ペグハンマーって何がすごいの?HOW TO CAMP!基本すぎて聞けないこと、教えます! File 2
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File 1 「ペグ打ちを制する者は、テントを制す!」の記事は こちら
】
キャンプというのは、「大自然に囲まれて楽しいひとときを過ごす」なんていう、表向きにはステキな体験の場でもありますが、見方を変えれば…。
そうです。そうなんです。「キャンプ」の世界というのは、自分の技量が試される、いわば「人間力」を見極められてしまう場でもあるんです。
「みんなの視線を感じるのも分かってるんだけど、まだキャンプを始めたばかりだし、でも手間取っているところを晒したくないし、どうしてくれよう!」というあなたのために、基本すぎて聞けないキャンプのHOW TOを、ここでこっそり伝授しておきます!
第2回は、テントやタープを張る際にペグとセットで必須となる「ハンマー」についてご紹介。
最強ハンマーを使うことでどんなメリットがあるか、こっそりお教えいたします。
■ハンマーの種類を知ろう
まずはハンマーの種類からお勉強しましょう。
(1)は、誰もが一度は見たことがある「カナヅチ」ですね。日本文化の伝統が息づくハンマーです。
(2)は、テント付属のハンマー。アルミ製やプラスチック製などがありますが、付属というだけあって軽量で簡素な造りのものが多いです。
(3)は、ラバー製のハンマー。100均ショップなどでもゲットできる、お値段も手頃なハンマーです。付属ハンマーがなかったり、使いにくかったりしてこのハンマーを購入する人も多いですね。
(4)は、ペグハンマー。ペグの抜き差しに特化しているだけあって、お値段もほかのハンマーに比べると高価になりますが、使い心地と作業効率の高さは抜群です。
■ペグの数×2回の作業がある=労力も2倍
「ペグを打つハンマーなんて、どんなものでもいいんじゃないの?」と最初は誰でも考えるものです。もちろん、正直「ペグを打つ」という目的だけであれば、ハンマーがなくても重めの石などで打てばきっとそれなりにささってくれると思います。
しかし、よーく考えてみてください。一度にペグを打つ本数って、かなりの数があったりしませんか?
テントにタープにその他補強に…などと打ち続けていくと、気づけば20本以上なんてこともざら。ペグを打った分だけ片付けるときにペグを抜かなければならないので、単純計算で「一度のキャンプで、ペグの数×2倍の労力を使う」ということになるわけです。
■強いペグには強いハンマーが相性抜群
ペグの種類と特徴については
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のHOW TOで伝授したとおり、「よりしっかりとペグダウンするならスチールペグが最強」とお伝えしましたね。
特に強風時はその威力を発揮するスチールペグは、地面の中に埋もれた石をも割ってしっかり地面にささる優等生。ということは、
「ちょっとやそっとじゃ抜けない」
ということでもあります。
そんな屈強なペグのメリットを余すことなく且つ効率的に活かすためにも、ペグハンマーはかなりオススメのギア。「強いペグには強いハンマー」、相性も大事です。
■なぜスチールペグにはペグハンマーがオススメなのか
・ペグを打つとき
ハンマーというのは、ヘッドの重さがあるほうが振り下ろしたときにペグに対する衝撃も大きくなります。「付属品のハンマーだと軽すぎて、ペグがなかなか地面に埋まってくれない」という声を聞くのはそのためです。ペグハンマーは適度な重さだけでなく、ペグ打ちに合った大きさのヘッドに設計されてあるハンマー。打ち損じも少なく、快適にペグダウンすることができます。
・ペグを抜くとき
ペグハンマーが最も力を発揮するのは、打つときよりもむしろ抜くときだと言っても過言ではありません。硬い地面にしっかりとささったペグというのは、想像以上に抜けないというもの。ましてや強度の高いスチールペグを抜くときというのは、相当な力が必要です。
そんなときペグの形状に合わせて作られているペグハンマーだと、最小限の力でスッとペグが抜けてくれるのであらビックリ。きっと最初のうちはあまりの快適さにやみつきになることでしょう。
■結局のところ、MYペグハンマーを持つ理由はこれだ!
ペグハンマーが1本あると非常に便利で快適な理由がお分かりいただけたかと思いますが、何よりも
「持っていてテンションの上がる道具」
であることが、もしかしたら一番の理由かもしれません。
キャンプを始めるとだんだん分かってくるのが、「自分の道具は使えば使うほど愛おしさが増すし、大切に長く使っていきたい」ということ。
その手始めとして、ペグハンマーというのは最初の「マイ道具」にするのにぴったりではないかと思います。なかには、柄の部分を革で巻いたり焼印を入れたりして世界でひとつだけのマイハンマーにカスタマイズしている人もいるくらい、人気のキャンプギアです。
もしこれからキャンプにどっぷり浸かりそうなら、お気に入りの一品として、道具入れに忍ばせてみてはいかがでしょうか?
結論:ペグハンマーは持っていると最小限の力で作業ができて効率的な上に、最初の「マイ道具」にするのにぴったりである
基本すぎて聞けないキャンプのHOW TO、「ハンマー編」はいかがでしたか?
次回は「
キャリーカート編
」をお送りします。家族構成や用途にぴったりの、キャリーカートの選び方を伝授!どうぞお楽しみに!
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