フリーワード検索

outdoor2022.04.25

世界でひとつだけのキャンプスタイルを。自然と自由を愛するキャンパ―falòさんにインタビュ―!(前編)

今回はインスタグラムで魅力的なキャンフプサイトと美しい写真が人気のfalòさんにインタビューをさせていただき、こだわりのアイテムやオリジナルの世界観、アウトドアシアターでの楽しみ方などのお話を聞いてきました!自由をテーマにしたfalòさんのスタイルにぜひ触れてみてください。


falò

instagram フォロワ― 2.3万人

人間が人間らしく居られる森をこよなく愛するキャンパー。 自由な遊び方や、自らDIYしたキャンプ道具、キャンプで感じたことをInstagramで発信。 その魅力的なキャンプサイトと美しい写真が好評で、毎投稿多くの”いいね"が付く。 イメージしたキャンプサイトを森の中に作り出し、 その空間で風の音や森の声、空の色、焚き火の炎などを感じるのが、お気に入りの休日の過ごし方。 キャンプメディア「CAMPIC」では、コラムニストとしても活動中。


―本日はどうぞよろしくお願いします。

falòさん:よろしくお願いします。

―早速ですが、falòさんの活動名の由来を教えていただけますか。

falòさん:ファーロという発音の単語には意味が2つあって、イタリア語でfaroは灯台、falòは焚き火という意味があります。馴染みのない単語なので、逆にみんな気になって覚えてもらえるかなと思ってfalòにしました。


―すごく素敵ですね。インスタグラムの活動はいつ頃からされているんですか?

falòさん:2013年頃なので、約10年前です。


―フォロワ―2.3万人を誇る人気キャンパーのfalòさんですが、どういったきっかけでキャンプを始められたのでしょうか。

falòさん:子供の頃からキャンプへの憧れがすごくあったのですが、キャンプを始めたのは大人になってからです。親にキャンプはダメって言われて育ってきて、大人になったら自分のお金で行きなさいみたいな感じだったので、夏休みも友達はみんな出かけていたけど、僕はラジオ体操フル出席なんですよ(笑)おでかけに憧れがあって、その中でもキャンプが最上級の憧れというか、僕の中で一番上にあったんです。夏休みにはクワガタやカブトムシなどの虫取りが出来たり、温泉に入れたり、遠出もできる。そんな自分のやりたいことが全てキャンプに詰まっていたんですよね。大人になってからやっと出来るようになって、爆発したわけです(笑)


―なるほど。そういった経験が今のキャンプスタイルに表れているんですね。そんなfalòさんこだわりのアイテムを教えてください。

falòさん:どれもお気に入りのアイテムなので選ぶのが難しいですが、コッパーケトルとランタン、テントは特にこだわりがあるアイテムですね。このグランマ―コッパ―ケトルはインド工場で作られたプレミアもの。もうインドの工場自体がなく、この型は製造されていないんです。今販売されているグランマーケトルはメイドインジャパンで、僕の持っているケトルよりサイズが大きくなっています。僕はソロキャンプをすることが多いので、インド製のケトルのサイズ感がちょうどいいです。


コールマンのゴールドボンドという からし色のヴィンテージランタンがあって、僕はからし色が大好きなので欲しかったんですけど高くて買えなくて。じゃあそれ以上に自分好みのかっこいいランタンを見つければいいんだと探して、見つけたのがこのランタンです。「世に存在しない色のランタンがあったよ」と当時は世界に一つしかないカスタム品のランタンを奥さんが見つけてくれました。このランタンも最初は15万円ほどで売られていたのですが、ランタンマニアはオリジナルが好きなので売れなくて、どんどん値段が下がっていたところを購入しました。


これはパジャマムーンという輸入レトロテントやオリジナルテントを製造するメーカーさんが僕の自作テントをリスペクトしてくださって、一緒に仕事しましょうということで僕がデザインして作った世界に一つだけのオリジナルテントです。まだ商品化もされていないので、現時点では本当に一つだけです。


―世界に一つだけのアイテムというのは素敵ですよね。

falòさん:そうですね。使い続けることでどんどん味も出てきますし、他と被らないのでそういったところも魅力があります。長く使うと汚れたりへこんだりすると思うんですけど、それを僕は「デザイン」と言っていて、ここにへこみがあるのは僕のものだけなので世界に一つだけのアイテムになるんです。


―以前からデザインに興味があったのですか?

falòさん:インテリアは好きでしたね。元々ブレイクダンスをやっていて、自由が丘でダンスをしていたのですが自由が丘は雑貨店が多くて、見に行っているうちに分かったんです。自分がいいと思うものがどういうものか。僕はヴィンテージの古い感じが好きだと気づき、インテリアの延長でガーデニングを初めて、庭にテーブルを置いてそこでコーヒーを飲んじゃったんですよ(笑)そのカフェスタイルが今のキャンプに繋がっているというか、基本がそこにあったんですよね。


―falòさんにとってキャンプとは?

falòさん:僕の中でキャンプというのは、人と比べるものじゃないので向上心がないんです。大切なのは自分が満足するかどうかなんですよね。今、自分が満足していればそれでいいという感じです。

今回お話を聞いて、falòさんの物選びへのこだわりをすごく感じるインタビューになりました。どれも普遍的で時代が過ぎても価値が落ちず、さらにはどんどん価値が上がっていく物選びをされているfalòさんのスタイルに憧れる人が多いのも納得です。

後編 はアウトドアシアターやキャンプにおける世界観の作り方についてお話いただきます!

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索