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products2022.11.25

【TIGORAを愛する10の理由 その5】〜ものづくりへの熱量、こだわり、工夫〜 凛として時雨 プロドラマー ピエール中野さん

「TIGORAを愛する10の理由」シリーズ5回目は、「凛として時雨」をはじめ、プロドラマーとして幅広い活動をするとともに、オーディオ機器の開発にも携わるピエール中野さん。人気ロックバンドのドラマーとスポーツブランドTIGORAをつなぐ意外な接点は、「ドラムのネジ1本から」というピエール中野さんの“もの”へのこだわりと、TIGORAの“ものづくりへの情熱”でした。

「ソックス」というアイテムへの徹底的なこだわりを通して垣間見える、ミュージシャンならではの繊細な感性の世界を、ぜひ覗いてみてください。


裸足に近いというより、裸足以上に演奏しやすい。

ドラムの中で、一番低い音を担当する「キック(バスドラム)」と、2枚重なったシンバルを開いたり閉じたりすることで音の長さやピッチ(音程)を調節する「ハイハット」。どちらも、足でペダルを踏みこむことで音をコントロールするパーツで、その演奏方法へのこだわりは、ドラマーの数だけあります。靴の重みを活かしてペダルを踏むドラマーもいますが、自分の場合は細かいフレーズを表現するために、ペダルの踏み具合をコントロールすることで、微妙なニュアンスを追求するスタイルです。特にハイハットは繊細で、例えば足の小指を浮かすかどうかによって、表現できる音はまったく違うものになってきます。そのため、裸足で演奏していた時期もありましたが、今ではTIGORAの5本指ソックス以外は考えられません。裸足に近い感覚だけど、生地が薄すぎることもなく、裸足よりもグリップが効いてエネルギーをペダルに伝えやすい。場所によってステッチのつくり込みが変わっていて、足にフィットする構造を極限まで考え抜かれているアイテムです。このクオリティをこの価格で実現できることが不思議なくらいで、履いてみてこそ実感できる“ものづくりへの“熱量”“こだわり”“情熱”が、私がTIGORAを愛する理由です。


このソックスがなければ、今のピエール中野はなかった。

中学3年生の時にドラムの演奏を始めました。最初はいろんなドラマーの演奏をコピーすることから始まり、好きなところを組み合わせることで、自分らしいスタイルを築いていきました。そのプロセスにおいて、ドラムクリニックに参加するなど、プロの演奏を間近に見る機会もつくりました。プロとアマチュアの決定的な違いはどこにあるのか。独自に研究を重ねた結果、特に自分が好きなタイプのドラマーは、キックの強弱やハイハットのニュアンスを繊細に表現していることに気がつき、足元への強いこだわりが生まれました。スニーカー、バレエシューズ、体育館の上履き、カンフーシューズ、裸足まで、試行錯誤を続けてきました。靴では足の指が自由に操れませんし、裸足では演奏中の汗で滑ることもあり、その違和感が集中力に影響を及ぼします。15歳の時から向き合ってきた足元の課題をすべて解決してくれるTIGORAの5本指ソックスに出会ったのは、10年ほど前のこと。足にフィットするよう、土踏まずのところが絞り込まれる設計で、縫い目のつくりこみも全体で統一するのではなく、足の構造に沿うよう、場所によって変化させている。履いて演奏してみると、グリップも強すぎず弱すぎず、裸足でペダルに接する感覚に近く、あまりに自然。他の5本指ソックスもいくつか試しましたが、フィット感が弱かったり、グリップが強すぎたりしました。唯一無二であるこのアイテムは出会って以来、ドラマー「ピエール中野」の生命線をつないでくれています。3年ほど前、オンラインショップから在庫がなくなった時は本気で焦り、在庫が復活した時には二度とそんな不安を抱えることがないよう、一気に100足を買い貯めしました。今では家に在庫が200足ほどあるので、一生困ることはないだろうと安心していますが、ぜひ永続的に販売し続けていただきたいアイテムです。


ハイブランドのアイテムと合わせても違和感のないデザイン。

バンドでは激しい演奏をするため、本番で2〜3回履いた後のソックスはグリップの調子がすこし変わるので、その後は普段使いに回しています。日常的に歩く時にも履き心地が抜群で、一度履いたら他のソックスには戻れません。また、ファッションが好きで、いろんな服装をするのですが、見た目もシンプルでデザイン性が高いため、どんなコーディネートにもはまります。ハイブランドの靴に合わせてもまったく違和感なく馴染んでくれるのは、凄いことだと思っています。本当に毎日このソックスで過ごしているのですが、それは見た目に違和感がないからこそできること。例えば居酒屋の座敷に上がって靴を脱いだ時も、ひと味違う、こだわりのあるオシャレな5本指ソックスだということがひと目で伝わる。このデザイン性があるからこそ、「いかにも5本指ソックス」という野暮ったい印象を与えることがありません。


40代からのドラムライフに欠かせないハーフパンツ。

40歳になった時、人生ではじめて人間ドックを受診しました。それをきっかけに、健康のためにパーソナルジムでのトレーニングを始めたのですが、筋肉がついたことで結果的にドラムの演奏も楽になりました。筋肉も、楽器の一部。自然と衰えてくる40代になると、狙い通りの音を出すために、鍛えたり、維持したりしないといけないことに気がつきました。そんな、これからのドラムライフを支えるトレーニングでもお世話になっているのが、TIGORAのアイテム。本番で使わなくなった5本指ソックスのグリップはトレーニングの効率を上げてくれますし、他にも愛用しているのがハーフパンツです。一般的なジャージ素材だと汗がベトベトしてしまいますが、軽くて生地もサラサラしているので、運動の集中力を保つことができます。このハーフパンツを履くことで、週に一度のトレーニング時に「やるぞ」という気持ちのスイッチが入ります。今日もこのハーフパンツを履いてきたのですが、丈の長さがちょうどよく、表面の加工も気に入っていて、どんな服にも違和感なくマッチしてくれます。


凛として時雨も、TIGORAも、もっと多くの人へ届けたい。

どこかに自分を必要としてくれる人がいる。そんな思いで、これまでドラム活動を続けてきました。だけど、「凛として時雨」の音楽や自分のドラムを知らない人は、まだまだ多くいると思っています。TIGORAのアイテムとともに演奏を続け、磨いていくことで、もっと多くの人に自分たちの活動を届けていくことが目標です。また、TIGORAというブランドに関しても、その実力に対して、まだまだ認知が十分に広がってはいないと思っています。自分はもともと、ものに対するこだわりが強く、ドラムではネジ1本から厳選しています。そのこだわりを活かして、オーディオ機器の開発にも携わるほどなのですが、そんな自分から見ても、TIGORAは圧倒的にものづくりへの情熱が詰まったアイテムを揃えたブランドです。スポーツウェアとしてでも、日常着としてでも、ドラムの演奏用にでも。何かひとつでもいいので、ぜひ一度アイテムをお試しいただきたいですね。その人にハマる何かが、きっと見つかるはずです。


・・インタビュー後記・・

「TIGORAを愛する10の理由」シリーズ、「その5」を務めていただいたのは、人気バンド「凛として時雨」のドラマー「ピエール中野」さんでした。インタビューを通じて印象に残っているのは、アーティストとしての表現力の裏側にある、細部への徹底的なこだわり。ソックスを手に、「こことここの縫い方が全然違うんですよ」と熱弁する姿に、TIGORAヘの深い愛情を感じずにはいられませんでした。
 


各界のプロフェッショナルたちが独自の視点から愛を語り尽くす「TIGORAを愛する10の理由」シリーズ!

漁師YouTuberのまっすぐな生き方に共感したい方は→ その4 小豆島の漁師はまゆう

ゴルフライフをもっと長く前向きに楽しみたい方は→ その3 現役プロゴルファー川満陽香理

プロ野球選手のマインドづくりに興味のある方は→ その2元DeNAベイスターズ投手 須田幸太

モノづくりのこだわりに刺激を受けたい方は→ その1 ブランド創業者 水野敦之

すべての愛を読み比べたい方は→ 特集まとめページ
 


TIGORA公式サイト

https://store.alpen-group.jp/disp/CSfContentsPLP.jsp?baseCatTp=1&B=508

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