アウトドア用マグカップでキャンプをおしゃれに! 魅力と選び方をご紹介
キャンプや登山といったアウトドアシーンで飲み物を飲んでくつろぎたい時は、アウトドア専用のマグカップを用意しておくと便利です。しかし、種類が非常に豊富なので、アウトドア初心者の方はどれを選べば良いのかわかりづらいかもしれません。
そこでここでは、アウトドア専用のマグカップを選ぶ際のポイントをご紹介します。アウトドアシーンでマグカップと一緒に用意したいアイテムもご紹介するので、併せてご確認ください。
【目次】
■アウトドアシーンでは専用のコップを活用しよう
キャンプやバーベキューといったシーンで、市販の紙コップを使用している方は多いかもしれません。紙コップは価格が手ごろでコンビニなどでもすぐに購入できるため便利ですが、風が吹いた際に飛ばされてしまったり、中に入れた飲み物がすぐに冷えたりぬるくなったりしてしまいます。
一方で、アウトドア用のマグカップは紙コップよりも作りがしっかりとしていて、機能性に優れたものが多いです。紙コップや日頃自宅で愛用しているコップよりも、外での使用に適しています。洗えば繰り返し使えるので、紙コップに比べるとエコな点も魅力です。
マグカップやカトラリー(食器)などの小物は、テントやタープといった大型のアイテムとは異なり、家庭にあるアイテムや使い捨て商品で簡単に代用できてしまいます。しかし、そのような細部のアイテムにもこだわることで、よりおしゃれで快適にアウトドアを楽しめるようになるでしょう。
■アウトドア用マグカップの選び方
アウトドアシーン向けのマグカップは、素材や容量の異なる商品が数多く販売されているため、どれを選べば良いのか悩んでしまうかもしれません。ここでは、アウトドア用マグカップを選ぶ際のポイントをご紹介します。
・素材から選ぶ
アウトドア用マグカップは、耐久性に優れたステンレスやチタン製のものが主流です。その他には、プラスチックやホーロー、木材などの素材から作られているものもあります。素材ごとの特徴を知っておくと、マグカップ選びに役立ちます。
【ステンレス製】
錆びに強く耐久性に優れていて、お手入れをしやすいのがステンレス製マグカップの魅力です。保温性や保冷性も高く、一年間通して使うことができます。商品数は多く比較的リーズナブルですが、チタン製に比べると多少重い点がデメリットです。
【チタン製】
ステンレスよりも軽量ながら、錆びづらく耐久性に優れているのが特徴です。熱伝導率が低いため飲み口や取っ手部分が熱くなりづらく、商品によっては直火に対応している場合もあります。
機能性に優れていて便利な反面、他の素材のマグカップに比べて価格は高い傾向にあります。
【プラスチック製】
非常に軽く、落としても壊れづらいのがプラスチック製マグカップの魅力です。保温性や保冷性は高くありませんが、他の素材よりも安価な製品が多いです。マグカップをたくさん揃えたい、子どもでも安心して使えるタイプのマグカップが欲しいという方に向いています。
【ホーロー製】
ホーローとは、金属素材の表面にガラス質の素材をコーティングしたものです。金属素材の強度とガラスの光沢を併せ持っているなど、機能性とデザイン性を両立しています。カラーリングが豊富なので、好みのデザインを見つけやすいでしょう。一方で衝撃には弱いため、取り扱いに注意が必要です。
【木製】
木製マグは軽く持ち運びやすい、口当たりが良い、飲み物の温度の影響を受けづらいという特徴を持っています。こまめにお手入れを繰り返すことで、木ならではの風合いと経年変化を楽しめるのが魅力です。
・スタッキングできるかどうかを確認する
アウトドアシーンでは、持ち運ぶ荷物はできるだけコンパクトかつ軽量にまとめるのが鉄則です。マグカップを選ぶ際は、スタッキングしたり折りたたんだりできて、コンパクトに収納して持ち運べるかどうかも確認しておきましょう。
ファミリーキャンプをはじめ、荷物が多くなりがちな複数人でのキャンプシーンの場合は、コンパクトに収納できる商品だと便利です。
・容量で選ぶ
マグカップの容量も商品選びのポイントです。一度に入れたい飲み物の量に応じて選ぶようにしましょう。
一般的には容量300mlほどのマグカップが多いですが、一度にたくさんの飲み物を飲んだり、ビールやジュースなどの缶飲料を移し替えたりしたい方は、容量が大きいものを選ぶと、何度も飲み物を入れ直す手間を省けます。
・直火に対応しているかどうか
アウトドア用マグカップの中には、直接火にかけて中身を温められるタイプもあります。冷えた飲み物を温め直したり、大きめサイズの場合はお湯を沸かしたりスープを作ったりといった用途でも活用できて便利です。
簡単な料理や湯沸かしにもマグカップを活用して、荷物の量を減らしたいという方は、直火に対応しているかどうかを確認しておきましょう。
ただし、直火に対応している商品でも、火にかけた直後のマグは熱くなっています。持つ際に火傷をする恐れもあるので、取り扱いには注意が必要です。
・保温性や保冷性
アウトドアシーンで飲み物を飲む場合は、外の気温によっては飲み物がすぐに冷えたりぬるくなったりしてしまいます。長時間飲み物の温度を保ちたい場合は、保温性や保冷性の確認が大切です。
一般的には、2枚の素材を重ねてマグカップの中に空気の層を作った「ダブルウォール(二重構造)」タイプは、保温・保冷の効果が高いとされます。
しかし、ダブルウォールの商品は直火にかけることはできません。これは、直火にかけることで中の空気が膨張し、コップが破裂する恐れがあるためです。直火でマグカップを温めたい方は、ダブルウォールではないものを選ぶようにしてください。
・蓋つきのものだと便利
外で飲み物を飲む場合、どうしても虫などの異物が入ってしまう可能性があります。蓋つきの商品だと、異物混入を防ぎやすくなって便利です。蓋によって外気に触れる面積が減り、保温性を高めることもできます。
飲み物をこぼす心配が減るため、飲み口部分だけ開閉して使えるタイプの蓋もおすすめです。
・マグカップのデザインもポイント
メーカーのロゴが刻印されていたり、カラフルで可愛らしい見た目だったりと、キャンプ用マグカップのデザインは商品によって異なります。また持ち手を折りたたんでコンパクトにできたり、カラビナつきでベルトやバックパックに装着できたりと、持ち手に機能性を持たせている場合もあります。
おしゃれな見た目かどうか、機能性に優れていてアウトドアシーンで使いやすいかどうかも踏まえて、マグカップのデザインを確認しておくのがおすすめです。
■マグカップと一緒に用意したいアイテム
アウトドアシーンでのんびりとくつろいでお茶を楽しみたい方は、他にも用意しておくと便利なアイテムがいくつかあります。マグカップと合わせて用意したいアイテムの一例をご紹介します。
・タープ
タープとは、アウトドアシーンでリビングを作るために使用するアイテムです。タープを使えば日差しや雨を遮りながら、開放感のある空間を作ることができます。のんびりと自然の中でお茶を楽しみたい場合は、タープを用意しておきましょう。
ヘキサタープやスクリーン―プなど、形状によっていくつか種類があるので、用途や使用人数に適したものを探してみてください。
・アウトドアテーブル・チェア
のんびりとくつろぎながら飲み物を楽しむためには、アウトドア用のテーブルとチェアの用意も欠かせません。テーブルやチェアの高さは、目指すキャンプスタイルを決めてから決めるようにしましょう。
一般的なダイニングテーブルを囲むようにティータイムを楽しみたい場合は、高さがあるハイスタイルのアイテムがおすすめです。
一方で、焚き火などを囲みながらリラックスして過ごしたい方は、背が低く足を伸ばしてくつろげるロースタイルが向いています。
・コーヒーミル
自然豊かなアウトドアシーンで飲むコーヒーは、普段よりもおいしく感じられるものです。コーヒーが好きな方は、豆を挽くためのコーヒーミルやドリッパー、パーコレーターなどを用意して、ご自身で挽いたコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
アウトドアシーンで使用するコーヒー用のアイテムは、荷物の圧迫を防ぐために、できるだけコンパクトで持ち運びやすいものを用意するのがおすすめです。
■マグカップでのんびりしたひと時を
アウトドア用のマグカップはアウトドアシーンでくつろいだり、気分を高めたりするために用意したいアイテムのひとつです。また、アウトドア商品は機能性に優れたものが多いので、日常的に使用する際も便利です。
自然の中でのんびりとしたひと時を過ごしたい方は、アウトドア用のマグカップを用意してみてはいかがでしょうか。
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