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outdoor2022.11.15

登山にも活用できるダウンジャケットの魅力とは? 選び方やお手入れ方法をご紹介

寒い季節になると欠かせないのがアウターです。アウターには多くの種類がありますが、普段使いから登山やキャンプといったアウトドアシーンまで、幅広いシーンで活躍するのがダウンジャケットです。
しかし、ダウンジャケットと一口にいっても各メーカーがさまざまなアイテムを販売しています。見た目以外の違いがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、ダウンジャケットの概要や選び方、お手入れ方法などをご紹介します。

 

【目次】

■ダウンジャケットはなぜ暖かい?

■ダウンジャケットの選び方

・ダウンジャケットの用途で選ぶ

・軽さと暖かさのバランス

・ダウンジャケットの素材

・ダウンジャケットの形

■ダウンジャケットのお手入れ方法

■お気に入りのダウンジャケットを見つけよう

 

■ダウンジャケットはなぜ暖かい?

ダウンジャケットはなぜ暖かい

 

ダウンジャケットとは、「ダウン」を生地と生地の間に入れて作られたアウターのことです。ダウンはガチョウやアヒルといった水鳥の、羽と羽の間にある綿毛のことを指します。ダウンボールとも呼ばれ、タンポポの綿毛のように丸い形をしています。
柔らかく、毛が絡まないため空気を大量にため込む性質を持つのがダウンの特徴です。ため込まれた空気が断熱保温材の役割を担うので、温かさを保ちます。

羽毛が膨らむ力(かさ高)は「フィルパワー(FP)」と呼ばれ、数値が高いほど大きく膨らんでたくさんの空気をため込みます。つまり、フィルパワーが高いほど保温性に優れたダウンジャケットということです。

具体的には、普段使いやタウンユースの場合はフィルパワー600以上、登山などアウトドア用途ではフィルパワー700以上、雪山などの厳しい環境下ではフィルパワー800以上のダウンジャケットがおすすめです。

 

■ダウンジャケットの選び方

ダウンジャケットの選び方

 

アウトドアブランドからタウンユース向けのアパレルブランドまで、多くのメーカーがダウンジャケットを販売しています。機能性やデザインが異なるので、選ぶ際はいくつかポイントをチェックすることが大切です。
ダウンジャケットの選び方のポイントを、4つご紹介します。

 

・ダウンジャケットの用途で選ぶ

ダウンジャケットは普段使いやアウトドアシーン、ビジネスシーンなど、幅広い用途で使えますが、商品ごとに適したシーンは異なります。選ぶ際は、どのような用途で使うかを考えることが大切です。

例えば、タウンユースなどの普段使いの場合は、電車や自動車、屋内など、暖房が効いている場所にいる時間も多いはずです。保温性が高すぎるものだと、暑さを感じることも考えられます。
長時間屋外にいることが少ない場合は、羽毛の含有量が少なく、適度な暖かさをキープできるものがおすすめです。体温が上がって汗ばむのを防ぐことにつながるため、通気性に優れているものを選ぶのも良いでしょう。

一方で登山などのアウトドアシーンで着用する場合は、季節にもよりますが、保温性に優れたものを選ぶ必要があります。
また、撥水性や防水性の確認も重要です。一般的なダウンジャケットは水濡れに弱く、濡れると保温性が失われてしまいます。低体温症などを防ぐためにも、水濡れに強い商品を選ぶと安心です。

 

・軽さと暖かさのバランス

普段使いの場合は重視する必要性は薄いですが、登山用途にダウンジャケットを購入する場合は、軽さと暖かさのバランスも重要です。
多くの場合、登山シーンでダウンジャケットを着るのは、移動中ではなく休憩中になります。これは、歩いている最中も保温性に優れたダウンジャケットを着ていると、熱がこもって汗が出てしまい、かえって体を冷やす恐れがあるためです。

登山用のダウンジャケットを選ぶ際は、暖かさだけではなく、コンパクトにザックの中にしまえるかどうか、軽量で負担にならないかどうかも意識することを心がけましょう。
インナーとして羽織ることができ携帯性にも優れた、薄手のライトダウンを用意するのもおすすめです。

 

・ダウンジャケットの素材

ダウンジャケットに使われている素材も確認しておく必要があります。ダウンジャケットに使われる素材は、ダウンやフェザー、中綿の3種類です。フェザーと中綿には、以下のような特徴があります。

【フェザー】
羽軸がある羽のことで、弾力性や通気性に優れているのが特徴です。ダウンに比べると保温性は劣ります。

【中綿】
ポリエステルなどの化学繊維で作られた、人工的な素材です。ダウンよりも軽さや保温性に劣るとされています。比較的安価で、水に強く洗濯しやすい点が魅力です。

多くのダウンジャケットは、それぞれの素材の持つメリットが活きるように組み合わせて作られています。「ダウン○%、フェザー○%、中綿○%」などと表記されていることが多いため、どの素材がどれくらい使われているのか確認しておきましょう。
一般的には、着心地と暖かさを両立したい場合は、ダウン70~90%、フェザー10~30%程度の割合が良いとされています。

 

・ダウンジャケットの形

ダウンジャケットと一口にいっても、形状は商品によって異なります。使い勝手に関わるので、併せて確認しておきましょう。

例えば、一般的なジャケットタイプは首元までファスナーを上げられるので、保温性に優れているのが魅力です。首まわりの形状によっては、重ね着(レイヤリング)もしやすいでしょう。登山シーンからタウンユースまで、幅広い用途で使うことができます。
雪山など、より寒さが厳しい環境で着用する場合は、フード付きで頭を覆えるタイプもおすすめです。

ジャケットではなく、袖がないベストタイプのダウンもあります。腕を動かしやすいので、夏場の高山や低山登山などに最適です。アウターとして冬場に使用するのは難しいですが、インナーとして冬場に活用することもできます。

また、カラーやロゴマークといったデザイン面もチェックすれば、おしゃれにダウンジャケットを着こなせるでしょう。

 

■ダウンジャケットのお手入れ方法

ダウンジャケットを長持ちさせるには、日頃からお手入れを行いきれいにしておくことが大切です。洗濯表示を確認して「手洗いマーク」や「洗濯機マーク」がある場合は、自宅で洗うことができます。

【ダウンジャケットを洗う方法】
1.ファスナーを全て閉め、形を整えて折りたたむ
2.桶にぬるま湯を溜めたらダウン用の中性洗剤を入れる
3.ダウンジャケットをぬるま湯に浸け、優しく押し洗いをする
4.水を新しいものに入れ替えたら、水の濁りが消えるまで優しく押して洗剤を落とす
5.タオルなどの上に広げて水分を吸い取る
6.形を整えてから風通しの良い日陰で乾燥させる

型崩れの原因となるので、ダウンジャケットを絞るように脱水するのは避け、優しく叩くように水分を拭き取ります。洗濯機を使う場合は、手洗いモードやドライモードで洗い、脱水は1分以内で済ませるのがポイントです。
型崩れが不安な方は、洗濯可の表示があってもクリーニングに出すことをおすすめします。洗濯不可の表示がある場合も同様です。

また、保管する際は通気性が良い日陰で保管しましょう。クローゼット内などにしまう場合は、防虫剤や乾燥材を用意すると、虫食いやカビの恐れを減らせます。
ボリュームがなくなる原因になるので、収納時に圧縮袋を活用するのは避けてください。

 

■お気に入りのダウンジャケットを見つけよう

ダウンジャケットは、普段使いからアウトドアシーンまで活躍する便利なアイテムです。寒さが厳しい日も快適に過ごせるので、1着用意しておくことをおすすめします。
お気に入りのダウンジャケットを用意して、冬のアウトドアを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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