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outdoor2023.12.04

スノボウェアの下には何を着る? インナー選びの基本と組み合わせ方の例

寒い季節に雪山のゲレンデで行うスノーボード(スノボ)を楽しむには、防寒対策が欠かせません。しかし、滑り続けるうちに汗をかくこともあります。
体温調整が難しいスノーボードですが、スノボウェアの下にはどのような服を着れば良いのでしょうか。
ここでは、スノーボードを快適に楽しむために欠かせない、インナー選びの基本をご紹介します。

 

【目次】

■スノボのインナーは重ね着が基本

・ファーストレイヤー

・セカンドレイヤー

■スノボウェアの下に着るインナーの選び方

・吸汗速乾性に優れている素材の服がおすすめ

・防寒だけでなく動きやすさも大切

・体温調節しやすい服を選ぼう

■具体的にどんなインナーを用意すれば良い?

・上半身の服の例

・下半身の服の例

■自分に合うインナーを用意しよう

 

■スノボのインナーは重ね着が基本

スノボのインナーは重ね着が基本

 

スノボウェアの下に着るインナーは、「ファーストレイヤー」と「セカンドレイヤー」の2枚を重ね着するのが基本です。それぞれ、どのような役割を持つアイテムなのでしょうか。

 

・ファーストレイヤー

肌に一番近い服がファーストレイヤーです。肌着のようなイメージのインナーで、スノーボード中に出る汗を吸収する役割を持ちます。上半身だけでなく、下半身も着用するのが基本です。

雪山で行うとはいえ、スノーボードを楽しんでいると汗が出ます。汗をすぐに吸収・発散できないと、汗冷えによって体温が下がってしまい危険です。
スノーボードを楽しむ時は、スノボウェアの下に必ずファーストレイヤーを着用するようにしましょう。

 

・セカンドレイヤー

ファーストレイヤーの上に着用する服がセカンドレイヤーです。具体的には、ファーストレイヤーとスノボウェアの間に着用する中間着になります。

強い日差しが照り付けていたり、雪が舞っていたり、ゲレンデの天候は日によって異なります。スノーボードを行う日の天候や気温に応じた服を着用することで、体温調節を行うのがセカンドレイヤーの役割です。ファーストレイヤーと同様に、基本的には上下ともに着用します。

快適にスノーボードを楽しむためには、セカンドレイヤー選びも重要になります。ゲレンデがどれくらいの気温になるのか確かめてから、最適な服を用意しましょう。

 

■スノボウェアの下に着るインナーの選び方

スノボウェアの下に着るインナーの選び方

 

スノーボード用のアイテムは、ボードやスノーボードブーツ、ウェア、ゴーグルなどに注目しがちですが、インナー選びも重要です。スノーボードに適さないインナーを着用した結果、滑っている最中に寒さを感じたり、暑すぎたりして楽しめないことも考えられます。
スノボウェアの下に着るインナーを選ぶ際は、以下のポイントを確認しておきましょう。

 

・吸汗速乾性に優れている素材の服がおすすめ

前述したように、寒さが厳しいとはいえ、ゲレンデを滑り続けるとたくさんの汗をかくものです。春シーズンになると想定以上に日差しが強く、暑さを感じることもあります。
汗を素早く吸収・発散させるために、ファーストレイヤーは吸汗速乾性に優れた素材の服を選ぶことが大切です。

ファーストレイヤーとして着用する服は、ポリエステルやナイロンといった化学繊維や、ウール素材でできたものにすると良いでしょう。保温性に優れたウール素材は、厳冬期などの温かさを優先したい季節に適しています。

綿素材のインナーも吸汗性に優れていますが、速乾性に劣ります。汗が乾かず体が冷える原因になるので、スノーボード用のインナーで使用するのは避けてください。

また、汗を吸収して発熱するインナー(保温インナー)の着用にも注意が必要です。保温性に優れている反面、レーヨンという乾きにくい素材を使っているものが多いため、たくさん汗をかくと、逆に体を冷やしてしまう恐れがあります。
寒さが厳しく、汗をかきにくい時期は問題ないかもしれませんが、気温が高い季節は着用を控えることをおすすめします。

 

・防寒だけでなく動きやすさも大切

ゲレンデの厳しい寒さをしのぎたいからと、厚手のインナーだけを着ていると、着ぶくれしたり、体を動かしにくくなったりする可能性があります。防寒だけでなく、動きやすさも意識するのが、インナー選びのポイントです。
ファーストレイヤーには薄手の服を、セカンドレイヤーにはストレッチ性に優れた服を用意すると、防寒と動きやすさを両立できます。

寒さを感じる時は厚手の服を着るのではなく、ファーストレイヤーとセカンドレイヤーの間に1枚薄手のシャツをプラスしたり、セカンドレイヤーの上にさらに重ね着を行ったりして調整しましょう。
この時、セカンドレイヤーは少し大きめでゆとりのあるサイズを選ぶと、体を動かしやすくなります。

 

・体温調節しやすい服を選ぼう

山の天気は変わりやすいものです。朝、滑り始めた直後は雪が降っていたのに、途中から晴れて気温が一気に上がることもあります。反対に、急に強い風や雪に悩まされることもあるでしょう。
天候や気温の変化に対応しやすいインナーを選ぶこともポイントです。

前述のとおり、体温調節は主にセカンドレイヤーで行います。セカンドレイヤーは、ジッパーやボタンつきで、前を開閉できるウェアにするのがおすすめです。服を脱ぐことなく、ジッパーの上げ下げやボタンの掛け外しだけで体温調節を行えます。

 

■具体的にどんなインナーを用意すれば良い?

具体的にはどのようなファーストレイヤーやセカンドレイヤーを選べば良いのでしょうか。
上記のポイントも踏まえながら、スノーボードを行う時の上半身と下半身のインナーの例をご紹介します。

 

・上半身の服の例

上半身のインナーは、ファーストレイヤーには吸汗性に優れたTシャツや肌着を、セカンドレイヤーには長袖のシャツやフード付きのパーカーを着用するのがおすすめです。
セカンドレイヤーは、フリースのように前を開閉して体温調節できる服だと、使い勝手が良くなります。

寒さが厳しい時はさらにインナーをプラスするか、ダウンジャケットやダウンベストのように軽く防寒性に優れた服をセカンドレイヤーとして着用するのも有効です。

 

・下半身の服の例

下半身のインナーも、上半身と同様に重ね着するのが基本です。ファーストレイヤーにはレギンスやタイツと厚手の靴下を、セカンドレイヤーにはスウェットやジャージといった保温性・伸縮性に優れたパンツを着用すると良いでしょう。

ただし、厚手のパンツを着用すると、動きにくさを感じることもあります。気温や季節によっては、厚手のタイツ1枚だけにしたり、薄手のタイツに薄手のパンツを合わせたりするのもおすすめです。

 

■自分に合うインナーを用意しよう

スノーボードのようなウィンタースポーツを快適に楽しむには、万全の防寒対策が欠かせません。防寒性や防水性に優れたスノボウェアの下に、ファーストレイヤーとセカンドレイヤーを着用することが大切です。
ただし、滑り続けるうちに汗をかいたり、暑さを感じたりすることも考えられます。吸汗速乾性に優れていたり、体温調節を簡単に行えたりする服を選びましょう。

また、スノーボード用のインナーは、特別なものを用意する必要はありません。吸汗速乾性や保温性に優れていれば、普段着や他のスポーツで着用しているウェアを着て楽しむこともできます。
ご紹介した内容を参考に必要な服装をそろえて、快適にスノーボードを楽しみましょう。

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