お洒落で美味しいキャンプ飯を作ろう!vol.31 SNSで話題!暗殺者のパスタ
みんなでわいわい料理をする時間はキャンプの醍醐味ですよね。今回はSNSで話題の「暗殺者のパスタ」のレシピを紹介します。豪快な調理工程と鮮やかな見た目はキャンプで盛り上がること間違いなしです!
■暗殺者のパスタとは?
暗殺者のパスタとはイタリア語で「Spaghetti all’assasina(スパゲッティ・アッラッサシーナ)」と呼ばれる南イタリアのプーリア州(イタリアをブーツの形に例えたときのかかとの部分)発祥の料理。プーリア州のバーリという町のレストランで提供されていたのがはじまりとされています。
暗殺者という名前の由来は、
・殺人級においしかったから
・唐辛子の辛さが強く、殺人的だったから
・トマトソースをフライパンに入れる調理工程で跳ねるソースの様子や、食べ終わったお皿が、血だらけの殺人現場のようだから
などなど諸説あり、実は理由ははっきりとはわかっていません。
話題になった理由はインパクトのある名称だけではなく、特徴的な調理方法にもあります。暗殺者のパスタはフライパンでパスタにおこげを作ってから、スープを加えて麺をゆでていきます。お湯でパスタを茹でず、スープを加えながら少しずつゆであげる「パスタ リゾッタータ(Pasta Risottata)」という作り方は、イタリアでは昔からあるパスタの調理法のひとつ。パスタにダイレクトにスープが染み込むので濃厚な味わいに仕上がります。
<材料>(2人分)
・スパゲッティ…200g
・トマトペースト(6倍濃縮)…90g
・水…600cc
・塩…小さじ1
・トマトピューレ…150ml
・ニンニク…2片
・唐辛子…1本(辛さが苦手な方は1/2本でもOK)
・オリーブオイル…90ml(フライパンにまんべんなくいきわたる量)
・イタリアンパセリ…お好み
<作り方>
1.ニンニクを包丁とまな板を使って潰します。このときニンニクの根っこの部分だけを切り落とし、皮のついたまま潰すと薄皮までするんと楽に取れます。唐辛子は半分に切り、中の種を取り除きます。辛さに強い方は種ありでもOK。辛さに弱い方は半分だけ使います。
2. 鍋にトマトペースト、水、塩を加えよくかき混ぜます。火にかけて軽くひと煮立ちしたら火を止めます。
3.フライパンにオリーブオイルを入れ、潰したニンニクと半分に切った唐辛子を入れて弱火であたためます。オリーブオイルに香りと辛味が移ったらニンニクを取り出します。この後強火で調理をしてゆくのでニンニクが焦げないようニンニクはこの工程で一度取り出します。
4.フライパンにトマトピューレを加え、ひと煮立ちさせます。
5.スパゲッティを乾燥した状態のままフライパンに入れ、火加減を強めます。ソースをスパゲティに染み込ませ焦げ目がつくまで焼いていきます。スパゲッティをたくさん動かしてしまうと焦げ目がつきにくくなってしまうのでここはグッと堪えましょう。
6.焦げ目がついたらトングで裏返し、2.で作っておいたトマトスープをお玉3杯ほど加えます。このときトマトスープが勢いよく跳ねるので注意!
7.火加減を少し落とし、スパゲッティがスープを吸ったらスープを継ぎ足します。スープが吸ったら継ぎ足し、減ったら継ぎ足しを繰り返します。強火で行うと一気に水分が蒸発してしまうのでコトコト煮込むくらいの火加減で行います。途中でスパゲッティの固さをみつつ、もしトマトスープだけで水分が足りなければ水を足してもOKです。塩加減もここで確認して足りなければ調節してください。
8.味を確認し、スパゲッティに火が通ったら完成です。
トマトの味がダイレクトにつたわるピリ辛スパゲッティの完成!殺人的なおいしさです!
今回は彩りを加えるためイタリアンパセリものせてみました。辛さが苦手な方はチーズなどを乗せるとマイルドになります。アレンジもぜひ楽しんでみてください。
■おわりに
今回は、SNSで話題!殺人的なおいしさの暗殺者のパスタのレシピを紹介しました。豪快にトマトソースが飛び跳ねる様子は盛り上がること間違いなし!ピリ辛な味も暑い季節にピッタリです。みなさん試してみてくださいね。