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outdoor2023.01.05

冬キャンプには石油ストーブを持っていこう! 魅力や選び方をご紹介

冬場のキャンプシーンでは、寒さ対策が欠かせません。ホットカーペットや湯たんぽなど、暖房器具にはいくつか種類がありますが、おすすめなのが石油ストーブです。昔からある暖房器具ですが、現在のキャンプシーンでも便利に使うことができます。
しかし、ストーブには薪ストーブや電気式のストーブなどの種類もあります。石油ストーブの魅力がいまいちわからない方や、どれを選べば良いのか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、石油ストーブの魅力や選び方、使用時に注意したいポイントなどをご紹介します。

 

【目次】

■石油ストーブの魅力

■石油ストーブの種類

・対流式

・反射式

■石油ストーブの選び方

・サイズ

・燃焼時間

・安全性

・デザイン

■ストーブを使う際の注意点

・換気を行う

・燃えやすいものとの距離を取る

■石油ストーブで冬キャンプを快適に過ごそう

 

■石油ストーブの魅力

石油ストーブは、灯油(石油の一種)を燃料に使用する暖房器具です。電気ストーブやホットカーペットとは異なり電気を使わないため、燃料さえ用意しておけば、基本的にはどのような場所でも暖を取ることができます。
AC電源が使えないキャンプサイトでも使えるのは、アウトドアにおける大きなメリットといえるでしょう。

暖を取る以外にも、天板の上でお湯を沸かしたり、鍋やフライパンを置いて調理に使ったりすることも可能です。ファンヒーターとは違い送風ファンがないので、静音性にも優れています。
また、石油ストーブは燃焼する過程で水分が発生するため、加温と同時に加湿を行うことも可能です。
気温が低く空気も乾燥しがちな冬場のキャンプシーンで役立つ、さまざまな魅力を持っているのが石油ストーブです。

 

■石油ストーブの種類

石油ストーブの種類

 

石油ストーブと一口にいっても、構造から「対流式」と「輻射式」の2種類に大きく分けることができます。お部屋の暖まり方が変わるため、違いを知っておくことが大切です。
石油ストーブの種類ごとの特徴は、以下の通りです。

 

・対流式

暖めた空気をストーブの上部から放出し、空気の動きを発生させるのが対流式の石油ストーブです。暖かい空気は上に、冷たい空気は下に移動する「対流」という原理を利用していて、空間全体を均一に暖めることができます。
全体を暖めるという構造上、空間の真ん中に置いて使用するのがおすすめです。広いスペースでの使用に適しています。
足元に寒さを感じる場合は、ストーブファンなどを回して空気を動かすようにしましょう。

また、デザインの幅が広いため、おしゃれなキャンプサイトにしたい場合にもおすすめです。

 

・反射式

物体の温度が上がる際に周囲にも熱を伝える、「輻射」という反応を利用した石油ストーブが輻射式です。燃焼部分の奥側に輻射板(反射板)を備えていて、輻射板が熱を反射することで空間を暖めます。
ストーブの前方や上面を集中的に暖められるのがメリットです。

対流式に比べるとテント全体を暖めるのに時間がかかるため、スペースが限られているシーンにおすすめです。壁際や隅に置く場合に適しています。

 

■石油ストーブの選び方

石油ストーブの選び方

 

石油ストーブを選ぶ際は、種類以外にも確認しておきたいポイントがあります。場合によっては、キャンプ場に持って行くのが難しい、使えなかったということにもつながるため、選び方のポイントを押さえておきましょう。

 

・サイズ

最初に、石油ストーブのサイズを確認しておくことが大切です。サイズが大きいほど性能が高くなり周囲を暖めやすくなりますが、持ち運びにくくなってしまいます。駐車場からキャンプサイトまで距離があるキャンプ場の場合は、重たい荷物を持ってしばらく歩き続けなければいけません。
また、テントのサイズによっては、暖房が効きすぎて暑くなってしまう可能性もあります。

自動車に問題なく積み込めるか、持ち運びに苦労しないか、商品記載の適応畳数がどれくらいかなどを踏まえて、サイズを決めるのがポイントです。
基本的には、持ち運びに便利な小型で軽量な石油ストーブを用意することをおすすめします。

 

・燃焼時間

連続燃焼時間の確認も重要です。燃焼時間が長いほど、灯油を追加する作業をせずに長時間暖を取ることができます。ただし、灯油を入れるタンク容量が大きいほどサイズも大きくなり、スペースを圧迫する点にも注意が必要です。

必要な連続燃焼時間は、デイキャンプなのか、宿泊を伴うのかなど、キャンプスタイルによっても異なります。どれくらいの間石油ストーブを使いたいかも考えて、必要な燃焼時間を決めるようにしましょう。

 

・安全性

石油ストーブは火を起こす暖房器具です。火事などの事故につながる恐れがあるため、安全性も忘れずに確認しておく必要があります。
安全性を重視する場合は、転倒などの衝撃を検知して自動で火を消してくれるモデルや、転倒時に灯油が漏れない構造になっているモデルなどを選ぶのがおすすめです。

 

・デザイン

おしゃれにキャンプを楽しみたい方は、石油ストーブのデザインも確認しておきましょう。特に、対流式の石油ストーブは、ランタンに似た形状のものや、レトロな印象なものなど、おしゃれなデザインが多いです。
どのような雰囲気の空間にしたいか、他のアイテムと合わせやすいかなどを踏まえて石油ストーブのデザインを決めれば、キャンプサイトをよりおしゃれに仕上げることができます。

 

■ストーブを使う際の注意点

石油ストーブは火を使って空間を暖める暖房器具です。使い方を間違えると火事や火傷、最悪の場合は死亡事故につながる恐れもあります。使用上の注意点を踏まえて、安全に配慮して使うことが重要です。
石油ストーブを使う際に特に注意したいポイントを、2つご紹介します。

 

・換気を行う

石油ストーブをはじめ、燃料を燃やして火を起こすアイテムを使う際に注意したいのが、一酸化炭素中毒です。換気不足により発生し、最悪の場合は死に至る恐れもあります。

テント内など、限られたスペースで石油ストーブを使用する場合は、必ずテントの入り口などを開放して、換気を行いながら使用してください。一酸化炭素濃度を検知してくれる、一酸化炭素警報機を用意しておくのもポイントです。
一酸化炭素は無色無臭で、充満しても気付けないため、就寝時は必ず石油ストーブを消火しておきましょう。

また、前提としてテント内での使用を禁止している石油ストーブも少なくありません。商品の取扱説明書を確認のうえ、安全に配慮して使用することが重要です。

 

・燃えやすいものとの距離を取る

一酸化炭素中毒だけでなく、火災が発生しないように注意することも重要です。テントやタープの生地からは離して設置したうえで、石油ストーブの近くに衣類のような燃えやすいアイテムを置くのも避けましょう。
ガス缶やスプレー缶なども、熱によって内部の圧力が上昇し、爆発する恐れがあります。火元からは離れた場所で保管・管理を行ってください。

また、小さな子どもがいる場合は、遊んでいる最中に石油ストーブに当たって火傷をしてしまうことも考えられます。石油ストーブの周囲に安全柵を設置するなど、肌が直接触れないように対策することも大切です。

 

■石油ストーブで冬キャンプを快適に過ごそう

石油ストーブがあれば、電源が使えないキャンプサイトでも暖を取れるようになります。調理に使える、加湿を行えるなど、温度を上げる以外の用途でも活用できて便利です。
デザイン性に優れた商品も多いため、おしゃれにキャンプサイトを仕上げたい方にも適しています。

ただし、火を使うアイテムなので、火事や一酸化炭素中毒、火傷など、注意して使わないと思わぬ事故につながる恐れもあります。安全性に配慮したうえで使用することを心がけましょう。

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