TIGORA(ティゴラ)のはじめてのマラソンに最適なランニングシューズが登場!「FT5/36」
どうやら売れてるみたいですよ。
アルペンのオリジナルブランド<TIGORA(ティゴラ)>からリリースされた、こちらの厚底ランニングシューズ「FT5/36」。
ネーミングの由来はこのようなところから。
あくまでもフルマラソンレースを見据えたコンセプトのシューズです。
シューズの構成パーツはこちら。
大手スポーツメーカー製品と同様に、弾性の違う二種類のソールを組み合わせており、クッショニングと安定感を両立しています。
アンバサダーは、筆者も個人的にも親交のある神野選手という、これまた親近感のあるアイテムです。
戦略的な通気口配置がなされた、本格的なエンジニアドメッシュアッパー。
ヒールコンタクトでも安心の、超厚底仕様。
自社開発のオリジナルフォーム「prosorb EVA」は、100種類近くの素材を研究して生み出したとのこと。
最小限で施されたアウトソールが、レースシューズの装いです。
ブランドマーク状にくり抜かれたミッドソール底のディテールは、意図的に沈み込ませてフォームの戻りで跳ねるようになっています。
つま先がせり上がったロッカー形状も、フルマラソン後半の走りをサポートしてくれます。
ここまで本格的な機能と性能を搭載しているのに、なんとお値段が驚きの9,999円。
定価で、しかも税込で、ですよ。
これはほんと、値段の数字以上に凄いことなんです。
例えばですが、グローバル展開している大手スポーツブランドがリリースしている製品は、最低でも数十万足、多ければ数百万足の数を作っています。
モノを作るカラクリとして、材料をたくさん買ってたくさん作ると、ひとつあたりの値段は下がりますが、それを実行するには全体のコストが大きくないとできません。
逆に言うと、数量が少なくてもモノを作ることはできますが、ひとつに対してコストを圧縮することができず、どうしても値段が高くなってしまいます。
そういうモノづくりの道理に沿って考えたときに、いち小売店のオリジナルアイテムで、このクオリティーのものをこの値段で提供できるって、とんでもなく凄いことなんです。
まさに企業努力のほかありません。
関係者へのヒアリングでわかりましたが、これが実行できた理由は、自社が運営する工場を数年に渡り熱心に指導し、スタッフの技術を上げ、そして自社ラボで素材の研究を進めた結果らしいです。
サンプルも13回作ったらしく、普通に考えてかなり多いことは理解できます。
それだけアルペンが本気でシューズ作りに取り組んだアイテムがこのFT5/36であり、まさにランニングシューズ業界の底上げになる一足であるとも感じました。
等身大の言葉で言わせていただきますと、
「ほんと、思ったより、ちゃんとしてる」
です。
足入れして立っていただくだけでそのポテンシャルを感じることができますので、ぜひ店頭で試着してみてください。
ちなみに僕は、普段のスタイリングにも取り入れたりしてます。
シューズのイエローを拾いつつ、全体をアースカラーでまとめてみました。
意外とイケちゃうと、思いません??
なぜか僕もインフルエンサーの仲間入りしている(笑)
先に公開されている ローンチイベントの模様 もぜひご覧ください。
ちなみに今度、とあるフルマラソンレースでこのシューズを履く予定があります。
その模様と結果も、こちらのマガジンでお知らせしますので、ぜひお楽しみに!
<著者プロフィール>
牧野 英明
BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS
DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。
自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。
「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。
ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。
Instagram: @makinohideaki