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running2018.07.09

川内鮮輝(100kmマラソンランナー)が走り続けるワケvol.2「走ることがより楽しく好きに」

100kmウルトラマラソンで世界一を目指す川内鮮輝選手は、日頃からトレーニングと体のケアを入念に行っている。今回は、母、兄、弟への想い、そして走ることの素晴らしさについて熱く語っていただいた。

[vol.1は こちら ]
 


――マラソンで1番辛かった時

川内:会社員時代の2015年に、父の故郷である島根県隠岐の島で開催されたウルトラマラソンに出場した時です。当大会にだいぶ前から兄は招待選手として出場していて、その経緯もあり10回記念大会の際には川内3兄弟皆が招待されました。兄と弟は50kmに、バランスを取って自分は100kmに出場しました。

100kmがどのようなものかを知らずに軽い気持ちで走ってみたんです。普通のマラソンシューズを履いて、マラソンのペースで始めから飛ばしてみました。すると、40km程から大失速してしまい、1kmのペースも11分台にまで落ちてしまいました。お爺さん、お婆さん、ゴミ拾いをしながら走るボランティアランナーにまで抜かれ、かなりショックでした。 11時間もかけてなんとかゴールをして、とんでもない競技があるものだと衝撃を受けました。生きてきた中で1番辛かったです(笑)

――普段のトレーニング

川内:毎日、距離で言うと平均20km程走っています。100kmのロングランをやる場合は、前日後日は5kmだけなどにしてメリハリをつけています。月間走行距離は、750~550kmとなります。

筋トレに関しては、鍛えるというよりは体の可動域を広げたり動き作りがメインとなります。体の歪みを85%くらい改善できていますが、現段階で筋肉をつけてもデメリットも多いと思います。完全に歪みが消えたら筋トレの量も増やすかもしれません。最優先している事項は体の歪みの改善です。
 

――徹底した体のケア

川内:プロ選手なってから、かなり力を入れています。セルフケアのために数万円もする器具を購入しましたし、主観でこうだと思えば入念に自分でケアを行います。大学時代からお世話になっている治療院と地元久喜市にある接骨院に月に2回は治療しに行き、客観的に診てくれる先生にマッサージや鍼治療をしてもらい、アドバイスをいただいています。

自分の骨格を100%生かした理想的な走りをしたいと思っています。新しいかたちを目指すのではなくて、本来備わっているものを引き出せるようにしたいですね。

――美味しい母の料理で栄養補給

川内:きつい練習をする前と後に、かなり沢山食べます。実家で暮らしているため、母が作った栄養バランスの良い手料理を食べさせてもらっていて、とても感謝しています。また、プロテインやサプリメントでも補うようにしています。

――走ることは楽しい

川内:社会人になると自分でメニューを考えながら練習するようになり、走ることがより楽しく好きになっています。このような感覚になったのは、つい最近のことです。

――偉大な兄の存在

川内:1番影響を受けた人物は、兄(優輝)です。毎日弛まずコツコツと頑張り積み上げて、明確な成果を残してきたその姿をカッコいいと思いますし、自分も続きたいと考えています。その兄がつい先日プロ選手になると宣言しました。私がプロになってから記録を伸ばしたことに感化された部分もあるということで、兄の人生の重要な転機に影響を及ぼせたことを嬉しく思っています。

――弟は自分に近い戦友

川内:競技者として兄とはまだだいぶ力の差があります。弟と私は比較的近い立ち位置で、兄を追って走っています。昔から一緒に走ってきたので戦友であり、近い存在です。弟は自分の活動をマネジメント面でサポートしてくれてもいますので、とても感謝しています。

 ――世界一の選手になるために

川内:体が徐々に仕上がってきていると思います。体の歪みをさらに改善させて、実力が上である兄とトレーニングに励み兄に近付く努力をすれば、つまり、今行なっている事をコツコツ積み上げていけば、限りなく世界一に近いところまでいけると思っています。

――さいたま国際マラソンに出場して

川内:兄は埼玉県で大きなマラソン大会を開催したいという夢を持って埼玉県庁の職員になりました。その目的が達成されたマラソン大会が、「さいたま国際マラソン」です。

その思いを汲むと同時に、埼玉県民として埼玉のど真ん中を走れる事にとても嬉しい高揚した気持ちになりました。前回出場時3位だったので、次回は優勝を目指したいと思います。
 


――走ることの素晴らしさ

川内:社会人になって働いていると拘束される時間が長いと思います(笑)走っているときは自分だけの時間ですし、誰にも邪魔されることなく好き勝手に過ごせるので、それは1日の中で貴重な時間になると思います。色々な事を忘れて、真っさらな気持ちで楽しめるので素晴らしいなって思います。

継続して続けることができるスポーツでもあります。体力がついてきたり、お腹周りが減ってきたりなど、具体的な成果が現れやすいので日々自分の変化を楽しむこともできます。

走ることにより自信もついてきますし、その自己効力感は他のことにも生かされてくるはずです。

是非、無理なくランニングを楽しんでもらいたいですね。



【プロフィール】 川内鮮輝(かわうちよしき)
1990年生まれ。埼玉県久喜市出身。
4歳から長距離を始め國學院大學では箱根駅伝メンバーにエントリー。
会社員を経て、2016年4月よりプロランナーに転向。トラック・フルマラソン・100kmウルトラマラソンまでマルチに取り組む。
兄の優輝、弟の鴻輝と共に川内3兄弟として知られる。
フルマラソン 2:17:27(2018東京)
100kmウルトラマラソン 6:42:06(2017四万十川)
2017年度100kmウルトラマラソン世界ランキング5位

川内鮮輝Facebook
https://www.facebook.com/yoshiki.kawauchi.7

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