フリーワード検索

running2023.08.28

ついに30代目!ASICS GEL-KAYANO 30登場

カヤノを履くということは、アシックスの歴史と信頼を履くと同意と思っています。それくらい世界中から愛されているロングセラーモデルがついに30代目に突入です。

しかも今回のアップデートは、過去に類を見ないチャレンジングな変革を遂げています。早速その中身を見ていきましょう。


まず最初に一番の変更ポイントは、GELが見えなくなった点です。

カヤノシリーズの代名詞でもあったビジブルゲルを辞めたという、かなり思い切ったディテールチェンジが成されています。視覚的効果という安心感はかなり大きなもので、この判断はかなりのチャレンジだったかと思いますが、その思い切った変更により、極上のクッショニングを手に入れてます。


外に出すことでどうしても硬性を出さなくてはいけなかったGELですが、このPureGELは内蔵することでその必要がなくなったため、前作に採用されていたGELより約65%柔らかくなりました。


アッパーは通気性に優れるエンジニアードニットアッパーを採用。


履き口のクッションもさることながら、フィットスリーブ(FIT SLEEVE)が抜群のフィット感です。


機能を掛け合わせた「4D GUIDANCE SYSTEM™(4Dガイダンスシステム)」は、走行距離とともに変化するランナーの動きを研究し開発した複合的な機能構造。かかと部外側に適切な傾斜をつけ、ヒールコンタクト(かかとからの接地)をよりスムーズにします。

土踏まず部分に配置されたパーツは、FF BLAST PLUSのレシピを調整して反発係数を上げているらしく、従来のスタビリティーシューズの「倒れないように固める」という方法から「素早く押し戻す」という手法を取っています。まさに高層ビルの耐震構造のような逆転の発想。


開発までの長い道のりを示す試作品の数々。


そしてきっと知らない方も多いと思うのですが、カヤノというモデル名ですが、これ、日本人の名前だってご存知でしたか?榧野さんなんです。しかも現役のアシックス社員なんです。


この方が榧野さんです。リビングレジェンド。


先日アシックススポーツ工学研究所で開催されたアルペングループ社員向けのセミナーに私も参加しまして、その際に初めてお会いすることができました。

こちらがそのセミナーの様子です。


※撮影:カメイ ヒロカタ

ありがたくもカヤノ30の開発に携わったメンバーと榧野さんと共にトークセッションをさせていただきました。一番手前はいまノリに乗っているスポーツMCの岡田さん。彼とはこの仕事に就く前からのランニング繋がりの友人でして、まさかこんな会に2人で参加するなんて思ってもいませんでした。ありがたいです。

そしてこんな貴重な資料も見せていただきました。


企画元のアメリカ販売会社が宣伝広告したもの(1993年)。


アメリカ企画で1993年にリリースされたカヤノのファーストモデルの(ほぼ)完全復刻版。企画用で限定生産したものらしく、世界に10足くらいしか存在しないとのことでした。


この異素材使いの組み合わせは今見ても秀逸ですし、現代の意匠にしっかりと受け継がれています。

このシューズが当時の日本のファッションシーンに正当に伝わりきちんと評価されていたら、今日に至るまでのスニーカーシーンの歴史は大きく変わっていたと思います。


斬新なアウトソールデザイン、実はこれ、両方並べるとクワガタに笑

こういった遊び心をこっそりデザインに取り入れていたそうです。


カヤノの長きにわたる歴史を感じつつ、今作30の性能をぜひ堪能してください。

8/10発売で絶賛販売中です。

ぜひお試しください!
 


<著者プロフィール>

牧野 英明

BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。

自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。

「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。

ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。

Instagram: @makinohideaki

SEARCH フリーワード検索