夏のキャンプは暑さ対策が重要! 対策方法と必要なグッズをご紹介
夏のキャンプは、暑さには十分に注意しなければいけません。しっかりと暑さ対策をしておかないと、夜寝られなかったり、熱中症や脱水症になってしまったりと、せっかくのキャンプを楽しむことができなくなってしまいます。では、夏のキャンプではどのような暑さ対策を行えば良いのでしょうか。
ここでは、夏のキャンプを快適に過ごすための暑さ対策や、夏のキャンプ時の服装、用意しておきたいアイテムなどをご紹介します(※)。
【目次】
■夏キャンプの暑さ対策
夏のキャンプを快適に楽しむためには、暑さ対策を行うことが大切です。ここでは、夏キャンプの暑さ対策のポイントを5つご紹介します。
・標高が高めのキャンプ場を選ぶ
夏のキャンプではキャンプ場選びが重要です。平野部よりも気温が低くなる、標高が高い場所を選ぶようにしましょう。標高が1,000m上がると気温は約6.5℃低下するため、標高1,000mをひとつの目安にしてキャンプ場を選ぶと快適に過ごすことができます。
ただし、標高の高いキャンプ場は昼間こそ快適かもしれませんが、朝晩は冷え込みます。薄手のパーカーを用意するなど、簡単な防寒対策を行うようにしましょう。
また、海抜が低い海辺などは気温が高く、砂浜からの照り返しも考えられるため、夏のキャンプでは避けた方が無難です。
・テントを日に当てない
夏のキャンプでは、日が当たらない場所にテントを設営しましょう。テントが太陽光に直接当たり続けるとテント内の室温が上昇し、場合によっては夜になっても熱気が抜けず、寝苦しくなってしまうことも考えられます。
日差しを遮りやすい林間サイトや日陰にテントを設営する、タープを活用して日陰を作るといった工夫が必要です。
また、メッシュ地が多いテントは風通しがよく、テントに熱がこもるのを防ぐことができます。夏のキャンプ用に、メッシュ地が多く使われたテントを用意しておくのもおすすめです。
・テント設営の時間を遅らせる
テントはキャンプ場に着いてすぐに設営するのが一般的です。しかし、夏場はテント設営の時間を遅らせることをおすすめします。設営時間を遅らせることで、テントが日差しを浴びる時間を減らし、テント内に熱がこもるのを防げます。
テントを設営するまでの間、虫が気になったりゆっくりと休んだりする場所が欲しい場合は、インナーテントやスクリーンタープだけ設営しておくと良いでしょう。
・寝る時はコットやエアマットなどを活用する
睡眠時に背中が地面に触れていると、背中が蒸れてしまって寝苦しくなるので、コットやエアマットなどを活用して地面との間に空間を作るようにしましょう。空間ができることで風通しが良くなり、寝ている間も快適に過ごせます。
それ以外にも、涼感マットを活用したり、保冷剤をタオルでくるんだものを抱き枕にしたりするのもおすすめです。
・打ち水をする
打ち水を行うと、水が蒸発する際に地面の熱を奪うため、周囲の気温が下がります。土や芝生など、地面が柔らかい場所は水はけが悪く地面がぬかるむ可能性もあるため、あまり歩かない場所など、所々に撒いておくと良いでしょう。
テントの周りだけでなく、テントそのものやタープに水をかけるのも効果的です。
■夏キャンプのおすすめの服装
夏キャンプの際は体を熱から守るため、吸湿性や通気性などの機能性に優れた服装がおすすめです。
ただし、夏でも朝晩は冷えることがあるので、重ね着できる薄手の長袖や長ズボンを用意しておくと安心です。長袖の服は虫刺され対策にもなります。
また、雨が降った際のためにレインウェアも必要です。夏は蒸し暑いため、通気性が良いものを選ぶようにしましょう。
その他にも、帽子やサングラスのような日差し対策グッズも持っておくと便利です。
■夏のキャンプを快適にするためのグッズ
ここからは、夏のキャンプを快適にするために用意しておきたいグッズをいくつかご紹介します。夏のアウトドアシーンはもちろん、他の季節でも活用できるので、ぜひご確認ください。
・タープ
タープは、テントを立てるまでの日差し対策として活用することができます。炎天下での調理やテント設営は体力を消耗するので、夏のキャンプの際はタープを必ず用意しておくと良いでしょう。
また、テントを覆うようにタープを張っておくことで、テントに直接日差しが当たるのを防ぐこともできます。
・コット
コットは、ベッドに似た形状のアウトドアアイテムです。コットを使えば地面との間に空間ができるため、風通しが良くなります。また、昼間は物置やベンチとして活用することもできます。
コットにはローコットとハイコットの2つのタイプがありますが、夏のキャンプでは地面との距離が取れるハイコットタイプがおすすめです。熱帯夜で寝苦しい場合は、シェラフ(寝袋)ではなく、コットとブランケットなどを活用してみてはいかがでしょうか。
・アウトドアチェア
夏に限らず、キャンプの際はアウトドアチェアがあると快適に過ごすことができます。背面がメッシュ生地になっているタイプは、座っている間も風通しが良いため夏のキャンプにおすすめです。
・扇風機
屋外ではクーラーを使って涼むことはできません。キャンプの際は、持ち運びが簡単な小型の扇風機を用意しておくと良いでしょう。扇風機を使ってテント内の空気を循環させたり、体に風を直接当てたりして涼しさを感じることができます。
電源のないキャンプ場でも活用できる、乾電池やバッテリーで動く製品を選ぶのがおすすめです。
・クーラーボックス
飲み物や食べ物を冷たいまま保管しておけるクーラーボックスは、夏のキャンプでは必須といえるアイテムです。クーラーボックスを開閉する時間を短くするため、飲み物用と食べ物用で2つ用意しておくと便利です。
また、クーラーボックスの中身がなくなった後はすぐに片づけてしまうのではなく、氷や保冷剤を入れた状態で口を開けておきましょう。こうすることで、簡単な冷感グッズとしても活用できます。
・防虫グッズ
夏のキャンプで注意したいのは、暑さだけではありません。夏のキャンプ場は虫が多く、ブヨなどに刺されるとかゆみやアレルギー症状を引き起こす場合もあるので、虫よけスプレーや虫刺され薬といった防虫グッズを用意しておくことが大切です。
虫よけグッズには、スプレータイプ以外にも、蚊取り線香やアロマたいまつといった製品もあるので、使い心地や香りの好みに合わせて使い分けると良いでしょう。
■万全な暑さ対策で夏キャンプを快適に楽しもう
川遊びやキャンプファイヤーなど、夏のキャンプはさまざまなアクティビティが楽しめますが、暑さや虫などの悩みもつきません。しかし、夏のキャンプの悩みは、ご紹介した対策を施すことで大きく改善させることができます。
キャンプ場や設営する場所選びをはじめ、服装や持ち物などにも気を配り、夏のキャンプを楽しみましょう。
※この記事の内容はコロナ禍の中、外出を促すものではございません。
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