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running2023.07.03

フィット感はレングス(長さ)とウィズ(足囲)で選ぶ。コレ、シューズ選びの常識です!

■最高のフィット感はレングス(長さ)とウィズ(足囲)で選ぶ、コレが常識

みなさんはランニングシューズのサイズ選びはどうしていますか?

販売スタッフのオススメ、いつも履いているサイズでWEBでポチッ、など色々あるかもしれませんが、サイズ選びがうまくいっていないシューズでランニングすることは多くの弊害を生み出している可能性があります。

シューズが重い、爪が黒くなっている、踵の内側に穴があく、怪我が治らないなどなど、一見、サイズの問題とは思えない弊害が、ポイントをちょっと抑えるだけで変わってきますので実施してほしいですね。

まずは、大事な趣味であるランニングのシューズを選ぶのであれば、レングスサイズだけで選ぶのではなくて、レングスサイズとウィズサイズで選ぶ、これが、実はサイズ選びの常識なのです。


■サイズとはレングスとウィズのサイズがある

ちなみに、ほとんどのランニングブランドが同モデルで違うウィズ(足囲)のサイズを出しています。

ですから適正なレングスサイズの範囲内で足が屈曲する場所、MP関節あたりが窮屈であるならば、レングスサイズを上げるのではなくて、まず、ウィズ(足囲)のサイズを上げてみましょう。それがシューズを最高のフィット感に導くコツです。

英語ではフィット感を例えて、フィットライク“ソックス”とか“グローブ(手袋)”とよく呼びます。そんな最高のフィット感のものを選びたいですよね。


■フィット感とは踵と甲につかみ感があること

「サイズが合っている」という概念は、踵と甲につかみ感があって、指先が上下に動くようなスペースが確保されている状態を指します。まさに、“フィットライクソックス“ですね。

履くというより身につけているぐらいの感覚がフィットしている状態です。足と一体になっている場所と自由がある場所がある、もっと極端な言い方をすると裸足にクッションや安定感、ガイドなどの機能性がついているようなイメージです。

自分の裸足の感覚に近づけていく、まさに“履いてない“みたいな状態に近づけるのがフィット感です。つかみ感と自由感のバランスでしかないですね。

ですから幅がきついから、単純にレングスを上げると言うようなサイズ選びでは、踵のフィット感が確保されず、裸足とは言えないフィット感になりますよね。


■つま先に余裕を過剰にとっても、それは踵にまわる

シューズ選びのときにつま先の余裕を指で確かめることをしますが、その余裕をどのぐらい取るか、にはロジックが必要です。不用意にとったつま先の余裕は、ランニングをすると結局、踵のフィット感を低下させることになるからです。

ランニングシューズはトゥスプリングと言って、つま先が跳ね上げています。つまり、蹴り出し時には前足部をスムーズに使うような構造になっていて、足はそもそも前方方向に動きやすいと言えるでしょう。

ましてや、レングスサイズだけで調整するような実測よりも多くスペースを取っている状態では、結局、足は前方に動いていて、その過剰な余裕は踵のスペースになりやすいと言えるでしょうね。

踵の抑えがないサンダルを履いて、小走りしてみてください。指先に過剰な力がかかることに気づくと思いますよ。それがランニングでの黒爪、指が使えずペンギンの歩き方のような走り方になってしまう一因です。


■フィットしたサイズを選んでみよう

シューズのサイズ感はどうですか?とよく聞かれるのですが、それって何を基準にしているかで意味が変わってしまう話です。例えば、いつも履いているサイズが大きめの人と、幅が細くて小さめに選んでいる人が同じサイズ感を共有できるでしょうか?

そのためには基準となるサイズ、自分の実測サイズを知っていることが必要です。


通販で購入するしか手段がない遠方の方でこれを見ている方も含めて、計測経験がないランナーは一度、足の実測を計測してもらいましょう。シューズサイズは実測レングスから1cmぐらいまでで大体解決するでしょうね。

そして、そのレングスサイズまでにフィット感が良くない場合こそ、ウィズ(足囲)サイズを活用してほしいです。そのサイズ選びで裸足に機能性がついたフィットしている感覚を、きっと実感できるはずですよ。


■フィットしていることはパフォーマンスを高めることに他ならない

フィット感に関する固定概念と言えば、このブランドは幅が細いだとか、このブランドは日本人の足には合わない、逆にこのブランドは日本人の足には合う、といったランナーの誤った先入観が代表的ですが、大抵のブランドではレギュラーサイズとワイドかスーパーワイドの2ウィズの展開もあるのが真実です。

どちらのブランドも狭めもあれば、広めもあると考えてほしいです。

足型だって、日本人でも世代でも違うし、ランナー体型だと足型も細い方も少なくないですし、足のカタチ、立ち方、そして、その変形具合は身長や体重、筋腱靭帯の柔軟性などでそれぞれ。足こそ個性の塊です。

そして、ランニングはジャンプをする動作です。足が着地、蹴り出し、両足が浮いているフェースで足にかかるストレスが違うわけですよね。ですから、よりフィットしていてズレないシューズこそパフォーマンスを引き出してくれるはずです。

それはレングス(足長)とウィズ(足囲)で選ぶセンスで簡単に実現しますから、是非みなさんのサイズ選びに付け加えてもらえるといいでしょう。試してみてください。
 


<著者プロフィール>

ランニングシューズフィッティングアドバイザー

藤原岳久(F・Shokai 【藤原商会】代表)


日本フットウエア技術協会理事

JAFTスポーツシューフィッターBasic/Advance/Master講座講師

足と靴の健康協議会シューフィッター保持


・ハーフ1時間9分52秒(1993)

・フルマラソン2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン) 

・富士登山競走5合目の部 準優勝  (2005)

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