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running2021.04.16

Think on the RUN ―走りながら考える― vol.2 『JOG(ジョグ)を考える』

JOG(ジョグ)と聞くと人によって捉え方は様々だと思います。トップランナーも大半のトレーニングはJOGですし、その目的や手段も様々です。

前回、目標設定とその行動指針が大切です、と述べさせていただきましたが、目標タイムや具体的な目的を設定すれば、それを達成するためにはどのようなトレーニング(行動)が必要なのかを必然的に考えるようになります。

普段と同じ時間・コースを走ったとしてもそのトレーニング効果は目標の裏付けがあるので、徐々に効果を感じられるようになると思います。それでは何故JOGなのかというと、もっとも余裕を持って走ることができ、色々なことを考えながら走ることができるからです。

効率的なフォームに改善したい、怪我をしないフォームを身につけるにはどうすればいいか?とお考えであれば、まずはご自身のランニングフォームを動画で撮影し、トップ選手のそれと見比べれば改善点がすぐわかると思います。ご自身がコーチとなり、自らのフォームを解析してみて下さい!


ランニングは極めてシンプルなスポーツで、いかにご自身の体を効率的に体重移動できるか?がポイントです。そのためには体の前後・左右、上半身・下半身のバランスがとても大切です。それを日々簡単に分析・確認するにはトレーニング後にシューズのアウトソール(裏側)のすり減り方を確認してみて下さい。

皆さんの多くは踵の外側がすり減っているという方が多いと思いますが、それ自体決して悪い訳ではありません。ただ問題なのは、前足部とつま先に向けて、左右のシューズがバランスよくすり減っているか?に注目していただきたいと思います。


筆者が2019年の福岡国際マラソンで使用。その後トレーニングでも使用し、2,000K走破したヴェイパーフライ。


ゆっくりJOGであればキックはあまり必要ないかもしれませんが、それを続けていると足本来が持っている機能が退化し、足底筋、アキレス腱、膝関節などの怪我に繋がるケースも考えられます。

私は日々、自分がイメージしている箇所が実際にすり減っているか?などを確認しています。また、100Kごとに写真を撮って比較し、いまのランニングの状態を確認するようにしています。

個人的に「いいシューズの基準」はすべてのランナーが走って充足感を得られるシューズだと思っています。次回はトップアスリートから市民ランナーの方々にも人気のナイキ エア ズーム ペガサス 38が発売されるとのことですので、それについて書きたいと思います。


 

■Profile

横山 順一

年齢: 51歳

ランニング歴: 39年

國學院大學卒業(1992年)

#junike0708


略歴

中学より陸上競技を始める。800m, 1,500m, 4×400mRを専門とする一方、大学では箱根駅伝予選会にも4年連続出場。マラソンは社会人になった20歳代後半から現在に至る。

外資系スポーツメーカーなどに勤務後、現在はコンサルティング会社にてターンアラウンドスペシャリストとして経営コンサルティング、企業・ブランドのブランディングなどを従事。


自己ベスト

フルマラソン: 2時間26分55秒

ハーフマラソン: 1時間08分50秒


主な出場レース

東京マラソン、福岡国際マラソン、びわ湖毎日マラソン、別府大分毎日マラソン

ニューヨークシティマラソン、ゴールドコーストマラソン、ホノルルマラソン、バンクーバーマラソン

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