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outdoor2018.12.21

「今だから言える、キャンプ赤っ恥体験」赤っ恥5&6

キャンプの楽しさって、何と言っても「普段の生活とは違った体験ができる」ということではないでしょうか?

しかし相手は大自然。最初のうちは「こんなはずじゃなかった〜!!」という失敗がつきものです。

ここでは、初心者さんにありがちな失敗談をご紹介しながら、これからの教訓にしていただきたいと思います。

ベテランさんは「あ〜!わかるわかる!」なんて、昔を思い出してみてくださいね。

[赤っ恥3&4は こちら ]


赤っ恥5 懐中電灯代わりのスマホが〜!

キャンプを一度でも体験したことがある人なら知っていると思いますが、「キャンプの夜って、けっこう暗い」です。

夜の宴の最中は、やれランタンだ〜やれ焚き火だ〜なんて言いながらみんなで盛り上がったりしているので、むしろ「キャンプの夜って意外と明るいのね」なんて思ってしまいがちですが、宴も終わり、寝静まる頃にはほぼ闇に近い状態になります。

しっかり区画された高規格のキャンプ場なら多少のあかりが点々としているかもしれませんが、フリーのサイトや自然の状態を尊重するキャンプ場ですと、ほぼ闇。そのぶん、月明かりや星の輝きがよりクリアになり最高の天体観測が楽しめるというものです。

では、そんな深夜にもしお手洗いに行くことになったとすると…、そうです、懐中電灯やヘッドランプがないと、お手洗いにたどり着く前に何かが起こりそうな予感満載になってしまうのです。

そうすると思いつくのが「そうだ!スマホのライトを使っていけばいいんだ!」となりますよね。しかしこの選択がのちに大後悔の幕開けになるケースが多いのです。

お手洗いまでスマホのライトで行けてホッと一息つき、いつもの習慣でうっかりポケットにインしてしまい、用を足そうとした瞬間にするりと抜け落ちトイレにダイレクトドボーン!

…はい、気付いた時にはすでに手遅れ。その後一睡もできなくなってしまうことのないよう、気をつけたいものです。


【教訓】

●就寝の際は手の届くところに懐中電灯やヘッドランプを置いておこう

●使用時に両手があくヘッドランプは、キャンプに限らず災害時など何かと便利なので持っておいたほうがいい

●大自然の中では、お月さまと満天のお星様が天然の明かりであることを念頭に入れておこう


赤っ恥6 天気がいいのにビショ濡れ・・・

キャンプの醍醐味といえば、満天の星空の下で焚き火を囲んで美味しいアウトドア料理をほおばりながら会話を楽しむ、という方も多いかと思います。

そこで質問。楽しい時間はあっという間に過ぎ、さぁお開き…となったあと、あなたならどうしますか?

寝る前の歯磨きを忘れずにする? とにかく眠いから寝る? とりあえず残った食材だけはきちんと片付けておく? いろいろあると思いますが、実は、忘れてはいけないのに忘れがちなことがひとつあります。

それは、「屋根の外に出したギアやグッズを、必ずタープの下や車の中に片付けておく」ということ。

もちろん盗難防止という意味もあるのですが、それ以前に何が起こるのかというと…「朝、外に出していたすべてのものが夜露でビショビショになってしまう」わけです。

洗濯ロープに干していたタオル類も、おしゃれに飾っていたテーブルクロスも、心地よく座っていたイスも、食後にきちんと洗っておいた食器やキッチンツールも、外に出しておいたものはぜーーんぶ濡れてしまいます。

特に春秋は、前夜が澄んだ空気に包まれるときほど翌朝放射冷却が発生し、がっつり夜露にやられてしまうこと間違いナシです。

しっとりどころか本気でビショビショになってしまうので、楽しみにしていた朝のゆったりコーヒータイムは、間違いなくエアギターならぬエアチェアで耐えるか立ち飲みスタイルになり、全然くつろげないという惨事に。

心地よく朝を迎えるためにも、寝る前のひと手間は忘れずに行いましょう。


【教訓】

●寝る前に、濡れたら困る道具は必ず屋根の下に入れておこう

●衣類やファブリック素材のものは、外に出しておくと確実に濡れることを忘れずに

●山の天気を侮らないようにしよう


 

【「今だから言える、キャンプ赤っ恥体験」シリーズ記事】
赤っ恥1「テントは何処へ」
赤っ恥2「天然プラネタリウム」
赤っ恥3「異臭のテント」赤っ恥4「ナ、ナイトサファリ??」

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