用】
ジブ(ジビング)はレールやボックスなどの人工物を利用して滑るスタイルを、グラトリは「グラウンド・トリック」の略で、平らな場所で繰り出す技のことを指します。
ジャンプしたりレールの上を滑ったりといった、テクニカルな滑りを楽しみたい方に向いていて、板が太くて柔らかいのが特徴です。

【フリーライド用】
細くて軽い製品が多く、速いスピードで滑ることに特化したタイプです。ジャンプや技を繰り出すのは難しいため、トリックを楽しみたい方には向いていません。

 

・体格から長さを選ぶ

滑り方のスタイルや背の高さにもよりますが、一般的には「自分の身長-15~20cm」または「スノーボード板を床に立てた際にアゴから鼻の間にくる程度」が板の長さの目安になります。
身長に応じて、180cm前後の方は身長から-20cm、160~170cm前後は-15cm、160cm以下の場合は-10cm減らしたサイズの板がおすすめです。
体重のある方やスピードを求める方は、少し長さのある製品を選ぶようにしましょう。

また、スノーボード板の幅も確認が必要です。スノーボード板は「ノーズ(板の前側)」「ウェスト(真ん中)」「テール(後ろ側)」の3つに分けられ、スノーボード板の幅の目安は、「ウェスト部分がブーツのサイズ-1cm程度」とされています。

通常は長さに応じて適切な幅になっているため気にする必要はありませんが、足のサイズが身長に比べて大きかったり小さかったりする方は、ウェスト部分の幅も確認しましょう。

 

・スノーボード板を上から見た形状(シェイプ)

スノーボード板を上から見下ろすように見たとき、形状(シェイプ)は大きく3種類に分けることができます。どのような滑り方をしたいかに応じて、形状を選ぶようにしましょう。

 

【ディレクショナル】

ディレクショナル

ノーズがテールよりも長く、ノーズとテールの形状が異なる板がディレクショナルです。前が長く重心がやや後ろに寄っていて、安定して滑ることができます。ゲレンデで滑ることがメインの方や初めてボードを購入する方におすすめです。

 

【ツインチップ】

ツインチップ

ツインチップの板は、ノーズとテールの長さと形状が同じです。取り回しが良いため、テクニカルな技を決めたい方に向いています。

 

【ディレクショナルツイン】

ディレクショナルツイン

ディレクショナルとツインチップの特徴を掛け合わせたのがディレクショナルツインです。安定感のある滑りとトリックを両方楽しみたい方に適しています。

 

・板の反りも確認しよう

スノーボード板は、真横から見た際の板の反り方にも多くの種類があります。購入の際は、板の反りの種類も確認することが大切です。

 

【ロッカー】

ロッカー

ロッカーは、アルファベットの「U」のような形状をしていて、平らな面に置くとノーズとテールが地面から浮くのが特徴です。操作性が高く、体重をかける方向を間違える「逆エッジ」になりづらいですが、安定性に欠けるためゲレンデのコンディションによっては使いづらさを感じる場合もあります。

 

【フラット】

フラット

スノーボード板の真ん中部分が平らで、平地だと両端以外は地面にぴったりと接地します。板を操作しやすくゲレンデで滑りやすいため、初心者の方にもおすすめです。

 

【キャンバー】

キャンバー

スノーボード板の真ん中が浮いていて、アルファベットの「W」のような形状をしています。スノーボード板としてはスタンダードな反りの形状で、両足でしっかりと踏ん張ることができるので、カーブの感覚が覚えやすいです。
エッジの引っかかりを感じやすいため、初心者の方は扱いづらさを感じる場合もあります。

 

【ダブルキャンバー】

ダブルキャンバー

キャンバーとは逆に、スノーボード板の真ん中が地面に着いていて、「M」のような形状になっています。板が簡単に曲がるため、ジブ・グラトリなど技を楽しみたい方向けです。

 

・板の硬さから選ぶ

スノーボード板の硬さはフレックス・トーションと呼ばれ、フレックスは板のしなりやすさを、トーションは板のねじれやすさを表します。

硬いスノーボード板は反発力があり扱いづらくなりますが、しっかりと板を踏んで滑れる場合は鋭いターンやトリックを繰り出せるのが特徴です。
一方、柔らかいものは扱いやすく、少ない力でもターンやジャンプを行えるものの、高速滑走には向きません。スノーボード初心者の方や脚力に自信がない方は、柔らかめのスノーボード板を選ぶようにしましょう。

 

・人気ブランドやデザインから選ぶのも手

スノーボード板を選ぶうえでは、ブランドやデザインも大切な要素です。人気が高いブランドとしては、バートンやライド、サロモン、キャピタ、ヨネックス、K2が挙げられます。

 

【バートン(BURTON)】
プロのスノーボーダーにも使われているなど、高い人気とシェア率を誇るブランドです。上級者向けだけでなく初心者向けのスノーボード板も用意されているので、レベルに応じて製品を選ぶことができます。

【ライド(RIDE)】
他のブランドに比べて、高性能ながら価格が安めなスノーボード板が多いのが特徴です。また派手なデザインが多いですが、スノーボード板を操作しやすいという点でも人気があります。

【サロモン(SALOMON)】
元々はフランスでスキーのビンディングメーカーとしてスタートしたブランドですが、現在はスノーボード板の販売も行っています。豊富なラインナップを揃えていて、スタイルに合わせたボードを選ぶことができます。

【キャピタ(CAPiTA)】
独特な世界観を持つデザインで、幅広い層から人気を博しているブランドです。日本では、オリンピック出場経験のあるプロスノーボーダーが使用していたことでも知られています。

【ヨネックス(YONEX)】
テニスやバドミントンのラケットでも有名なヨネックスですが、スノーボード板も販売しています。世界初のカーボンスノーボードを開発したブランドでもあり、反発力と耐久性が特徴です。

【K2】
スキーブランドとしては世界で初めてスノーボード事業に進出したのがK2です。高品質で柔らかい板も多く、初心者の方でも扱いやすいでしょう。

 

■板と一緒にビンディングも選ぼう

板と一緒にビンディングも選ぼう

スノーボード板を購入する際は、ビンディングやバインディングと呼ばれる、スノーボードブーツを板に取り付けるための締め具も購入する必要があります。どれを選べば良いのかわからない場合は、板とビンディングがセットになっている製品を選ぶのも良いでしょう。

また、ビンディングと板を同時に購入すると、無料で取り付けを行うサービスもあります。ビンディングを自分で取り付ける手間がかからないため、初心者の方は取り付けサービスを活用するのもおすすめです。

同時に、スノーボード板をしまうためのケースやメンテナンス用のワックスといったアイテムも揃えておきましょう。

⇒ビンディングを探す

 

■お気に入りのスノーボード板を見つけよう

スノーボード板は、自身の体格や滑り方のスタイルに合わせて選ぶことが大切です。まだスタイルが定まっていない方は、オールラウンドに使えるものを選ぶと良いでしょう。お気に入りのマイボードが見つかれば、スノーボードをより楽しめるようになるはずです。
今回ご紹介した選び方のポイントを踏まえて、お気に入りのスノーボード板を探してみてはいかがでしょうか。

⇒スノーボード板を探す

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