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running2022.12.26

毎日のジョグから初挑戦のレースまで。誰にでも寄り添える一足ADIZERO (アディゼロ) シリーズ最新シューズ体験会「SS23 ADIZERO SL トライオンセッション」の全貌をレポート

あらゆるランナーのパフォーマンスを、1秒でも速く ベストタイムを目指して走るランナー向けのシューズ「ADIZERO (アディゼロ) シリーズ」の最新コレクションが発売されました。


コレクションの中でも「ADIZERO SL (アディゼロ エスエル)」は、ミッドソール、アウトソール、アッパー等各パーツをアップデートしフルモデルチェンジして生まれ変わっている。「ADIZERO SL」をはじめとする 「ADIZERO シリーズ」は、2022年12月1日より一般販売を開始しています。

今回は、ADIZEROシリーズ最新作の一般販売開始に先駆けて、すべてのランナーの毎日のトレーニングを支えるためにデザインされた「ADIZERO SL」を体験いただける「SS23 ADIZERO SLトライオンセッション」が11月28日に都内で開催されました。


◆商品プレゼンテーション(マーケティング事業本部 シニアマネージャー 山口智久氏)

「日本人ランナーを速くするというコンセプトのもと、フィット性と軽量性にとことんこだわり、無駄ゼロ、ストレスゼロ、エネルギーロスゼロというコンセプトを追求しながら、これまで数々の進化を遂げてたくさんの記録を打ちされてまいりました」とADIZERO シリーズの特徴を語り、2つのNEWシューズのご紹介をしてくれました。


◆ADIZERO SL (アディゼロ エスエル)

コンセプト

毎日のジョグから、初挑戦のレースまで。


商品テクノロジーについて

やわらかい風合いと、サポート性に優れたメッシュアッパーを搭載。


・LIGHT WEIGHT SANDWICHMESH

足全体をやさしく包み込むやわらかい風合いと高いサポート性を両立。レーストレーニング、ジョグのいかなるシーンやペースにおいても優れたフィット性を実現。


軽量性と耐久性、高反発性を兼ね備えた新構造ミッドソール。


・LIGHTSTRIKE EVA

圧倒的な軽量性と耐久性、安定性を併せ持った EVA ミッドソール。着地の安定性からスムーズな蹴り出しまで一連のモーションを支える。


 ・LIGHTSTRIKE PRO

クッション性、反発性、弾力性、軽量性など全てをハイレベルで実現した低密度高反発ミッドソール。十分な軽量性を保ちながら蹴り出し時の爆発的推進力を発揮。


優れたグリップ力が強い蹴り出しをサポートするアウトソール。


・HIGHGRIP RUBBER

高いグリップ性を誇り、路面をしっかりと噛みながらの強い蹴り出しパワーをもたらす。シューズ全体の計量性を高いレベルで実現。


◆ADIZERO TAKUMI SEN 9 (アディゼロ タクミ セン ナイン)

コンセプト

シリーズ最軽量。最速の戦いへ。


商品テクノロジーについて

サポート性・保形性に優れたメッシュアッパー。


・LIGHT WEIGHT STRECH MONOMESH

より優れたサポート性や保形性を実現しさらなるフィット性を実現。


爆発的推進力を生み出す 5本骨状バーと低密度高反発ミッドソール。

・ENERGY RODS

グラスファイバー素材を用いた 5本骨状バー。パーツごとに硬さが調整され接地感覚や屈曲性を損なわずに爆発的推進力を生み出す。


・NYLON WITH CARBON FIBRE HEEL PLATE

カーボン配合ナイロンプレート。着地から蹴り出しにおける足首まわりの安定性とスムーズなモーションに貢献。


・LIGHTSTRIKE PRO

クッション性、反発性、弾力性、軽量性など全てをハイレベルで実現した低密度高反発ミッドソール。2層サンド構造により十分な軽量性を保ちながら蹴り出し時の爆発的推進力を発揮。


優れたグリップ力がエネルギーロスを軽減するアウトソール。

・CONTINENTAL RUBBER+LIGHTWEIGHT TEXTILE RUBBER

前足部先端の Continental(TM)ラバーがあらゆる天候、コンディション下における優れたグリップ力と、スリップによるエネルギーロスの軽減に貢献。さらに、その他大部分に配された TEXTILE RUBBER が鋭い摩擦によるグリップ性とシューズ全体の軽量性に貢献。


23SS ADIZEROの商品プレゼンテーションの後には、プロジェクトPBについて説明が行われました。

プロジェクトPB とは、ADIZERO SL の発売を記念して、より多くのランナーの自己ベスト更新のサポートを目的としたプロジェクト。「プロジェクト PB(プロジェクト ピービ―)」は12月中旬より、3月末までの開催。本プロジェクトは、adidasのランニングコミュニティ・adidas Runners Tokyoの特別セッションとして開催されるとのことです。


またアディダス契約・フィジカルトレーナー 中野 ジェームズ 修一氏に監修頂き、ランナーの為のフィジカルトレーニングやランニングセッションを開催予定です。

中野氏は「私が目標としているのは、初心者やファンラン、ある程度のキャリアのランナーたちにも、 私たち専門家の知識を提供しながら、確実に自己ベストを出せるような環境を作っていきたいと思っています。特に、全ランナーに必要な、フィジカルに特化した知識も提供していきます。」と語り、身体作りから動作改善、コンディショニング向上まで、毎セッション、具体的なテーマを設定してプログラムを展開していくことを説明。

「是非、全国から色んな方が参加していただいて、私の技術を盗んでいただけたらなと思います」と力強い言葉で締め括ってくれました。


◆『23SS ADIZERO SL新商品体験会』

商品プレゼンテーション後には、テラスに移動して 準備運動や簡単なストレッチを行い、『23SS ADIZERO SL新商品体験会』が行われました。


グループごとに「コース1周のランニング + レスト」をセットとし、 2-3kmのランニングを実施しました。


ユリアキャプテン、田中コーチ、森野コーチの3グループに分かれてのランニング。

普段からランニングするメンバーが集まり、軽快な走りが見られた。そんな走りを支えるのが『ADIZERO SL』だ。


実際、参加された方のコメントを紹介すると、「速く走るための装備は万全だという気持ちになった」、「かなり軽く感じる。走り始めると、着地から蹴りだしまでの一連の動きのスムーズに行えて、快適な走り心地でした」とあらゆるレベルのランナーからも満足する声が多く、最高の走りを支える1足だという印象を感じました。


「SS23 ADIZERO SL トライオンセッション」が終わり、商品プレゼンテーションを担当した山口さんの個別インタビューが行われました。


◆山口 智久氏(アディダス ジャパン株式会社 マーケティング事業本部コンセプト・トゥー・コンシューマー カテゴリープランニング シニアマネージャー)インタビュー

「日本人ランナーの声の多さや反映の濃度など、 最も濃い日本の声を表している一足です」


――ADIZERO SL、ADIZERO TAKUMI SEN 9のそれぞれのシューズの特徴やターゲットをお聞かせください。

ADIZERO SL は、ベストオブ・デイリートレーナーという、コンセプトが確固たる位置付けでいわゆる、誰かのランナーを選ばずにあらゆるレベルのランナーにとっても、日々のデイリーランに寄り添えるシューズというのが、SLの特徴です。ランナーの走行レベルによっては扱い方や使い方が変わってくると思っています。

トップレベルになればなるほど、体を鍛えるジョグやリカバリー、ウォーミングアップという際に活用シーンが増えるでしょう。逆に一般ランナーの方やこれからランニングを始められる方にとっては、最初の1歩目の一足としての位置付けっていう風になってくると思います。レベルを問わず、ランナーを選ばずに、誰にでも寄り添える一足という位置付けです。


逆にADIZERO TAKUMI SEN 9は、ターゲットを絞り込んでいて、トップレベルのエリートランナーたちにとっての最軽量の足底シューズです。厚底シューズがトレンドですけれども、 その中で“最も薄くて、最も軽いもの”を形にすることで、よりスピードを発揮しやすくなっています。昔のフラットタイプの計量シューズの要素が好きだったランナーにとっては、 それに近い感覚で設置感や地面と足がしっかりとコンタクトする感覚を得られる。短い距離で 早いスピードを発揮しなければいけない時や山登り、駅伝などで設置感を持って登っていかなければならない時に役立たせるのが狙いです。


――それぞれのシューズの履き分けのポイントをお聞かせください。

ランナーの皆さんのレベルによると思うのですが、トップレベルのランナーであれば、レースはADIZERO TAKUMI SEN 9ようなシューズで、1秒でもタイムを縮めるために本番へ挑んでいくと思うので、例えばそのトレーニング用としてはADIZEROシリーズの中だと同じようなエッセンスを持ったADIZERO BOSTON 11など同じエフェクトを受けるような、クッション性の高いシューズを選択することで本番と練習で履き分けるといった感じでしょうか。

ADIZERO SLは、もう少し負荷を下げて、 普段のジョグやリラックスして足に負担をかからないよう走っていく際にマッチすると思います。


――ADIZERO SL、ADIZERO TAKUMI SEN 9開発時のエピソードがあればお聞かせください。

ADIZERO TAKUMI SEN 9は、日本人ランナーを速くすることを1番忠実に再現したレースシューズになっています。最もシンプルで1番軽いという要素を保ちながら、今のトレンドが“厚底一強”なので、その厚底要素をブレンドさせるために、日本人ランナーの声を最も強く反映させたという背景があります。

世界各国で試作品をテストしていくのですが、そのテストの頻度やヒアリングをしたランナーの数で言うと開発段階からいろんな声を聞き、その声に基づいて要素をアップデートしてきている。声の多さや反映の濃度など、 最も濃い日本からの声を反映しているこの一足がまさに「ADIZERO TAKUMI SEN 9」だと言えます。


――日本人ランナーは、どういうリクエストの声が多いのでしょうか?

1つには軽量性です。トレンドが厚底になったことによってミッドソールの部分も分厚くなっていますし、 プレート入れたりバーを入れたりと、いろんな要素が盛り込まれているのが今のシューズの主流だと思うんですよね。しかしADIZERO TAKUMI SEN 9はその逆で、 そぎ落とすことによってシンプルで軽くて走りやすくなっています。


ADIZERO SLの開発エピソードでいうと、コロナ禍になり日本のランニング人口やランニング需要が増え続けています。その声を聞き入れて、定番の新しい形に反映されたシューズを開発したいという背景があります。


――実際に今日履いて走った印象ですが、いろんな意味でちょうどよい印象でした。

その理由は、ランニングシューズに求められる要素は、人それぞれこだわりが違い、フィット感や軽量性、ホールドの安定や推進など、いろんな要素があるんですけれどもADIZERO SLはそれが全部入っています。どれか1個が突出してはいないですけど、全部がバランスよく兼ね備えられているのが特徴なんです。


――ランニングシューズは各社、競争が熾烈だと思いますが、今回のシューズに対する、マーケティング施策などありましたらお聞かせください。

先ほど発表させていただいたプロジェクトPBは、 ADIZEROシューズとともに、自己ベストの更新を目指す特別セッションです。シューズの開発のみならず、こういったセッションを通して、ランナーにとって寄り添えるブランドを目指していきたいと思っています。

この2足を中心に自信作のシューズが揃ったと思っていますので、あとはどれだけご理解や認知してもらえるかを大切にしています。お客様の接点となるお店や、ウェブサイトで、しっかりとADIZERO シリーズのストーリーや性能を正しくこだわりを持って伝えていく部分は、かなり力を入れてやっています。

お店での展開に対して一般ランナーの方がどんな印象を受けているのかなど、商品に対してのフィードバックにも注目しています。1人でも多くの人に履いてもらえたら間違いなく、良さを実感してもらえるシューズだと思いますので、いかに履いてもらうかのプロモーション策を今練りまくっているとこですね。


――最後に「ADIZERO シリーズ」に対する意気込みをお聞かせください。

今回のシューズを展開させていただくことで、エリートランナーたちの1秒1秒を支えるだけではなく、一般ランナーたちの一歩 をより快適にサポートしていく。そういった全てのランナーにとっての強く、そしてより身近なシリーズのラインナップへと進化を遂げております。これら2つの新しいプロダクトにご注目いただきまして、今後も「ADIZERO シリーズ」を宜しくお願い致します。

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