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outdoor2024.09.19

山登り初心者でも安心! 服装の基本や山選びのコツ

登山やトレッキング、ハイキングなど、山を舞台にしたアクティビティは、普段は感じられない雄大な自然を楽しめることから人気を集めています。
しかし、初心者は何を用意すれば良いのか、どんな山に登れば良いのかなど、登山に関する多くのことがわからないかもしれません。
ここでは、山登り初心者の方に向けて、服装の基本や用意したいアイテムの一例、山選びのコツなどをご紹介します。

 

【目次】

■山登りで重要な服装の考え方

・速乾性のあるベースレイヤー

・保温性に優れたミドルレイヤー

・防風や防水性のあるアウター

・ストレッチ性のあるパンツ

・トレッキングシューズは登山道に合わせて

■服装以外に用意したい持ち物は?

■山登りをする季節は春や秋がおすすめ

■山道の歩き方の基本

■単独登山は慣れるまで避けよう

■万全の事前準備が山登りを楽しむためのコツ

 

■山登りで重要な服装の考え方

山登りで重要な服装の考え方

 

登山やトレッキング、ハイキングなど、山登りを楽しむアクティビティで一番大切なのが服装です。山登りで重要な、服装の考え方をご紹介します。

 

・速乾性のあるベースレイヤー

肌に直接触れるベースレイヤー(インナー)は、汗を吸って体温を保つ役割を持ちます。肌触りが良く吸汗速乾性に優れている、化学繊維やウール素材でできているウェアを選ぶのがポイントです。
速乾性を備えているウェアなら、汗を吸った服が体に張り付く不快感を和らげる効果も期待できます。

コットン製のウェアは肌触りと吸汗性に優れている反面、乾きにくいという特徴があります。汗冷えによる低体温症のリスクがあるので、山登りでの着用は避けてください。

 

・保温性に優れたミドルレイヤー

インナーとアウターの間に着る、保温を目的としたウェアがミドルレイヤーです。ミドルレイヤーが厚すぎると重ね着(レイヤリング)するのが難しくなるため、薄手で軽い服装を選ぶようにしましょう。
保温性に優れた薄手のフリースやダウン、ボタンシャツなどを用意するのがおすすめです。

 

・防風や防水性のあるアウター

雨風で体が冷えるのを防ぐために、アウターも欠かせません。山の天気は平地より変わりやすく、晴れていても急に雨が降り出すことがあります。防風性や防水性に優れたアウターは、必ず1着以上用意しておくことが重要です。
防風性や防水性だけでなく、保温性にも優れたレインウェアなら、アウター代わりに活用できます。

 

・ストレッチ性のあるパンツ

斜面を登ったり、下ったりすることになる山登りでは、ストレッチ性が高く足を動かしやすいパンツを用意しておくと便利です。耐久性や速乾性、防風性、防水性といった機能を備えていると、快適に過ごすことができます。
水に濡れると乾きにくく、足も動かしにくいので、コットン製のパンツの着用は避けましょう。

また、山登りの最中に虫に刺されたり、岩場や枝葉でけがをしたりする恐れもあります。長ズボンを履くか、ショーツにアウトドア用のタイツを合わせて、肌の露出をできるだけ避けることもポイントです。

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・トレッキングシューズは登山道に合わせて

きれいに整備された道を歩くだけなら、歩きやすいスニーカーや運動靴でも問題ありません。
しかし、ソールが柔らかいスニーカーで山道を歩くと、足に負担がかかりやすくなります。山道を歩く用途に特化したトレッキングシューズ(登山靴)の用意も必要です。

トレッキングシューズは、履き口の高さから大きく3種類に分けることができます。登る山の難易度や用途に応じて選びましょう。

ローカット:平坦で整備された道を歩くハイキングなど、簡単なアウトドアアクティビティの用途に適しています。
ミッドカット:ハイキングや低山登山など、さまざまなシーンで使えます。汎用性が高いので、1足用意しておくと便利です。
ハイカット:岩場が多い山道を歩いたり、本格的な登山にチャレンジしたりする場合に適しています。

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■服装以外に用意したい持ち物は?

山登りを安全・快適に楽しむには、服装以外の持ち物の用意も重要です。山の標高や宿泊の有無、季節などにも左右されますが、以下の持ち物は必ず用意しておくことをおすすめします。

リュック(ザック)、ヘッドライト、帽子、地図・コンパス、行動食、水筒(飲み物)、モバイルバッテリー、手袋、ビニール袋 など

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■山登りをする季節は春や秋がおすすめ

初心者の方は、春や秋の山にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。気候的に歩きやすい日が多く、登ることができる山の選択肢も豊富です。時期や天候次第では、たくさんの花や紅葉を眺めながら山登りを楽しめます。
ただし、秋口は台風が多く、冬に近づくと積雪している山も見られます。事前に天気予報を確認することを心がけましょう。

標高の高い山が雪解けする夏も、山登りのハイシーズンです。ロープウェイやケーブルカー、バスなどを使って標高の高い位置から山頂を目指せる山なら、初心者の方でも高山にチャレンジできます。

冬も登山を楽しみたい方は、標高が低く雪が積もっていない山を選んでください。雪山は専用の装備や知識、豊富な経験が必要なため、初心者のうちは厳禁です。

 

■山道の歩き方の基本

山道の歩き方の基本

山登りでは、傾斜のある山道を歩き続けます。間違った歩き方だと体に負担がかかり、疲れやすくなったり、けがにつながったりする恐れがあり危険です。
山道の歩き方もマスターしておく必要があります。

【登りの歩き方】
山道を歩く時は、地面を見ようとして猫背になりやすいです。上体を起こして視線は前に向け、真っすぐ歩くことを心がけましょう。
腕を大きく振るのは避け、リュックのショルダーベルトを掴むか、トレッキングポールを使うと歩きやすくなります。つま先だけで着地するのではなく、足の裏全体で着地することもポイントです。

【下りの歩き方】
下り道も腕を大きく振らずに、足裏全体で地面を捉えながら歩きましょう。
下り道は、登りに比べて歩く速度が上がったり、大股になったりしやすい傾向にあります。歩幅を小さくして、ペースを抑える意識を持つのがコツです。

 

■単独登山は慣れるまで避けよう

いつかは単独登山にチャレンジしたいと考えている方も、初めはツアーに参加するか、経験者に同伴してもらうのがおすすめです。

単独登山では、自分一人で入山から下山までのルートを考えたり、地図を見ながら山頂を目指したりする必要があります。道迷いのリスクが高まるうえに、けがや遭難といった事態に陥った際も、自力で対処して下山しなければいけません。

単独登山には、多くの危険が考えられます。経験者でも難しいアクティビティなので、山登りの経験を十分に積んだうえで、チャレンジするかどうかを検討しましょう。

 

■万全の事前準備が山登りを楽しむためのコツ

山登りは、普段とは異なる景色を楽しめる反面、けがや事故に巻き込まれる恐れもあるアクティビティです。
初心者の方が登山を安全に楽しむには、事前準備を万全に済ませる必要があります。服装やアイテムを揃えたうえで、綿密に計画を立ててから山登りに挑戦しましょう。

また、単独での山登りは大きなリスクを伴います。登山道が整備されている山だとしても、必ず経験者の方と一緒にチャレンジしてください。
ご紹介した内容を参考に準備を整え、山登りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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