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running2024.12.23

「楽しんで、走り切ること」初心者ランナー、モデル高瀬真奈さんが挑戦した『富士山マラソン』レポート

2024年11月24日。山梨県富士河口湖町、富士山の麓で開催された『第13回富士山マラソン』。国内外問わずベテランからビギナーまで多くの参加者が集う本大会に、開催地と同じく山梨県出身のモデル・高瀬真奈さんが初挑戦!初心者ランナーとして、河口湖一周コースにエントリーしました。準備の過程やレース前後の心境、さらに当日の様子を通して、高瀬さんの挑戦をお届けします。

目標は「無理せず楽しむ。最後まで走り切ること」

2024年春からコツコツ準備をしてきたという高瀬さん。初めて大規模のマラソン大会に挑戦する舞台は、なじみのある富士山、河口湖。レース前の心境を伺いました。

「とにかくワクワクしています。ほぼ地元ということで頑張る理由を感じるし、好きな場所で走れることが嬉しいです。また、河口湖一周17kmという距離はわたしにとって最長レースになります。緊張や不安はあるけど、何より楽しみたい!できるだけいつも通り毎日を過ごしながら準備をしてきて。練習中は一度もタイムを図らず、走った時間や距離もあまり気にしませんでした」

実はレース直前、膝を痛めてしまった高瀬さん。練習ができず、苦しい期間もあったそう。ケア方法やモチベーションの保ち方について、このように語ってくれました。

Alpen TOKYOでのイベント でトレーナー大西勇輝さんに教えていただいた、本番から逆算して行う練習方法を実践していました。膝を痛めてから、練習が想定通りいかず不安が募っていきました…。落ち込んだときは『私どうして挑戦するんだっけ?』と考えるようにしました。私の目標は、完璧に、早いタイムでゴールすることじゃない。まずは楽しく走りたい、それに向けて努力をしたいんだと、チャレンジの原点に戻れるように。体の声にしっかり耳を傾けて、痛むときは安静にしていました」

また、レースまでの6ヶ月間、On Japanのチームと一緒に準備をしていました。毎週On Japanが主催する練習会に参加。毎週水曜日、On Tokyoで開催しているナイトランでは、スタッフのほか、店舗で買い物をされた方や海外旅行で来ていた方など、個性豊かな方が参加していたとお聞きしました。

「On Japanのチームは、皆さんハッピーなムードで溢れています。On Tokyoのスタッフさんで今までランニングをしたことがない方も、“走ってみたいです!”と、ラフに参加してくれたり。挑戦することに物怖じしない精神を学ばせてもらいました」

グループランでは、モチベーションが上がるだけではなく、フォームの改善や情報共有など新しい発見もあったそう。いい意味で肩の力が抜けるきっかけにも。

「誰かと一緒に走ることで、フォームのアドバイスをもらえるし、周りを見て学ぶこともできます。私は腕の位置や足を踏み込む位置にクセがあるので、意識を向けるコツを教えていただいたり。参加している方は、“楽しく体を動かしたい”というマインドの方が多いので、ランニングへのハードルも下がりましたね!」

準備期間を通して、心境や体にはどんな変化があったのかについてもお伺いしました。

「最初の頃は、練習でさえも本番のような緊張感だった気がします。それが練習を重ねるうちに、だんだん長く走ることが苦じゃなくなってきて。それが自信に繋がり、前向きな気持ちの方が大きくなりました。レース前の今、本番に対しても、楽しもう!と素直に思えています」

とにかく本番が楽しみな様子の高瀬さん。レース中に楽しみたいことや完走したらやりたいことも話してくれました。

「マラソンは、たくさん呼吸ができる贅沢なスポーツだなと思うんです。河口湖のおいしい空気を存分に体内に入れて、循環させたいです!また、気持ちいい空や景色、同じように頑張っている人からエネルギーをもらえたらいいな

あと、完走したらやりたいことはビールを飲むこと!(笑)。楽しむことを最優先にしているから、何も我慢する必要ないと思っていたのですが、何か1つくらいは…と少し前からお酒をやめていました。家族とおいしいクラフトビールを飲みに行こうねと約束しているので、それがモチベーションの1つになっています」


見事な秋晴れのレース当日。いよいよスタート!

レース当日。天候にも恵まれ、絶好のマラソン日和。

9:00にフルマラソンがスタート。フルマラソンのランナーを見送った後、スポーツデポのブースで補給食をチェックしたり、ストレッチしたり、準備を進める高瀬さん。


そして10:30、高瀬さんが参加する河口湖一周コースがスタートしました。前半は順調なペースで進んでいきます。

「給水ポイントも多く、給食ポイントではフルーツやお菓子などが充実していました。地元のシャインマスカットがおいしくて感動!また、富士山が見えるスポットで記念写真を撮っていたり、ペアやグループでわいわい楽しみながら走っている人も多くて、リラックスしながら走ることができました」


「紅葉もきれいで、景色は最高でした!私含めてビギナーにとって、景色で苦しさを紛らわすことができるので、まさに初挑戦のレースにぴったり。また、沿道で知り合いや応援してくださっている方を見つけて、手を振っている時間が幸せでした!」

順調に進んでいく中、徐々に膝や股関節の痛みが出始めます。


「折り返し地点ぐらいまでずっと楽しい!と思えていたのですが、中盤から日陰が続いて、寒さや体の不調に気づき始めました。足が止まってしまいそうな瞬間が何度もありました。それでも、“そのうち温かくなるから大丈夫”と期待を持って頑張ったポイントでした」

さらに、ゴール間際であったエピソードも話してくれました。

「後半10kmは今まで経験したことがない領域。残り5kmくらいで、“もう無理かも”と弱音が出始めたんです。すると、沿道で応援してくれていたOn Japanチームの方を見つけて、“あとは1歩1歩新記録です!”と声をかけてくれたんです。そのとき、私は新記録を更新中なんだと自信が湧いてきて、自然と前に進むことができました。そのうちゴールのアーチが見えてきて…その瞬間、最高にハッピーな気持ちになりました」


見事完走!自身最長レースを走り切った心境は?

スタートから2時間15分後の12:45。満面の笑顔でゴール!

ゴール直後、涙が溢れ出してしまった高瀬さん。ゴール後の率直な気持ちをこのように語ってくれました。

「泣くつもりはなかったけれど、自然と涙が出てきちゃいました。まさか達成できるなんて!できるんだ!と感動しています。ゴールの瞬間は“気持ちよかった〜!”と思えるくらい余裕を感じていて、そんな自分が最高って思いました(笑)」


「こんな風に目標達成したのは初めてのことです。今まで、達成したいことがあっても、あと一踏ん張りができず、悔しい思いを何度もしてきました。走りながら心が折れそうになったときも、ここで足を止めてしまったら、また自分への自信がなくなるかもしれない…。なりたい自分に近づくためには、完走するしかないとひたすら走り続けることができました」

そして、レース本番のシューズに選んだのは、Onの「Cloudsurfer Next Wide」。6ヶ月の準備期間でも履き続けました。

「シューズは、ランニング以外でもたくさん履いていました。シューズを履くことで走るスイッチが入るんじゃなくて、日常にも足にもなじんだシューズだったと思います。レース中は足元に対するストレスが一切なくて。走りたいように走らせてくれるから、しっかり自分の呼吸に集中することができました。特に今回は膝のことが心配だったので、足への負担は減らしたかったので大満足でした!」


「今回は、パッカブルのジャケットが重宝しました。脱いだら小さく畳めるので、レース中に暑くなったり、寒くなったりしても心強かったです。ロングパンツも通気性も保温性どちらもあるので安心感がありました。季節によって、ウェアの機能性を見極めていくことって大切ですね」


やりたいと思った時点で、スタートラインに立っている。

ランニングに対する思いや、新しいことに挑戦するモチベーションが変化したと話す高瀬さん。


「まさか自分がランナーになるなんて!マラソンはむしろ苦手と思っていたのですが、できるようになると、心から好きになれるんですね。今やランニングは気分転換するための手段の一つになっていて、自分でも驚いています。今から走っちゃおうかな、走ったあとに銭湯とか行っちゃおうかなって。これからもそんな気軽さで楽しくランを続けたいと思います」


「今までの私なら、最初から目標を高めに設定して、無理してがむしゃらに頑張っていただろうなと。そういう生き方はしんどかったなあということに気づきました。追い込む必要はなくて、堂々とビギナーらしく、楽しく吸収すればいいんだと。今回、ランすることを日常に落とし込んでみて、今後も長く続けていくためにぴったりの目標設定でした」

また、ランニングを「楽しみ方を自分でコーディネートできるスポーツ」だと話します。

「プライベートや仕事でも、ランする人とたくさん出会います。共通の話題で盛り上がれることも嬉しいですし、経験者に話を聞くことの大切さも感じます。ウェアやシューズなどもたくさん選択肢があって、それぞれの楽しみ方に個性が出ます。何より、どこでも身ひとつでできるし、いいスポーツですよね」

高瀬さんのチャレンジは大達成で一区切り。最後に、ランニングを始めてみたいなと思っている方や初心者ランナーの方にメッセージを伺いました。

「やってみたいなと思った時点で、すでにスタートラインに立っていると思うんです。目標を達成したときの自分を想像して、どんどん挑戦した方がいいと思います。自信につながるきっかけを作ってあげてほしいです。あの場所を走ってみたいとか、レースに参加して思い出を残したいとか、理由は何でもよくて、私のように楽しむことを最優先でやってもいいと思います。ぜひ挑戦してください!」


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高瀬真奈/モデル

1999年生まれ、山梨県甲府市出身。

凛とした透明感あふれるヴィジュアルが業界内外で注目を集め、雑誌や広告を中心に幅広く活躍。環境問題や動物愛護といった社会問題への意識も高く、地元・山梨の地方創生などモデルの枠に留まらない活動に自発的に参加。2022年4月より甲府大使に就任。近年はTV出演や新聞等での露出も増え、ますます影響力も高まっている。陶芸やカメラ、DIYを趣味とするクリエイティブな一面も。YouTubeやInstagramといった自身のSNSを活用し、積極的に発信を行っている。


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