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baseball2022.04.21

ミズノ&アシックス 野球スパイクシューズ2022年モデルを徹底レビュー!【前編】

毎年春になると行われている、アルペングループの軟式野球バット試打会。

実はタイミングを同じくして、さまざまな野球アイテムを同時に検証したり試したりもしています。

そんなアイテムの中でも、野球の “走る・打つ・守る” すべてのパフォーマンスを支える「スパイクシューズ」にフォーカス!

今回は、試打会に参加しているスポーツデポスタッフの吉田さんと蟹江さんに、ミズノとアシックスのスパイクシューズを試していただき、2回にわたってその様子やレビューをお送りします。

前編は、ミズノ ライトレボエリート / ライトレボバディ をレビュー!
 

ではさっそく、潜入部隊もバット試打会の隣で行われているグラウンドへ突撃したいと思います!


■まずは、スパイク試走の様子をリポート!


――各シューズの特徴を聞き、いよいよ検証がスタート。

今回レビューするスパイクシューズは、以下の5足。

【MIZUNO】 ライトレボエリート / ライトレボバディ

【ASICS】ネオリバイブ 4 / ゴールドステージ MA / ゴールドステージ I-PRO MA-S


スパイクをさまざまな視点から検証するため、バット試打会のグラウンドとは別に一面使うという徹底ぶり。メーカーさんに特徴を聞きながら、試走するメンバーが一足ずつ感触を確かめます。


検証1つめは、「反復横跳び」。

さすがは学生時代に野球で実績を残してきたメンバーたちだけあって、ものすごいスピードでカウントを伸ばしていきます。機敏に動きながらも、グリップやフィット感の違いをしっかり感じ取っている様子です。


次に、「2塁までの走行」。

スパイクシューズの名前を宣言したのち、全速力で2塁まで走り抜けます。


他にも、 ノックやピッチングでもそれぞれのスパイクシューズに履き替え、突き上げ感や安定感など検証していきます。

そして、ひととおり検証が終わったところで、それぞれのスパイクシューズを比較しながらレビューをしていただきました!

前編でご紹介するのは、ミズノ ライトレボエリート / ライトレボバディです。


■ミズノ ライトレボエリート

ライトレボエリートは、「とにかく軽い」。この一言に尽きると言っても過言ではない、ミズノ史上最軽量のモデルです。

俊敏な方向けのスパイクシューズではありますが、決して「足が速いからコレ」ではなく、「軽いスパイクが欲しいからコレ」という意味で選んでいただきたい一足。

また、軽さだけでなく、「捻れる」という機能があるのも特徴です。動きの中で、例えばスイングする際の足首を捻る動きに特化しているような機能になっています。バッティングの後に走っていくような、捻れて走っていくときだけでなく、守備において前後左右どちらに動いても高いパフォーマンスを発揮してくれる、そんなスパイクシューズです。


■ミズノ ライトレボバディ

ライトレボバディは、柔らかさとゆったりした履き心地が特徴のエントリーモデルです。

ソールに関しては、金具とスタッドの四角い配置がポイントで、初めて金具スパイクを履く子たちにおすすめしたいシューズです。例えば、小学校のときはポイントスパイクを履いていたけれど、中学になって金具スパイクを履くことになった場合に、スムーズに移行しやすいようなスパイクシューズになっています。


ミズノ ライトレボエリート / ライトレボバディ を比較しながら、吉田さんがレビュー!

――ミズノ ライトレボエリートとライトレボバディを比べてみて、まずグリップ感はどうでしたか?

グリップ感はどちらもすごく感じました。ライトレボバディはバランス力もありますね。ただ、2つを比べるとやはりライトレボエリートの方が足が動きやすいぶん、自分が力を入れたいところに力が入ってくれているな、ということを感じました。右足軸足で立った時に、そこから蹴り出したところの動きがスムーズにできたので。


――軽量性や安定感は、どんな違いがありましたか?

ライトレボエリートとライトレボバディとを比べると、ライトレボエリートの方がやっぱり「軽いな」という印象がありました。

また、ライトレボエリートはアッパーがすごく柔らかいので「自分の足に吸い付く」という感じがありましたが、ライトレボバディの方はどちらかというと「しっかり包み込んで守ってくれている」という、履いている実感がありましたね。

安定感はどちらも良く、そこまで違いを感じませんでしたが、思ったより足が動くという点ではライトレボエリートの方が動くので、「安定させたい時に安定させられる」という視点ではライトレボエリートの方が良かったと思います。


――突き上げ感や疲れにくさに違いは感じられましたか?

突き上げ感でいくと、もちろん金歯なので多少はありますが、どちらもそんなに突き上げがあるとまでは感じませんでした。ライトレボエリートとライトレボバディでは金歯の位置が多少違うので、かかとに刺さっている感覚は異なります。ライトレボバディは3点で支え、ライトレボエリートは2点で支えていますが、僕はライトレボエリートの方が疲れにくかったです。


――フィット感を比べると、どうでしたか?

フィット感は、違いがありましたね。

ライトレボバディの方は割と「履いている」という感触があり、軽くて重さとかもまったく感じず、包み込んで履いている実感があるんですけれど、ライトレボエリートの方は「ピタッとくっついている」という感覚があるので、本当に素足に近いというか、履いていない感覚に近かったです。しかも柔らかいので、足が動いてくれるシューズだと思います。


――ライトレボエリートとライトレボバディは、それぞれどんな人におすすめですか?

ライトレボエリートは、僕はショートとか結構足を動かすポジションでやってきたこともあり、とても手応えを感じました。やはり三遊間・二遊間の一歩目の踏み出しとか、自分の足が思ったように動くと内野手にはいいですよね。ピッチャーでも、プレートから蹴り出す時や踏み込んだ時に自分の足の形をそのまま力で伝えられるので、いいのではないでしょうか。

要点をまとめると、本当に素足感覚だと思ったので、自分の足の動き、力の動きを地面に伝えたい人、特に瞬発力が必要な内野手だったり、投げる時に体の回転など複雑に絡むピッチャーなどにおすすめのシューズだと思います。

ライトレボバディは、「万人受けするスパイクシューズ」だと思っていまして、いい意味でクセが少ないと言いますか、軽くて足の入りも良くて、しっかり踏み込んで蹴る、という動きがしやすいです。

思ったように足を動かせる使いやすいシューズなので、例えば、これから野球を始めるという子でもおすすめできるモデルです。そこから高校でも使い続けられますし。


後編は、【ASICS】ネオリバイブ4 / ゴールドステージ MA / ゴールドステージ I-PRO MA-S をご紹介します。どうぞお楽しみに!

ミズノ&アシックス 野球スパイクシューズ2022年モデルを徹底レビュー!【後編】
 


軟式野球バット2022年モデル試打会の様子はこちら

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