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outdoor2020.12.17

スノーボードブーツの種類や選び方とは? お手入れの方法もご紹介

ウェアやゴーグルなど、スノーボードを楽しむ際に持っておきたいアイテムは数多くありますが、スノーボード板・スノーボードブーツ・ビンディング(バインディング)の3つは欠かすことができません。特に、体に直接触れるアイテムであるブーツは、選び方を間違えると疲れやすくなったり足を痛めたりして、スノーボードを楽しめない場合もあります。
ここでは、スノーボードブーツの重要性や種類、お手入れの方法などをご紹介します。

 

【目次】

■スノーボードはブーツが重要

■スノーボードブーツは3種類

・紐タイプ

・クイックレースタイプ

・ボアタイプ

■スノーボードブーツの選び方

・足のサイズに合っているものを選ぶ

・スノボスタイルに応じてブーツの硬さを決める

・インナーブーツのフィット感も重要

■使い終わった後はしっかりお手入れしよう

■自身に合ったスノーボードブーツを選ぼう

 

■スノーボードはブーツが重要

スノーボードを行ううえで、スノーボードブーツは特に重要なアイテムだとされています。これは、スノーボードブーツが体に直接触れる唯一のパーツであることに加えて、足とボードをつなぐ役割も持つためです。

自分の滑り方のスタイルに適していて、フィット感も良いスノーボードブーツを使用すれば、ボードにしっかり力を伝えられるようになり、スノーボードの上達につながります。足がすぐに痛くなったり、怪我をしたりすることも防げるでしょう。

スノーボードブーツはゲレンデでレンタルもできますが、その場合は自分の足に合ったものを選ぶのは難しいです。こだわってスノーボードブーツを選べば、よりスノーボードを楽しめるようになるため、自分用のブーツを用意しておくことをおすすめします。

 

■スノーボードブーツは3種類

スノーボードブーツは、紐の締め方によって3種類に分けられます。それぞれメリット・デメリットがあるため、特徴を踏まえて製品を選ぶようにしましょう。

 

・紐タイプ

紐タイプ

昔からある一般的なタイプで、普通の靴のように自分の力で靴紐を締めあげるタイプのスノーボードブーツです。シューレースタイプなどと呼ばれることもあります。締め具合を自分の好みに応じて細かく調整でき、紐が切れてもすぐに交換できる点が魅力で、スノーボード歴が長い方や、スノーボードに慣れてきた方に人気です。

紐をしっかりと締めるためにはある程度の力が必要なので、子どもや力に自信がない方には扱いが難しく、締め方が緩いと滑っている最中に紐がほどけてしまう恐れもあります。また、紐の締め具合によってフィット感やホールド感を調整するため、着脱に手間がかかってしまいます。

 

・クイックレースタイプ

クイックレースタイプ

スピードシューレースまたはクイックシューなどとも呼ばれ、ブーツの左右から出ている紐を上に引っ張るだけで締めることができるタイプです。紐を引っ張るだけなので、締める際に強い力はいりません。紐タイプほどではありませんが、紐の引き具合に応じてフィット感を調整することもできます。
紐タイプよりも着脱が簡単で、ボアタイプよりも締め具合を調整できるなど扱いやすいことから、スノーボード初心者の方にもおすすめです。

デメリットとしては、スノボブーツを履いた後に余った紐は、ブーツ横のポケットやブーツの内側にしまわなければいけない点が挙げられます。紐が飛び出たままだと、滑走中に木やスキーストックなどに引っかかることもあるため注意が必要です。

 

・ボアタイプ

ボアタイプ

ボア(BOA)タイプのスノーボードブーツは、紐がワイヤーになっていて、タン(ブーツの正面部分)の中央やブーツの上部についているダイヤルを回すことで、ブーツ全体を締めることができます。クイックレースタイプよりも紐を締める際に力が必要なく、着脱も簡単です。

ただし、ダイヤルを回すとワイヤーがブーツ全体を締めあげていくという構造上、細かな締め具合を調整することはできません。ダイヤルやワイヤーが壊れてしまった際に、自力で修理することは難しく、専門店に修理を頼む必要があります。

 

■スノーボードブーツの選び方

スノーボードブーツの選び方

 

スノーボードブーツを購入する際は、ブーツの種類に加えて、サイズ感や柔らかさなども考えて選ぶ必要があります。それぞれ、どのような点に注目すれば良いのかをご紹介します。

 

・足のサイズに合っているものを選ぶ

一般的なブーツや靴と同じく、スノーボードブーツが自身の足のサイズに合っているかどうかを確認したうえで選ぶことが大切です。サイズが小さすぎると履いている最中に足が痛くなり、大きすぎると体重をボードに伝えづらくなるため滑りづらさを覚えます。

また、スノーボードの際に履くスノーボード用のロングソックスは、通常の靴下よりも厚みと長さがあります。ブーツを選ぶ際は、厚いソックスを履くことを念頭に置いたうえでサイズを考えてください。あらかじめソックスを購入しておき、履き心地などを確かめておくのもおすすめです。
足のかかとからつま先までの長さ(実寸)をあらかじめ計っておき、実寸+0.5~1.0cm程度を目安にすると良いでしょう。

細かなサイズ感はメーカーにより異なりますが、特に海外メーカー製のスノーボードブーツは、外国人の足にフィットするよう作られている場合があります。海外メーカーのスノーボードブーツを使いたい場合は、日本人の足向けの製品があるかどうかも確認するようにしましょう。

⇒スノーボード用ソックスを探す

 

・スノボスタイルに応じてブーツの硬さを決める

スノーボードブーツの硬さはフレックスと呼ばれ、柔らかいブーツほど足首が曲げやすくなりコントロール性が高まります。一方、硬いブーツは体重をかけた際の反発力が強くなるので、スピードが出ていてもグリップが効きやすいのが特徴です。

足の動かし方に慣れる必要がある初心者の方や、筋力に自信のない方は、柔らかめのブーツを選ぶようにしましょう。足元の自由が効くため、ボードをコントロールするコツを覚えやすくなります。
スピード感のある滑走やターン、トリックなどのテクニカルな滑りを楽しみたい上級者の方は、グリップが効きやすい硬いブーツがおすすめです。

 

・インナーブーツのフィット感も重要

スノーボードブーツはアウターブーツとインナーブーツに分かれています。履き心地が良いほど使いやすい製品といえるので、インナーブーツのタイプやフィット感も、スノーボードブーツを選ぶうえでは重要なポイントです。

インナーブーツにも着脱しやすい成型済みインナーや、細かい調整が効くレースタイプインナーなどの種類があります。自分の足の形に合うようにカスタマイズできる場合もあるので、フィット感にこだわりたい方は確認しておきましょう。

 

■使い終わった後はしっかりお手入れしよう

スノーボードブーツは使い続けていくうちにヘタってしまいますが、使用後にしっかりとお手入れを行っておけば、寿命を延ばすことができます。
また、滑り終わった後のスノーボードブーツは雪で濡れたり汗で中が蒸れたりしているため、臭くなったりカビが生えたりするのを防ぐためにもお手入れは重要です。

 

【滑り終わった後のお手入れ方法】
1.ブーツ表面の雪や水滴を落とす
2.乾燥材や新聞紙をブーツの中に入れておく
2.帰宅後、インソール、インナー、アウターに分解し陰干しする
3.インソールやインナーが湿っている場合はタオルで水分を拭き取る

型崩れを防ぐために、インナーとアウターは紐やワイヤーで軽く固定しておきましょう。

 

【シーズン後のお手入れ】
1.インソール、インナー、アウターに分解する
3.型崩れしないように中性洗剤を薄めた水で優しくもみ洗いを行う
3.しっかりと乾かしたらインナーなどを入れ直す
4.乾燥材や新聞紙を中に入れ、型崩れしないように軽く紐を締めて保管する

スノーボードブーツは、革や樹脂などの熱に弱い素材で作られています。乾燥させる際に、暖房器具を使ったり直射日光に当てたりするのは避けましょう。
また、素材によっては水洗いできません。製品の注意書きなどを必ず確認したうえでお手入れを行ってください。

 

■自身に合ったスノーボードブーツを選ぼう

スノーボードブーツは、スノーボードを楽しむうえで特に重要なアイテムです。足のサイズやレベルに応じた製品を選べば、スノボの上達も早くなり、怪我を予防することにもつながります。
スノーボードブーツの選び方やお手入れ方法を押さえておき、スノーボードをより楽しめるようになりましょう。

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